サンドラの週末
この映画もやっと見たよ。体調が思わしくなく休職していたサンドラ(マリオン・コティヤール)は、復帰のめどが立った矢先の金曜日、ボーナス支給かサンドラのクビかの投票の結果、解雇を通告される。ところが、同僚の計らいで週明けに職員たちが再投票を行い、サンドラのためボーナス返上を受け入れる者が半分以上になればクビを回避できるということになった。週末、サンドラは同僚たちの説得するため奔走するというストーリー。みていて苦しかった。それぞれの職員には、さまざまな事情がある。それもまた切実。その一人一人と、サンドラは対話する。それは苦しい。そして、どんどん、追いつめられる。自分を責める姿に、ボクも追いつめられる。自分はダメな人間だと。ほんとうに苦しい。いい反応もあり、ひどい反応もあり。サンドラは揺れる。その姿が人間的。ODにまで追いつめられるが。そういうなかでも、人間的な姿が描かれる。悩み、葛藤する人。自分を取り戻そうとする人。題材は、ありふれた解雇だけど、実際に、あるのは確かに、個人化され個別化され、こういう人との関係で苦しむ姿かれない。
はたして結末は。それを言わないのがお約束。だけど、そのつながりをとおして主人公も、人として大切な物をみつける。その姿が美しい。決して、ユニオンとかは出てこないけど、だけど、ほんとうにたたかおうとする人、声を上げようとする人が描かれている。ダルデンヌは子どもの権利というイメージだったけど、こういうストーリーもさすがダルデンヌではあるけど。
« 山形新聞が1面で「言論封殺許すな」と緊急声明 | トップページ | 内閣支持率50%割れ »
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 在日文学の普遍性、刻みつけ 大阪で「金石範生誕100年記念シンポ」(2025.12.23)
- 遺骨はある 海底炭鉱で待つ183人(2025.10.06)
- 記録をひらく 記憶をつむぐ(2025.09.23)
- なぜ学生にもスキマバイトが広がったのか…背景にブラックバイト「泣いている学生はたくさん」と大内裕和氏 「黒川の女たち」(2025.07.28)
- 「風の声」「ドキュメント 医療限界社会 追いつめられた病院で」(2025.06.04)
「政治」カテゴリの記事
- 自民圧勝を後押し ネット動画(2026.02.14)
- (考論 長谷部×杉田+加藤陽子)「歴史的圧勝」の意味(2026.02.13)
- 「不法滞在ゼロ」 外国人排除で済まない問題 児玉晃一弁護士に聞く(2026.02.11)
- 国論二分する政策「訴えたつもり」 公約実現に意欲 高市総裁が会見(2026.02.09)
- 『あなたを忘れない 朝鮮からの満州移民』 前衛3月号ができています(2026.02.08)
「経済」カテゴリの記事
- 自民圧勝を後押し ネット動画(2026.02.14)
- (考論 長谷部×杉田+加藤陽子)「歴史的圧勝」の意味(2026.02.13)
- 「不法滞在ゼロ」 外国人排除で済まない問題 児玉晃一弁護士に聞く(2026.02.11)
- 差別と分断をあおる極右・排外主義の政治に、断固として反対を貫きます(2026.02.04)
- 「タックス・ザ・リッチ」 大株主・大企業応援から、国民の暮らし第一の政治に――物価高から暮らしを守り、暮らしに安心を(2026.02.02)


コメント