戦後青年期教育の展開と今後の課題
乾さんの退職記念シンポジウムに昨日、行ってきた。いろいろ忙しいんだけど、これだけはどうしても参加しなければ!
若い頃、高校生の問題を仕事にしていたから、乾さんの本はたくさん読んで来た。だけど、個人的にいろいろお世話になるようになったのは、2000年ぐらい、ちょうど乾さんが「戦後政権期の解体」という議論をしていたころ。それからずっとのつきあいか。昨日も、タバコをすいながらご挨拶(笑い)。昨日、いろいろ話を聞きながら、ボクは乾さんから、どれだけたくさんのことを学んできたのかということをいまさらながら痛感させられる。
シンポでは、木戸口くんが、企業社会のなかでの一元的能力主義が、いまにどうひきつがれているのかという議論。児美川さんが、戦後教育学の転換のなかで乾さんの議論をどう位置づけるかを注文をつけて。そして、宮田さんは、うん何だろう。現場からのうけとめ。
ボク的には、やっぱり乾さんの議論には転換があると思う。前半の、一元的能力主義批判の議論は、いわば日本の資本主義の特殊な面を強調した議論だ。それに対し、後半の、社会の変容のもとでの移行期の課題への注目は、むしろ資本主義の変容の側面に注目したもの。もとより、日本特殊論も、いまの資本主義に共通したものへの注目も、二項対立的な物ではなく、ある現実のなかで、いま何を注目すべきかという性質のものだ。だからこそ、乾さんもいろいろな言い方をするのだと思う。
社会の変容は劇的で激しい。乾さんの乾さんらしさは、その現実の課題にまず向き合おうとするということだ。だからボクは乾さんの最大の特徴は、やっぱりこの人活動家だということだと思うなあ。その活動家という意味は、ドグマで現実を切り取るということでは決してなく、動いているものを、自身動きながら、とらえ、そして、これから先どう動くかを考えるという意味で。だから、好きなんです、この人。とても尊敬する人です。
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