川崎の事件を考える
やっぱり、川崎の事件をいろいろ考える。あまりにも悲しい事件、
どうして、あの少年は殺されなければならなかったのか。遠い離島を離れ、なぜこの地にこなければならなかったのか。なぜ、彼の「居場所」が、あの少年たちのグループだったのか。
だけど、少年たちの世界は、学校だけではなく、学校の外でも生まれる。それはとても普通のことだ。とりわけ、いまの学校が、少年たちにとって生きづらい場になっているのだとすれば、なおさらそうなのだと思う。そして、そういう世界が、往々にして暴力が支配する場であったりすることもある。うちの子どもの経験でもそうだったし、そこでいろんな事件に直面してきたりもした。だけど…。
SOSがなぜ伝わらないのか。社会の側がなぜ、それを受けとめられないのか。
そんなことを考えると、加害少年の側はどうだったのだろうと、どうしても考えてしまう。
凄惨な事件であることは直視しなければならない。それはそうだ。だけど、加害少年の側のSOSはどうだったのか?
命を終えなければならなかった少年の哀しみと、絶望とに思いをはせる。
だから、もっと少年たちの声を聞きたい。この事件をとおして、考えなければならないことは、やっぱり多いと思う。
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