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2015/03/01

小さいおうち

Poster2_1 実は、何年か前の山田さんの映画が不満で、忙しかったこともあり、ここ数本は、山田映画を見ていなかった。それで、今日のテレビ放映でやっとみた。
 もちろん不満には理由があって、この映画だって、前半は冗漫だし、たんなる不倫映画かって思えてしまう。物語の展開も、もう少し突っ込めないかって思えてくる。だけど、年寄りの説教みたいな説明調の映画をつくった名監督の晩年にくらべれば、たんたんとした展開は悪くはないか。
 だけど、後半になるにつれ、引き込まれ、同化する。この切なさは、語り手のトキの思いへの共感であり、物語の主人公である、奥様や板倉さんへの同化である。そして、世相を背景にした、この時代に生きた人への同化であることがだんだんとわかっている。
 その時代の世相、時代の空気が、いまを生きるボクたち切々とに伝えてくる。それがいまの時代なのだと。

 黒木華は、すごくよかった。
 日本のアカデミー賞の救いかもしれないねえ。

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