慰安婦問題「交渉は最終段階」=韓国大統領、米紙とインタビュー
これはちょっと注目される。
慰安婦問題「交渉は最終段階」=韓国大統領、米紙とインタビュー(時事通信)韓国の朴槿恵大統領は11日付の米紙ワシントン・ポスト(電子版)掲載のインタビューで、いわゆる従軍慰安婦問題をめぐる日本との交渉について「相当の進展があり、われわれは最終段階にいる」と述べた。その上で、交渉進展によって「非常に意義深い(日韓)国交正常化50周年を期待できると思う」と語った。
ただ、具体的な交渉状況については「水面下の協議だ」として言及を避けた。あえて踏み込んだ発言をすることで、日本側の努力を促そうとしている可能性もある。
朴大統領は「世界の歴史学者と同様、日本の歴史学者も日本の指導者に対し、過去にしたことをはっきりと認めるよう求めている」と強調。「過去の出来事を否定したり、ごまかしたりすることで、(問題解決に向けた)進展が妨げられてきた」と述べた。
また、「元慰安婦がこれ以上亡くなる前に、彼女らの傷を癒やし、名誉を回復する義務が日本にはある」と訴えた。…
現実問題として、「河野談話」の継承は、政府の公式的な立場だし、そのうえでの問題解決へ踏み出すということ以外には考えられない。国際的な流れから言っても、被害に真正面から向き合い、国(政府)の責任を明確にした、謝罪なり、賠償なり被害者の尊厳が回復させる措置をとることが必要だと思う。いくら、安倍さんが、この問題に対して、特異な考え方をもっていても、それは世界で通用しないし、この方向にしか解決方向はないことが、冷静に考えれば明らかなはず。そもそも、外交当局の担当者も、河野談話の時期いらい、長いあいだこの問題にかかわっていたわけだし、野田さんのときには解決にかなり近いところまで行っていたという話があるのだから、よくわかっているはずだし。どんな交渉をしているのか、とても注目されるところではある。
最大の問題なのは、政治家による妄言。政府がそれに対して、きっぱりした態度をとり、一線を画して、批判的な態度をとれるのかということに尽きるのだろうけれども。安倍さんはどう考えるのだろうか?
6月11日にキム・ウェハンハルモニが亡くなられた。同日、キム・ダルソンハルモニも。2名の被害者が亡くなり、日本軍「慰安婦」生存者は50名になった。今年に入ってすでに5名の被害者が亡くなられている。一日でも早く日本軍「慰安婦」問題の解決を!
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