« 憲法改正不要48%、必要43% 朝日新聞社世論調査 | トップページ | 日本人「慰安婦」―愛国心と人身売買と― »

2015/05/10

60万回のトライ

Main_large_1 金曜日に、この映画を見に行った。練馬で。ずっと、見たかったけど、見られていなかった。もちろん、舞台は大阪朝高。大阪出身のボクにとっては特別な響きがある。やっぱ、40年前は怖かったですけど(笑)。
 ドキュメンタリーだけど、ストーリーは、明るい。だけど、そこには、さまざまな思いが重なってくる。会話が朝鮮語と日本語がまざりながらすすんでいく。そこに、彼ら彼女らが背負っているものが、見えてくる。そこに、高校無償化からの除外や、補助金交付の打ち切りもかさなってくる。在日の抱えた歴史と、生きづらさ。ほんとうに日本社会は、心の狭い社会で、それをなによりも、政治が生み出している。
 ラグビー日本一をめざす彼ら。だけど、たくさんの壁にぶつかる。キャプテン・ガンテのケガ、そして大会での、エース・ユインの脳しんとうによる出場停止。明るく、それと向き合う彼らの姿がまぶしい。
 見終わった後、登場人物を抱きしめたい思いに駆られる映画って言うのがある。この映画も、そんな映画。そして、そういう彼らに、この社会の未来を見る。
 それに、ユインのための特別試合。そして、何よりも、ラグビー界全体が、応援しているのが凄い。ガンテやユインらは、いまやトップリーグに! うれしい。これはとっても良い映画だ。

« 憲法改正不要48%、必要43% 朝日新聞社世論調査 | トップページ | 日本人「慰安婦」―愛国心と人身売買と― »

映画・テレビ」カテゴリの記事

政治」カテゴリの記事

歴史」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 60万回のトライ:

« 憲法改正不要48%、必要43% 朝日新聞社世論調査 | トップページ | 日本人「慰安婦」―愛国心と人身売買と― »

無料ブログはココログ
2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30