教員免許:34歳男性、更新切れで失職 都内の小学校教諭
これは!
教員免許:34歳男性、更新切れで失職 都内の小学校教諭(毎日新聞)東京都教委は13日、23区内の小学校の男性教諭(34)が教員免許の更新制度を誤解し、有効期間が切れたまま約1年間、勤務し続けていたと発表した。教員免許の更新制度は2009年度に導入され、都内で今回と同様の理由で失職した教員は過去にもいたが、更新しないまま教員として勤務していたケースでは最も長期間の事例という。都教委は、この教員を約1年前にさかのぼって失職にした。
都教委によると、男性は更新制度が導入された09年度に教員免許の交付を受けた。免許には有効期間が14年3月31日と記載され、本来は14年1月末までに更新の手続きをする必要があった。
一方、更新制度が導入される前に免許を取得した教員は、35、45、55歳になる年度末の2カ月前までに更新手続きが必要となる。男性は、自分はこのケースに当たると勘違いし、35歳になる今年度中に手続きすればよいと誤解していたという。
男性は14年9月に更新の講習を受け、先月、関係書類を都教委に送付した。都教委が今月、書類をチェックしていたところ有効期間を過ぎていることが判明し、14年3月31日にさかのぼって失職とした。
勝手に制度を変えて、もう一つ必然性も明らかでない制度にして、しかも周知もわかりずらく、そして、更新はまったくの自己責任に押し付けて。
そのために、こんな事態になってしまった人は、実際にどれだけいるのだろうか。東京は少し前には、「教諭」の失職はないと言っていたようだけど。これまでは、・教員免許を必要としない職に配置転換されるケース、・そのまま管理職として職を続けるケース(校長・副校長・教頭は必ずしも免許状を有することが必要でないため)、・臨時免許状を有していたため助教諭として職を続けるケース、・講習自体はすべて修了していたため4月になってすぐに免許状が再交付され職を続けるケースが多かったんだろうけど。失職した人は大変だけど、子どもたちのとっても大変ではないのか。熊本のように、「教員免許失効者等特別選考」を行って、再任用しているところもあるようだけど。この制度ができて、もう7年になるのだけど、どんな検証がおこなわれているのか。
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