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2015/03/08

平和憲法を守りいかす高校教育の創造を

20150307_114133 昨日と今日はみっちり高校シンポに参加(取材で)した。何回目かな?今年は、全教主催となり、ちょっと雰囲気もちがう。挨拶や問題提起の後、まずは、あすわかの白神優理子さんの「憲法紙芝居」。白神さん、すごく若いんだけど、話もわかりやすく、しかもキレがある。ほれぼれする話。

 シンポジウムは、コーディネーターが宮下与兵衛さん、シンポジストはK先生、白神優理子さん、そして元・特定秘密保護法に反対する学生有志の会SASPLの2人。
 まず宮下さんから、20代の投票率、80年代から20%落ちている。新自由主義バラバラにされ、連帯がなくなっている。アメリカでも20%おちている。イギリス、シチズンシップ教育。憲法を生かせば世の中は変わっていくという実感をどうつくっていくのか。という感じの問題提起。
 Kさんからが、原発の授業ではたたかれたことはないが、憲法と集団的自衛権は一発でたたかれたという話から。表立っての介入はできないが、別の立場の人を呼べないのかと言外にとのこと。そのうえで、両論併記は「中立」か。判断しないのが懸命とおしえることにならないのかとの問題提起。教育の「中立性」という問題を、いまどう考えるのかということをいろいろ考えさせられる。
 白神さんは、人に好かれるにはおとなしく、無関心を装わないと生きていけなかった。若い人のナショナリズムへの支持は、自分のアイデンティティを必死でまもろうとしているのでは。和光高校で平ゼミ、戦争体験をはじめて聞き、自分のこととして考えるように。あきらめていいことではない。憲法は私たちを自由にするために国家権力をしばる。人間はこういうシステムをみつけだすことができる。歴史が植民地主義から、ちょっとずつ前にすすんでいる。いまの社会の現状にあきらめていない大人と出会った。諦めないでいいというメッセージを発することができる大人になりたいと感じたと。だからこそ、希望を奪う安倍さんのやりかたが人権侵害だとも。講演ではは、自分がこういう教育をうけたかったということをリアルに話すという。そのうえで、ただ危険だと言っても、諦めている人には意味がない、歴史の発展。展望を伝えるとも。そして根本原因を伝える。つまりアメリカの要望や財界の要望を受けての政府の動きがある。若いのにはっきりした話。いい!
 SASPLの2人は、3・11以降のデモへの参加とそこへの居心地の悪さがあり、自分たちのやり方でデモをということになった。そのときに、なぜ、この人が反対しているのかが見えないということをあらためようと、一人一人の声をスピーチして、音楽にあわせてと。SASPLを解散したのは特定秘密保護法だけでは、狭すぎるからだと。しかし、そのとりくみで自分たちには訴える力がある、自信がもてたとも。いま沖縄に。高校教員に望むことは、先生自身の生き方が見えることが大事だと。沖縄出身の1人は、基地のこと、同級生と話もしなかった、どうせ変わらない、自信がないと思っていたと。3・11が転機になって、基地と原発は似ていること、そして現実を何もしらなかったと思ったと。生徒に自分の言葉で問うであってほしいと。
 会場からも、次々と発言があった。とくに若い人。福島避難の高校生はスペインに留学しシリアの子と学んだ経験。当事者に聞くことの大切さを痛感したと。若い人は諦めているというか、政治のことは引かれる。知らないということも言えないし、考えるということも少ないということも話された。
 大学4年生は自分の2段階の変化があったお、人に認められるという育ち方をしているから、平和憲法を守るなどの知識を知り、いいかなあと思ったとき、運動で立ち位置をさがす。だけど判断を迫られたときに、人の顔色を見ることが先にたつ。こういうふうに行動すれば認められるのではと。でもそれは、右翼的な人と同じではと。 そもそも高校生の課題ではなく、もっと前の成長の阻害?それをするから認められるというのではなく、みとめられている自分が主体的に判断できる成長がという問題提起。これはなかなか考えさせられる。もちろんそれは、じつは一体に進行する。「居場所」というか、人間関係があるということと、それがどういうもので、それが社会認識の進化とどう相互関係にあって、どう発展していくのかということなのだろうけれども。とても、本質的。

 分科会は、「希望するすべての青年に豊かな高校教育を―高校統廃合、中高接続・高大接続問題」
 高校の統廃合は、強権的な大阪の時代と、過疎のなかで、探求科をたちあげて、地域づくりと一体になった模索をすすめる長野の話。高校入試をシミュレーションしてみると?大学入試と進学校の現状と課題。学びの共同と自治活動。高校生のスペイン留学報告、高大接続問題テストと高校教育課題と豊富なレポート。結局、いまどういう視点が必要か?議論はなかなか面白かったけど、やっぱり時間がほしいな。大切なことは何か。子どもの成長を支える高校とはどういうものか、子どもの成長をささえる高大接続とはということに尽きるのだけど、ならいまそこにどういう課題があるのか。そこをもっとていねいに議論してほしいなあ。問題は、進学熱だとか、進路の問題とか、それが狭くなって振り回されないような学校にどうしていくのか。たしかに条件整備ぬきには変わらないのだけど。だけど、いまの社会の現状で、そのことを含め、丁寧な社会への働きかけを、学校や教育運動の側からなされていかないと。その説得力ある論理というか、言葉を、まだまだつくりだせていないのだからと思うのだけど。これが大きな宿題であり、課題なのだと思うのだ。

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