北欧=幸せのものさし-障害者権利条約のいきる町で-
幸せのものさしというタイトルにまず、なるほどと思う。きびしい日本の現実に、ともすると、ボクらはあるべき基準を見失い、流されてしまう。
もちろん、それは、障害者の権利条約であり、日本でいえば憲法であるわけではあるのだけど。その根底には、人間理解、障害理解、人権をどう考えるかがある。たとえば、障害ある子どもを、特別な学校で学ばすことについて、日本では、いろいろな議論がずっとなされている。だけど、北欧の実際を見てみると、実は非常に多様で、だけど、そういう人権をどう保障するかという視点に貫かれているから、さまざまな新しい取り組みがなされたり、ある意味で、修正もなされたり。実は、権利条約なり、そういう取り組みは、つねに現実に依拠し、未来に開かれている。「住まい」「学ぶ」「はたらく」という視点から、障害ある人たちの生活や人生をまるごと包む形で、紹介されているのも、そのことも深みを感じさせてくれる。
すぐにおろおろしたり、動揺したりするボクを、大きく励ましてくれるような本でもあった。
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