新聞(全国紙)の新年社説
帰ってきて、慌ただしく全国紙の新聞社説なども読む。仕事だし…。
朝日
グローバル時代の歴史 「自虐」や「自尊」を超えて
日本人と戦後70年 忘れてはならないこと
危機に立つ世界秩序 国際法支配の確立めざせ
日本経済の課題 暮らしを守る脱デフレに
読売
日本の活路を切り開く年に 成長力強化で人口減に挑もう
戦後70年 未来志向で歴史と平和語ろう
流動化する世界 秩序維持へ国際協調が急務だ
日本経済再生 アベノミクスの真価問われる
毎日
戦後70年 日本とアジア 脱・序列思考のすすめ
戦後70年・ピケティ現象 希望求め議論始めよう
戦後70年・歴史と政治 自分史に閉じこもるな
戦後70年・家族と社会 多様な暮らしの実現を
日経
戦後70年の統治のかたちづくりを
世界経済の変化を見据えて改革を
イノベーション加速が成長のカギだ
外国人の受け入れへ一段の工夫を
産経
少子化問題 国民の機運高める年に 子供育てる喜びの再確認を
安全保障 同盟強化と自力防衛を 中国抑止へ予算と人員増図れ
経済再生 日本型成長の再確立急げ 財政再建との両立が基盤だ
東京
年のはじめに考える 戦後70年のルネサンス
年のはじめに考える 多様な学びの場に未来
年のはじめに考える 真の強者は弱者に優しい
年のはじめに考える 「悲しみ」分かち合う時
戦後70年ということで、歴史認識にかかわる問題をとりあげている新聞が多い。何となく、新聞は大きくわかれているように見える。それはそうで、そういう側面はある。だけど、ボクが気になったのはそもそもの世界の見方という点。つまりアメリカが衰退して、中国が台頭し、ロシアが覇権主義的傾向を強め、世界が不安定化している中で、どう世界の秩序をつくるのかという見方。だけど、それは、表層を見ているだけのようにも思える。そもそも、戦後の世界は、国連憲章などを契機に、何を確認し、そしてそのうえで、世界はどう変化してきているのか。大国の支配しない、さまざまな国が対等な関係をつくっていくことの意味みたいなものをとらえないのが特徴か。力の均衡という視点の延長線上で、アメリカを見て、そして現在も中国を見る。そこから抜け出せないという点では、全国紙はほとんど差がない感じがする。それは、経済政策でも同じで、財政危機や、グローバル競争ということにとらわれている点は、各紙は同じではないのか。そういう意味では、全国紙は均一化している面も見逃せない。そういうものを乗り越えていくような、言論・理論活動みたいなことが必要なんだろうなって思ったりもする。
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