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友だちから借りて見た映画。最近、韓国映画が多いって? だって、いちばんおもしろいんだもん。主演は、77番のチョン・ジェヨン。相手役は野王で悪女役を見せつけたスエ。田舎の婚期を過ぎた素朴な未婚男性たちの結婚遠征を描いたもの。だけど、のっけから、食糧の輸入の問題など、当時の韓国政治の焦点だった問題をちりばめながら。舞台はウスベキシタン。ソ連の北朝鮮との国境にいた朝鮮民族がスターリンの強制移住で、移された地。物語の軸に、ネタバレになるけど、”脱北”という重いテーマをおく。だから、実は重い映画なんだ。それをからっとしたコメディで展開する。ストーリーや映画の作り方は、まるで、寅さんとセットでつくられていた、松竹のB級映画を見ているみたいだった。だからすごくほっとする。ネットの評価はそんな高くないけど、ボクと同じような映画の志向をもつ人が見れば、これは絶対におもしろいです。ほんとに面白かった。友人に感謝です。
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