かぐや姫の物語
とにかく去年、見逃した映画を必死で見るのが当面の目標。でもって、必死で見た。よかった。高畑さん、渾身の作品だな。物語はもちろん竹取物語がベース。だけど、それにとどまらないもの。
もちろん、映像が美しい。アニメーションとは何かを問いかけるようなつくり。
だけど、それよりも、ストーリーは生きるということを問いかける。人が育つということ、人が愛するということ。迷ったり、上昇志向にとらわれたり、本当の姿を忘れたり、そして悩んだり。苦しみや悔しさ。そういうことをとおりぬけて、生きるということが、そしてまわりの人が愛おしくなるそんな映画だ。見終わった後の思いは、愛おしさ。
高畑さんの映画は、ほぼ見ている。大好きな「ゴーシュ」、子どもと何度も見た「ホルス」、ぽんぽこも、ほたるの墓もいいけれど、これがいいなあ。生きるということを抱きしめたい映画だもん。
« 健二は敵ではない 解放して 2邦人殺害警告 後藤さん母会見 | トップページ | 観相師 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- PFAS 公害裁判 そしてトラツバ(2024.09.12)
- 「エイジアン・ブルー 浮島丸サコン」(2024.09.10)
- 自民党総裁選への「現職」不出馬、菅義偉・前首相に続き2代連続…鈴木善幸氏や海部俊樹氏の例も(2024.08.14)
- 『沖縄県知事 島田叡と沖縄戦』と「島守の塔」(2024.07.28)
- 「奥能登に生きる〜2つの過疎の町と震災〜」(2024.07.21)
コメント