NHKが危ない! 「政府のNHK」ではなく「国民のためのNHK」へ
ほぼ1年ほど前に出版された本だけど。NHKの問題のおさらいの意味を込めて読んでみた。やっぱり、いまのNHKの危機の画期となったのはETV2001の番組改ざん問題。ターゲットにされたのはここでも「従軍慰安婦」問題であった。池田さんの論文を読むと、この問題をめぐって、どんな対立というか、動きが歴史的にあったのかということがよくわかる。かつての番組、そして、問題がおきた以降の実態。
永田さんの文章を読んでいて、ある意味で、普通のジャーナリストであろうとした人が、どのようなものを抱えざるを得なかったのか、痛恨の念も含めて胸にせまっているものがある。一方で、市民としての放送人であろうとした人たちの長いとりくみがNHKの積極的な面を支えてきたこともよくわかる。だけど、それがどんどん崩されていく。NHKにはボクも知っている優秀な人が多いけど、その一人が、ETVの事件は、うまくやれなかったという問題と言っていたことを覚えているけど、それがその後、うまくやる自由すら奪われている現状というものも強く感じる。そのなかでNHKをどうするのか、可能性とともに重い課題でもあるのだけど。
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