安倍首相、現行憲法について自身の「代物」発言を撤回せず
言いたい放題だなあ。ここまで、憲法をないがしろにするとなあ。
安倍首相、現行憲法について自身の「代物」発言を撤回せず(産経新聞)安倍晋三首相は6日の衆院予算委員会で、現行憲法を「GHQ(連合国軍総司令部)の素人がたった8日間で作り上げた代物」と評した自身の見解を撤回しなかった。「原案が(憲法学に精通していないGHQ関係者により)短期間に作成された事実を述べたにすぎない。首相が事実を述べてはならないということではない」と重ねて強調した。
民主党の逢坂誠二氏が「一般の法律は多少手荒なことをしても必ず憲法の枠内に収まる。憲法には後ろ盾がない」として慎重な対応を要求。これに対し、首相は「一般法でも手荒に扱っていいとは思わない。一般法も憲法も行政府の一員としてしっかりと厳密に守っていく」と切り返した。
逢坂氏は一瞬反論を試みたが、「まあいいでしょう。首相の憲法に対する認識は危ういことが改めて分かった」と言い放ち、次の質問に移った。
こんな発言していて、国内的にもそうだけど、国際社会から、どんな目で見られるのかということにほとんど無自覚だよなあこの人。絶対に信頼されないし。
首相、憲法改正に意欲 「時代に合わない条文ある」(共同通信)安倍晋三首相は6日の衆院予算委員会で、憲法改正に関し「長い年月がたって、時代に合わなくなった(憲法の)条文もある。条文を変えていく必要がある」と述べ、実現への意欲を重ねて示した。現行憲法について「占領下の短い期間で、連合国軍総司令部(GHQ)において25人の方々によってつくられたのは間違いのない事実だ」と指摘した。
武器や関連技術の輸出ルールを定めた防衛装備移転三原則をめぐり「軍需産業の台頭によって日本の政治や平和主義がゆがめられると批判する人たちがいるが、これは全く当たらない」と言明した。
これもまた、すごいというか。ここまで言い放たれたら、ほんとうに強い気持ちで反撃しないとダメだよ。絶対に!
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