米、自衛隊の南シナ海哨戒歓迎 補完役を期待
いまの情勢をいろいろ考えるときに、安倍さんの特異性という側面はあるのだけど、アメリカの動向というのも大きなポイントになる。とりわけ、アメリカの中国政策の動向は大きなポイント。かなり重要な問題である。
米、自衛隊の南シナ海哨戒歓迎 補完役を期待(共同通信)在日米軍などを統括する米太平洋軍のハリス司令官は12日、都内で会見し、中国が岩礁埋め立てを進める南シナ海で海上自衛隊が哨戒活動を行うことを「歓迎する」と述べ、強い期待感を表明した。海自のP3C哨戒機の作戦能力も評価し、哨戒活動に「とてもふさわしい」と強調した。
司令官は同日、安倍晋三首相と官邸で会談し、中国の海洋進出を踏まえた日米の緊密な連携を確認した。
米軍は中国の動きを警戒し、南シナ海で偵察飛行を強化している。司令官は会見で「南シナ海は公海であり、領海ではない。日本が作戦を行うことを歓迎する」と語り、自衛隊に補完的な役割を望む姿勢を鮮明にした。
露骨に、南シナ海での役割分担の要請である。どこまで、アメリカは考えているのか?日本側はどのように対応しているのか?
日米間には歴史問題もあり、日韓関係の問題もある。そういうなかで、日米間でどのようなやりとりがあるのかは、いろいろよくみていかなければいけない問題である。
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