教員免許:国家資格に 自民提言へ 資質向上図る
昨日の新聞から。うーん。
教員免許:国家資格に 自民提言へ 資質向上図る(毎日新聞)「教員制度改革」を検討している自民党の教育再生実行本部(本部長・遠藤利明衆院議員)は、学校の教員免許の「国家資格化」を提言する方針を固めた。大学で教員養成課程を履修した後に国家試験と一定の研修期間を経て免許を取得する内容で、現在の医師免許のような位置づけが想定される。教員の資質向上を図るのが狙いで、提言を5月中旬にもまとめ、安倍晋三首相に提出する方針。
教員免許は、現行制度では大学で教員養成課程を修了すれば卒業時に大学が所在する都道府県教委から与えられ、各都道府県・政令市教委が実施する採用試験に合格すればその自治体の学校で勤務する。
自民党案は、大学での課程を修了後、共通の国家試験を受験。さらに1〜2年程度の学校でのインターン(研修期間)を経て免許を与えることを想定している。国家資格にすることで教員の資質向上と待遇改善を図るのが狙いだが、免許取得までの期間が延びることなどから「逆に優秀な人材が集まりにくくなるのではないか」との懸念もある。…
そもそも、22日の政府の教育再生実行会議の分科会では、教員採用試験の問題を国と都道府県教委などが共同で作る共通化を議論していて、これが教育再生実行会議の提言となるだろうから。今後、中教審ではどうなっていくのか?
しかし、まあ、安倍さんの「教育改革」はとまらないなあ。いつのまにかどんどんすすんでしまっている。その最初の契機が、この実行本部の役割になってきただけに、軽視もできないしなあ。しかし、国家試験ねえ。教員というものの質はどうして、何によってつくられると考えているのだろうか。トホホ。
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