韓国旅行 ナヌムの家
2日目の夜にソウルに戻って、3日目は、広州までバスで移動し、ナヌムの家を訪問した。いまだから、どうしても訪問したかったし、やっと
行けた。歴史館が改装中だったので、DVDを見せてもらった。それが「15のときは戻らない」という、吉川春子さんたちのグループがつくったやつだった(笑い)。
それから、少し敷地内を歩いて、それからハルモニたちとおしゃべり。柳喜男さんと朴玉善さんのお二人と、話をする。安倍政権にたいする強い失望を、何度も話された。お二人とも、日本語も少し話される。
ハルモニたちの話は、いろいろこれまでもお聞きしていたけど、だけど、今回、いちばんショックをうけたのが、やはり高齢化ということ。ナヌムの家でいちばん若い人でも88歳だ。これはあたりまえのことだけど、ほんとうに解決に残された時間はない。そのことを本当に痛感させられたし、戦後70年を迎える今年をどんな年にするのかは、ほんとうに大きな仕事だと考えさせられた。
日本軍「慰安婦」の問題をめぐっては、朝日の問題と、その後の報告書の問題をはじめ、『帝国の慰安婦』のような議論も出ている。共通するのは、「善意」の仮面をかぶりながら、論点をすりかえていることか。こうした議論にたいしても、しっかりした問題提起をしていく必要があるよなあ。
歴史館がお休みだったこともあり、広州観光はやめにして、そのままソウルに戻って、戦争と女性の人権博物館に行ってきた。ここもよくできた場所。さすがに被害者によりそってきた挺対協の運営する博物館だけに、被害者の心情によりそいながらつくられている。証言を聞き取るとはどういうことか、そんなことも考えさせられる。そのことも、いま重要かもしれない、と。
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