朴氏「慰安婦」対応重ねて要求 教科書歪曲批判も
今日は3・1。もう96年目になる。今年も正月にはタプコル公園には行ってきたけど。
朴氏「慰安婦」対応重ねて要求 教科書歪曲批判も(共同通信)韓国の朴槿恵大統領は1日、日本の植民地支配下の朝鮮半島で1919年に起きた「3・1独立運動」を記念するソウルでの政府式典で演説し、旧日本軍の従軍慰安婦問題解決に向け日本側の対応をあらためて求めたほか、日本政府が「教科書歪曲」を試みているとして歴史認識を批判した。北朝鮮には核放棄を求めた。
朴氏は、元慰安婦女性の生存者が53人となり平均年齢は90歳近いと指摘。「名誉を(生前に)回復するための時間はあまり残っていない」と述べ早期解決を求めた。
また日本の教科書に言及し「日本政府の教科書歪曲の試みが続いていることも近隣関係を傷つけている」とした。
これがその演説。
大統領は、「今年は韓国と日本が国交正常化50周年を迎える重要な年でもあります。両国は、自由民主主義と市場経済の価値を共有し、北東アジアの平和と繁栄を一緒に追求していく重要な隣国です。1965年国交正常化以来、両国が培ってきた交流·協力の成果は驚くべきことです。昨年、両国の貿易量は860億ドルを超え、相互の人的交流は500万人を超えており、両国の独創的な文化は、国民の心を一つに結んでいます。」としてうえで、「新しい歴史を一緒に書いていかなければならない時です。」とよびかけた。そのうえで、歴史問題の解決をよびかけている。とりわけ「慰安婦」問題をとりあげて、時間は余り残っていないと痛切な訴えでもあった。これは、ほんとうにそうだと思う。そして、演説の後半は、ほとんど、南北問題にさかれている。これは日本では報道されないこと。
だけど、こうした演説を日本ではどう受けとめられ、政府はどうこたえるのか…。いろいろ仕事で、安倍さんたちの、「慰安婦」問題での発言をふり返えってみた。なかなか、根深い、歴史修正の主張がくり返され続けていることをあらためて感じる。なかなか難しい。基本的な事実認識という問題をさけた、折衷的な提案、妥協的な議論がいかに空論かは、そういうものを見ればよくわかる。
今日は、銀座でヘイトデモがおこなわれ、カウンターの行動もおこなわれた。それがまた、96年めの日本の風景でもあるのだ。
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