戦場ぬ止み
三上さんの「戦場ぬ止み」の試写に行ってきた。いよいよ23日から先行上映もされる。これだけ、重要な局面だけに早く見たかった。この映画が扱った昨年夏から、ボクは2度辺野古に行った。
文子おばあをはじめ、全面、沖縄の、辺野古でたたかう人たちの思いがつまっている。その根底には、沖縄戦の経験と、平和への思いの強さ。たたかう人を描いたドキュメントだから、やさしさやおかしさもつまっている。ここのたたかいはほんとうに人間的だ。あいまで見せる、普通の生活や顔もいい。
だけど、ぶれない。あたりまえだ、もう沖縄は何度も、民意を表明してきた。17年前からだ! だけど、ことごとく裏切られてきた。それでも、沖縄は、去年の選挙で、きっぱりと、激しくその民意を表明した。ぶれないのは当たり前だ。そのことも、よくわかる。選挙の時の、勝利の喜びと、その後の強圧への屈しない姿。うーん、すごい。
三上さん映画だし、映像にするのだから、どうしても緊迫した、ゲート前や、海でぶつかるシーン、襲い掛かってくるシーンが多い。だけど、緊迫したなかでも、現地はもっとおおらかでもある。それはなかなか難しいか。若者のゆんたくなども映像化できればいいのになあ、などと。辺野古から映像化するという点でも、もっと描いてほしいことは、もちろんある。ここが、どのように全県の変化を切り開いたのか?などなど。やっぱり、なかなか政党などがでてこないしね。
それは、しかたがないのかもしれないけどね。それでも、辺野古の思いが、どんどん突き刺さってくる。そして、そこで感じる、くやしさや悲しみとよろこびも。沖縄は全体に新基地建設を許さないし、ボクらも、いっしょにたたかう。だからこそ、辺野古について、知ってほしいし、見てほしい。
以下、予告編。
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