最北の地から沖縄へ
卒業式のシーズンだ。大学の失業式での、学長の告辞は、昨年は和歌山大学のヤマケンさんのものがものすごい社会的な注目をあびるすばらしいものだったけど、このブログでは、愛知教育大の松田学長のものを紹介したりした。これもまたすばらしかった。
高校の校長のおくる言葉もすばらしい。今年も、和光の両角憲二校長の式辞が感動的だった。
さて、ここで紹介するのは、名寄の青木学長の告辞。青木さんとは、北大におられたころに、そのご著書を何冊か読んだりした。ある研究会で、お姿を拝見したことがあり、その後、ちょっと連絡をとらせていただいたことがある(本人は覚えておられないだろうが)。貧困問題の著書からはたくさんのことを学ばせていただいた。
青木学長の告辞はこれ。
今年の卒業生は、ちょうど3・11を経験して大学にきた若者たちだ。そのことに思いをはせながら、同時に、沖縄の現実、戦後70年をへた基地の問題にだぶらせる。ケアというこの大学の理念、弱者の立場に立った学問を学んできた学生たちに、これから生き方を問いかける。うーん。
名寄は、日本でもっとも北にある公立大学だ。そこから、遠く離れた南の地への連帯の思いを語りかける。
大学こそ良心がつまった場であるべきだ。日本の大学がまだまだすてたものではないほど、すばらしさをもっていることを示している。
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