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2015/04/02

辺野古「このまま進めて問題ない」 菅氏本紙インタビュー

 記録のために。読んでいるだけで、腹の底から怒りがわいてくる。

辺野古「このまま進めて問題ない」 菅氏本紙インタビュー(琉球新報)

 菅義偉官房長官は1日までに都内で琉球新報の単独インタビューに応じ、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設について、「抑止力と普天間の危険除去を考えると唯一の解決策だ」と述べた。翁長雄志知事が埋め立て海域の岩礁破砕許可の取り消しを示唆していることには「行政の長が代わったから、もう一度見直すというのは、どうかと思う」と疑問を呈し「このまま進めても全く問題ない」と述べ、政府として翁長知事の中止要求には応じない意向をあらためて表明した。
 菅氏が沖縄メディアの単独インタビューに応じたのは初めて。
 翁長知事や稲嶺進名護市長が辺野古移設に反対していることには「普天間をどうするかという返還の原点が忘れられている」とし、「普天間の固定化は避けるべきだ」と強調した。
 翁長知事との面談については、4日の西普天間地区返還式典のために来県して、会談を申し入れたと明かし、対話を進める考えを示した。
 辺野古移設の見直しについては「考えていない。辺野古移設は日米両政府で決めた約束だ」と否定した。辺野古移設について県民の反対が強いことは認めたが「結果として危険な普天間(の危険除去)は全く進まなかった。そこは国がやるべきだ」と述べた。…

 これがそのインタビュー。
 どうにもならないインタビュー。頭から、沖縄の話など聞く気がないということ。沖縄の負担ということが、いつのまにか、普天間の危険にすり替えられている。辺野古の危険など、眼中にないし、だから沖縄の危険なども眼中にない。結局、これでも、普天間の危険もどこまで解決するのかということにもなる。
 行政の継続性というが、知事はどこまでの、手続きの瑕疵を問題にしてきた。つまり、撤回を視野に入れつつ、何より見直しを重視して来た。手続きに問題があるという立場だ。この進行上は、反証の責任は政府の側にあるはずではないか!

 強権的な内閣のありようを示している。どんどん、この人、人相が悪くなる。人の苦しみをものとも思わない人相だな。

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コメント

翁長雄志知事が埋め立て海域の岩礁破砕許可の取り消しを示唆していることには「行政の長が代わったから、もう一度見直すというのは、どうかと思う」と疑問を呈し「このまま進めても全く問題ない」と述べ、政府として翁長知事の中止要求には応じない意向をあらためて表明した。

ということを整理すれば、「翁長雄志知事が埋め立て海域の岩礁破砕許可の取り消しを示唆していること」が既に問題として生じているにも関わらず、「このまま進めても全く問題ない」という認識そのものが、キャリアコンサルタントから見た安部自民党政権に対する本質的な見立てを、この官房長官が自ら曝け出してくれたものでしかないと見破れば、これだけでも安部自民党政権にしてみれば、「後の祭り」にしかならないどころか、取り返しのつかないことになれば、沖縄県民にとってはたまったものではないし 台湾や中国にとってもたまったものではないし、アメリカにとってもたまったものではないことは言うまでもないとしか言いようがないということに気づいていないとすれば、もう怒りなんていうものを通り越して、ただただ聞いて呆れるばかりとしか言いようがありませんし、それこそ国連安全保障理事会にて、旧敵国条項に基づく制裁決議が発動されることになることくらいのことは、簡単に想定出来るだけのことだとすれば、これを逆手にとれば、「憲法9条にノーベル平和賞のお墨付きを賜る」ということを実現可能な目標に置くことで、これを外交カードに利用することで、この憲法9条にノーベル平和賞のお墨付きを賜る見返りとして、辺野古移設を中止する決断をして、安部自民党政権に対して、ドイツを見倣って脱原発に向かうように、幾らでも強く圧力をかけて頂きます様、どうぞよろしくお願い申し上げます、という逆転の罠として利用したいところですね。
中国にしてみれば、それこそ安部自民党政権に対して、表紙を差し替えただけの偽物の核開発計画書を差し出すことで、この見返りとして、沖縄県に対して、尖閣諸島を払い下げるように、幾らでも強く圧力をかけて頂くという逆転の罠として利用してもらうことくらいのことは簡単なことだし、これが結果的に、沖縄県にとっては願っても無いことだし、台湾にとっても中国にとっても願っても無いことだし、北方領土でこれと同じことをするならば、千島列島を全て棚上げ合意とすることで、2島は確実に取り戻すことが出来れば、北海道にとっては願ってもないことだし、サハリン州にとっても願ってもないことだし、北太平洋上における安全保障の担保も同時に取れる方向に持って行くことが出来れば、カナダにとっても願っても無いことだし、アラスカ州やハワイ州にとっても願っても無いことだし、メキシコにとっても願っても無いことだし、アメリカにとっても願ってもないことは言うまでもありませんよね。

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