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2015年1月

2015/01/29

ウェディング・キャンペーン

Enseiki 友だちから借りて見た映画。最近、韓国映画が多いって? だって、いちばんおもしろいんだもん。主演は、77番のチョン・ジェヨン。相手役は野王で悪女役を見せつけたスエ。田舎の婚期を過ぎた素朴な未婚男性たちの結婚遠征を描いたもの。だけど、のっけから、食糧の輸入の問題など、当時の韓国政治の焦点だった問題をちりばめながら。舞台はウスベキシタン。ソ連の北朝鮮との国境にいた朝鮮民族がスターリンの強制移住で、移された地。物語の軸に、ネタバレになるけど、”脱北”という重いテーマをおく。だから、実は重い映画なんだ。それをからっとしたコメディで展開する。ストーリーや映画の作り方は、まるで、寅さんとセットでつくられていた、松竹のB級映画を見ているみたいだった。だからすごくほっとする。ネットの評価はそんな高くないけど、ボクと同じような映画の志向をもつ人が見れば、これは絶対におもしろいです。ほんとに面白かった。友人に感謝です。

辺野古移設 国の監視委内部で疑義 環境対策に異論

 いかに、この新基地建設が、問題のあるものかは、政府自身が語っているということ。

辺野古移設 国の監視委内部で疑義 環境対策に異論(琉球新報)

 名護市辺野古への米軍普天間代替基地建設に向け、事業に伴う環境保全策を検討するため沖縄防衛局が設置した環境監視等検討委員会(委員長・中村由行横浜国立大大学院教授)をめぐり、委員自らが監視委の客観性確保や環境影響判断の難しさに疑問を呈し、第三者機関設置を求めていたことが、28日までに関係者への取材で分かった。監視委の途中経過の協議の中で第三者委設置が求められていたもので、監視委の役割について内部からも疑義が出された格好だ。
 一方、昨年の台風19号の影響で、海底ボーリング(掘削)調査海域を囲む浮具(フロート)を海底に係留していた重量160キロの鋼板アンカーなど248個のうち120個がなくなっていた。また、埋め立て区域内にある大型ハマサンゴ群体一つが損傷し、辺野古の海草藻場で最大で長さ265メートルなど36本のアンカー移動の痕跡が見つかっていた。変更申請の美謝川切り替えでは環境負荷の大きい案が選ばれていた。
 監視委は2013年末、公有水面埋め立て申請書を承認した仲井真弘多前知事が事業に伴う環境保全策を検討する機関を求め、防衛局が設置した。14年度から非公開で3回開かれたが、協議内容はほとんど不明だ。工事中や米軍施設供用後の環境把握のため、防衛局が進める事後調査計画策定や調査実施後の評価、環境影響の総合評価までの指導・助言が監視委に一任されている。第三者機関設置を求めた委員からは「(計画の)審査側と評価側が同じなのは問題」「工事の影響判断は第三者的な専門家が行うスタイルが必要だ」などと、客観性や科学性が疑問視されていた。…

 それでも、工事を強行するというのか。

 実際に、事態は今日もすすんでいる。

海上に四角の枠設置 辺野古作業で沖縄防衛局(琉球新報)

 米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設計画で、沖縄防衛局は29日午前9時半ごろ、約7メートル四方の枠2基を、大型クレーン船を使って同市瀬嵩側の大浦湾に設置した。10時43分現在、2基の枠のうち、1基は大型クレーン船とつながっている状態。クレーン船の周りは油防止膜(オイルフェンス)や浮具(フロート)で囲まれた。
 海上では、市民らのカヌー16艇と市民の抗議船など3隻が臨時制限区域を示すオイルフェンスの間近で抗議し、海上保安庁のゴムボート約20艇などによって排除されたが、再び抗議を続けている。
 一方、米軍キャンプ・シュワブゲート前では新基地建設に反対する市民ら約60人が抗議活動を展開している。市民らは二手に分かれ、2カ所のゲートの前で「新基地反対」などと書かれたプラカードを掲げ、「工事を直ちにやめろ」「海を壊すな」とシュプレヒコールを上げた。

 悔しいなあ。

2015/01/28

歴史教科書選定問題 請願、4カ月審議せず 「議事録作成に時間」川崎市教委が釈明

 これは、また2重3重に酷い話だなあ。

歴史教科書選定問題 請願、4カ月審議せず 「議事録作成に時間」川崎市教委が釈明(神奈川新聞)

 4月から使用する川崎市立高校の日本史教科書選定をめぐり、市教育委員会に再考を求める請願2件が、約4カ月間にわたり審議されていなかったことが27日、分かった。市教委は審議に必要な議事録作成に時間を要したと説明するが、請願者は「教科書の差し替え決定を既成事実化するため、先延ばしにしたのではないか」と指摘している。
 市教委は昨年8月17日の臨時会で、2校が希望した実教出版の「高校日本史A」を「最も適した教科書には当たらない」などとして再考を要求。両校が再希望した別の教科書を同30日に採択していた。
 約4カ月間審議されなかった請願は、同日の臨時会の議事進行を不服とし、不採択となった請願の再審議や教科書選定のやり直しなどを求めた内容で9月中旬に提出していた。
 市教委は「(選定過程の)議事録の中身を請願者にご覧いただくのが一番正しいと思った」(渡邊直美教育長)として扱いを保留。8月17日の議事(約5時間)を11月20日に、8月30日の議事(約2時間)を12月8日に、市教委の公式サイトで公開した上で、今月27日の定例会の議題とした。…

 市教委は「テープ起こしに時間がかかった」と説明しているそうだ。教育長も「時間がかかったが、職員がサボタージュしていたわけでも、請願を放置していたわけでもない」と。だけど、どう考えても、「直ちに審査しないと意味をなさない請願」。もう新学期に近づいた時点でなあ。
 もともと、教科書採択の問題での教委のあり方は、その内容的な面でも、批判されるべきだとは思う。しかし、同時に、こういう問題は、形式的な面でも著しく民主的運営にかけていることも示している。そこには政治的な判断などもあったのだろうから、そもそも、政治と教委の関係そのものが2重3重に問われることになるのだろうし。今年は、中学の採択があるだけに、ほんとうに、しっかり市民的な運動をおこしていかないと。

津波と原発災害の象徴、富岡駅を解体 JR常磐線

 つい数日前に見てきたばかりだけど。

津波と原発災害の象徴、富岡駅を解体 JR常磐線(朝日新聞)

 東日本大震災の津波被害と原発事故の傷痕が残るJR常磐線富岡駅(福島県富岡町)で、JR東日本がホームの屋根や陸橋の解体を始めた。複合災害の象徴として大勢の見学者が訪れるため、施設の倒壊によるけがを防ぐという。
 常磐線は除染が完了せず復旧工事に入れないことや、利用者の見込みが立っていないことなどから、県沿岸部の竜田駅(楢葉町)―原ノ町駅(南相馬市)間で運行を見合わせており、再開の見通しは立っていない。
 東京電力福島第一原発から20キロ圏内にある富岡駅は2011年3月、大震災の津波で駅舎が流失。放射能汚染の心配などから富岡町全域が国の避難指示区域に指定された。13年3月に駅を含む町の大半で日中の立ち入りが可能になると、県内外の人々が駅を訪ね、草が生い茂る線路や崩れかけたホームの屋根を見学。閣僚もしばしば視察してきた。…

Photo 写真は、行ったときに撮影したもの。生々しく、津波の跡がのこり、一方で、立ち入りには制限もあり、まわりの建物はかなり危険な状況にあった。近くでは、廃棄物の処理場の建設もすすんでいる。だけど、戻れる展望はいまだないと言ってもいいのだろうけど。何とも言えない、現場ではあるのだけど。


辺野古に数十トンブロック投入 防衛局、作業を強行

 沖縄では、ほんとにひどいことが続いている。ちょっとなあ。こんなこと、許されるのか。

辺野古に数十トンブロック投入 防衛局、作業を強行(琉球新報)

 米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で27日、大型クレーン船など作業船計7隻が大浦湾に到着した。沖縄防衛局は大型クレーン船で浮具(フロート)や浮具を固定するためのトンブロック(数十トン規模のコンクリートブロック)を設置する作業を開始。これまでで最大規模の海上作業となる。翁長雄志知事は26日に立ち上げた第三者委員会で埋め立て承認の取り消し撤回を視野にした検証期間中、海上作業を見合わせるよう求めていた。政府は要請を聞き入れず作業を強行した格好で、翁長知事は「できる限りの対処をしたい」と反発を強めている。
 防衛局は環境影響評価書で「日の出1時間程度後から日没1時間程度前の間に作業を行うよう努める」としてジュゴンなど環境への影響を考慮することを明記した。だが、27日の作業が始まったのは日の出前の午前7時すぎだった。
 さらにトンブロックについても県が新たな岩礁破砕に当たる可能性があるとして防衛局に詳細を問い合わせていた。だが、回答しないまま設置作業を開始。防衛局は「個別の作業には答えられない」としている。
 防衛局は27日午前7時すぎ、大型クレーン船2隻と資材運搬用の台船3隻など計7隻を大浦湾に投入した。作業はキャンプ・シュワブのビーチ沿岸を囲んだフロートの中で行われた。大型クレーン船が何度も向きを変えながら、トンブロックを次々と海中に投下した。
 関係者によると今後2、3日かけて施工区域を山形のフロートで囲い、準備が整い次第、事実上の埋め立て工事となる仮設桟橋(岸壁)設置作業を開始する。2月に大型スパット台船を投入し12カ所の海底ボーリング調査を実施する予定。…

 あの美しい海に、大きなブロックが投げ込まれる…。環境問題が、承認の手続き検証の1つの大きなテーマであるにもかかわらずだ! ほんとうに検証が急がれる。

 オイルフェンスで囲まれ、海保が警戒し、市民の抗議も近づけない。ほんとに腹立つなあ。しかも、現場での警備が過剰で負傷者を出していると、市民と国会議員が、謝罪や補償を求めたことにたいし、海保は、「けがをさせた認識は持っていない」と言い、海保の対応を原因とする負傷者はいないとの見解を示したというのだから。もう、許せないなあ。
 いよいよ、国会で本格的な論戦がはじまっている。30日は予算委員会で、赤嶺衆院議員が質問に立つ。期待するぞ!

2015/01/27

Q+リポート シュワブ前・新たに座る人々の思い

 辺野古には若い人も集まってきている! ボクが行ったときも、何人か来ていた。

Q+リポート シュワブ前・新たに座る人々の思い(琉球朝日)

150127q02_2 Q+リポートです。辺野古の海は厳しい状況となっていますが、キャンプシュワブのゲート前では去年の夏から座り込みが始まり、年明けからは24時間体勢となりました。
 様々な人が出入りするテントには、これまであまりこうした活動に参加したことがなかった人々の姿も見られるようになってきました。
 キャンプシュワブのゲート前。最低気温5度と冷え込んだこの日もテントには工事資材の搬入を警戒するため、およそ40人が待機していました。
 座り込む男性「寒いけど、とりあえず目標は週に一回。この闘争も長期化が予測されていますから、そういうことで、自分自身もできることということで、週に一回は来ないと。」
去年7月7日から始まった座り込みも、200日以上が経過。疲労の色も見える中、テント内には変化がありました。
沼尻「座り込み200日を超えたキャンプシュワブのゲート前です。現在では若い年代の姿が多く見られるようになっています」
 学生「若者が現場に少ないというのが恥ずかしいなと思っていて。80歳を超えている人たちもいますし、その方たちは戦争を経験してとか戦後の一番厳しい時代を生き抜いてきて、それを自分たちの子どもや孫の世代に同じ思いをさせたくないからという気持ちで座り込みをしてくれているのに。」
 学生「頑張ってくださっているので、差し入れという形で、皆さんに分けられたらよいなと思って持ってきました。栄養満点です。みなさんで分けられたらと思って、持ってきました。」
テントに集まっていたのは、10代後半から20代前半の若者たち。彼らは、勉強をしたり、談笑したり、時には鍋をするなどこの場所で思い思いの時間を過ごしていました。
 鍋を振る舞う人「先週来たときに若い子が鍋やっていたの。凄いうらやましくて。次は鍋やろうと。鍋は続けます。はやらせます。」
 中には高校生の姿もありました。
 高校生「やっぱり勉強はどこでもできるじゃないですか、それを理由にしたくないんですよ。自分がやることがあるから、それをやらないというのは。辺野古にも来て、勉強も出来て、良いんじゃないかと。」
 高校生「自分なんか、抗議活動ではなくて、勉強しに来ている感じですね。こういうことを将来自分が大人になって、父ちゃん息子ができて、父ちゃんあのとき行ってなかったのと言われて、興味無いとは言えないじゃないですか。今こういうことを目で見ておこうと思うし。」…

 ほんとに歴史的なたたかいだな。だからこそ、若者も動く。その若者が歴史をつくる。未来を見すえている。だからこそ、このたたかいは負けない。

安保関連法案:政府「米艦以外も防護」、拡大解釈の懸念も

 もともと、閣議決定そのものが、拡大解釈なんですけどね。だけど、ポロポロ打ち上げてくるものを、チェックはしておかないと。

安保関連法案:政府「米艦以外も防護」、拡大解釈の懸念も(毎日新聞)

 政府は、今国会に提出する安全保障関連法案で、日本への武力攻撃に至っていない段階で米国以外の他国の軍艦も自衛隊が防護できるよう法改正する方針を与党に打診した。昨年7月の閣議決定は防護対象を「米軍部隊」に限っていたが、弾道ミサイル警戒などに参加する米国以外の艦船も守る必要があると判断した。だが、閣議決定の内容を超える法整備は「拡大解釈」と批判されかねず、集団的自衛権の行使を容認する他の法制に波及する可能性もあるとして、公明党が懸念を示すのは必至。近く始まる与党協議の焦点の一つになりそうだ。
 昨年7月の閣議決定は、戦争に至らず、個別的自衛権や集団的自衛権を行使する段階ではない「グレーゾーン事態」の法整備で、日本の防衛に資する活動をしている米軍が攻撃された際の自衛隊の活動拡大を明記。「自衛隊と連携している米軍部隊の武器等であれば、(防護のために)必要最小限の武器使用ができる」とした。政府は北朝鮮による弾道ミサイル発射を警戒する米イージス艦の防護などを想定している。
 この点について、政府・与党関係者は「対象は米軍部隊の船や航空機などの武器だけで、他国軍隊は対象外」と説明してきた。しかし、政府内では「ミサイル防衛にはオーストラリアなどの他国軍も参加する可能性が高い」との意見が強まり、日本の安全確保のため、米軍以外の部隊も防護できる法整備の検討に入った。
 政府は、平時に自衛隊の艦船・航空機などを守るための武器使用を定めた自衛隊法95条(武器等防護)に、米軍を含む「他国軍隊」の武器などを防護できるようにする項目を追加する法改正を検討。ほかの関連法案とともに今国会に改正案を提出したい考えで、政府関係者は「閣議決定は『基本方針』でしかない。書かれていないことを法律で定めても問題はない」と説明する。…

 基本、制限のない集団的自衛権行使という思惑の筋と、限定行使の筋がある。それを前者に近いところで法制化したいといういろいろなやりとりが進行するということなんだろうけどなあ。限定行使そのものが、そういう性格のものだから、だまされてはいけないのだけど。進行している実態という問題も絡んで、ていねいに批判したとは思うのだけどなあ。ちゃんとメモをつくらないといけないかなあ。

アウシュビッツ生存者が語る「死の収容所」、解放から70年

 ドイツも戦後七〇年を向かえる…。

アウシュビッツ生存者が語る「死の収容所」、解放から70年(時事通信)

 張り巡らされた鉄条網で感電死した女性の耳をつんざくような悲鳴、ガス室へ送られた子どもたち、絶え間ない死の恐怖──アウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所の生存者たちは、史上最も忌まわしい「死のキャンプ」での生活を驚くほど鮮明に語る。
 生存者たちの大半は今や90代に達しているが、何人かは、27日に開催されるアウシュビッツ解放70年の記念式典に出席できる。現在のポーランド南部にあったナチス・ドイツ最大の絶滅収容所は、1945年1月27日にソビエト連合の赤軍によって解放された。
 「感電して死んでいく人の叫び声なんて、想像できないでしょう」。生存者の1人、ソフィア・ポスムイシさん(91)は、共に捕らわれていた人々が自ら死を選び、収容所を取り囲んでいた電流が流れる鉄条網に身を投げ出していった様子を語った。
 アウシュビッツと独北部ラーベンスブリュックの強制収容所で3年間を過ごしたポスムイシさんには、今も当時の記憶が付きまとう。「鉄条網に引っかかった遺体を幾つも見た。夜になると、バラックから若い女性たちが出てきて、鉄条網に身を投げた。恐ろしい光景だった」
 「つんざくような叫び声で目を覚ましたものです」と話すポスムイシさんの左腕には、今も囚人番号「7566」の入れ墨が残っている。…

 メルケル首相は「国際アウシュヴィッツ委員会」の追悼行事において次のように語ったそうだ。「私たちは、記憶が鮮明に保たれるよう図る責任を恒久的に負っている」。また、ベルリンで開催された追悼行事において、ホロコーストについて、「私たちを人間たらしめているものの本質、すなわち人間の尊厳を根底から揺るがす攻撃」であったとするとともに「アウシュヴィッツは、ショアーというドイツが犯した文明の断絶行為の象徴である」と。

 安倍首相はNHK番組で、村山談話や小泉談話を「全体として受け継いでいく」と説明しつつ、しかし、これらの談話のキーワードを同じように使うのかとの質問に「そういうことではない」と明言したという。キーワードと言えば「植民地支配と侵略」「アジア諸国に多大の損害と苦痛」を与えた、「痛切な反省」と「心からのおわび」ではないのか? いったい何をめざしているのか。今年は思い年である。

辺野古新基地:大型台船で作業開始 海底調査本格化

 何てことだ!知事が辺野古沿岸の埋め立て承認を検証する第3者委員会の発足を発表し、検証が終了するまで作業を自粛するよう、防衛局に要請したその翌日にこれだ!

辺野古新基地:大型台船で作業開始 海底調査本格化(沖縄タイムス)

 米軍普天間飛行場返還に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は27日、大浦湾側のキャンプ・シュワブ沿岸部で、クレーンや海底掘削用の支柱2本の付いた大型スパット台船を使った作業を始めた。深場の12カ所でボーリング調査が残っており、そのための海上での準備に入ったとみられる。
 大型スパット台船やその他、複数の作業船が27日午前7時前から、シュワブ沿岸に停泊しているのが確認された。海岸にはコンクリートブロックが並んでいる。
 新基地建設に反対する住民らはカヌーや船に乗って、現場海域に近づき、抗議している。
 辺野古側の海岸でも重機を使ってフロートに載せ、海岸からトラックで運び出している。…

 それだけ、政府、防衛局も必死なのだろう。既成事実で、力でねじ伏せるしかないと。だけど、これでは、県民の反発は強まるだけだ。県民は負けないぞ。われわれも負けないぞ!

2015/01/26

ギリシャ反緊縮派2党が連立合意 対EUで緊張する可能性

 ヨーロッパの動きはいろいろ注目したいところ。

ギリシャ反緊縮派2党が連立合意 対EUで緊張する可能性(共同通信)

 ギリシャ総選挙で第1党となった反緊縮派の急進左派連合(SYRIZA)のチプラス党首は26日午前、反緊縮派の保守政党「独立ギリシャ人党」のカメノス党首と協議し、連立政権樹立で合意した。ギリシャメディアが伝えた。
 ユーロ圏初となる反緊縮派政権の誕生で、ギリシャに対する金融支援をめぐり、欧州連合(EU)側との交渉が難航し、関係が緊張する可能性が強まった。
 同国大統領府によると、チプラス氏は同日午後(日本時間同日深夜)にパプリアス大統領と会談後、首相に就任した。反緊縮派2党による新政権誕生が決まり、チプラス氏は組閣作業に着手する。

 もともと、EUのシステムには欠陥がある。経済的には、強い経済の国にあきらかに有利な仕組み。ドイツはそれで経済成長をつづける。一方で、政治システムそのものも、民主主義という点では欠陥があり、弱い国の国民の声はなかなか反映されない。そのため、この間、すすんだ新自由主義的な経済改革の進行には、なかなか歯止めをつくれない(もちろん日本とはだいぶ水準はちがうが)。いわゆるEUの南北問題が焦点化されるもとで、いっそう矛盾が拡大し、それがいろんな国で、いろいろな政治的な動きとなってあらわれている。たとえば極右の台頭とか、ポピュリズムの拡大とか。そういうなかでの、ギリシャのこの動きをどう見るか。さまざまな困難のなかで、ギリシャはどういう道を歩み、EUレベルでどんな議論がなされていくのか。社会経済を掲げ続けるヨーロッパであるが、その先は?いろいろと注目したいところでもあるなあ。

朝日慰安婦報道で賠償請求 市民8700人

 うーん。何だこれは。

朝日慰安婦報道で賠償請求 市民8700人(共同通信)

 朝日新聞の従軍慰安婦報道について、8700人余りの市民が「誤った事実を国際社会に広め、日本国民の人格権や名誉を傷つけた」として、同社に1人1万円の慰謝料と謝罪広告の掲載を求める訴えを26日、東京地裁に起こした。
 原告には研究者やジャーナリスト、国会議員らも含まれている。今後の追加提訴で原告数は最大で1万3千人程度になる見込みだという。
 訴状で原告側は「日本の官憲が慰安婦を強制連行したという証拠はない」と主張。「『日本軍に組織的に強制連行された慰安婦』というねじ曲げられた歴史を国際社会に広めた原因になった」と指摘した。

 詳しくは、訴状を見ないとわからないけど。報道を見る限りは、国際社会が批判している論点を、ずらして、強制連行ということに流し込んでしまうというお決まりのやり方。国際社会の批判はここではないし、しかも朝日の報道は大きい役割をはたしたわけではないことは明白なのだけれども。
 この問題の論点を相対化してしまおうというのが狙いなのだろうけれども、同時にこれは彼らにとっても、両刃の剣。むしろ、きちんと打ち返すとりくみが必要だとな。よし!

辺野古承認検証委の委員発表 4月にも結論

 いよいよだ。いよいよだよ。翁長さんの動きが活発になる。

辺野古承認検証委の委員発表 4月にも結論(沖縄タイムス)

 翁長雄志沖縄県知事は26日午前、前知事による名護市辺野古海域での新基地建設に伴う埋め立て承認に瑕疵(かし)がなかったかどうかを検証する第三者委員会の委員を発表した。法曹界から弁護士3人と、環境分野に精通する大学教授など有識者3人が就任する。今週中に準備会合を開催し、来月初旬に第1回会合を開く予定。早ければ4月にも結論を取りまとめ、知事に報告する。
 翁長知事は「辺野古の現場で(基地建設に向けた)作業が進んでいることもあり、可能な限り速やかに検証作業を完了し、私に報告してほしいと伝えてある。私の諮問委員会なので、判断は最大限に尊重する」と説明した。
 第三者委が近く発足することを受け、安慶田光男副知事が26日午後、沖縄防衛局を訪ね、委員会の結論が出るまで辺野古での作業を中断するよう申し入れる。
 また、翁長知事は26日中に県警、海上保安庁の幹部と会談し、基地建設に抗議する市民の安全確保を要請する方針だ。…

 これが、一連の選挙で県民が手にした最大の武器だ。ここには、政府も介入できない。委員の内訳は、法曹界からは元沖縄弁護士会会長の大城浩弁護士、前沖縄弁護士会会長の當真良明弁護士、田島啓己弁護士の3氏だそうだ。環境分野の有識者は沖縄大の桜井国俊名誉教授が決まっており、ほかに2氏に就任を打診していて、受諾の意向を示しているという。とくに環境の問題は、県の環境部がこのままでは環境は守れないという判断を当初していただけに、その検証は重要だ。
 たたかいは新しい局面を迎える!

2015/01/25

ピースおおさか「侵略」消える 自虐批判受け展示改装

 これが戦後70年を迎えた日本の姿か。情けないを通り越して、言葉もない。

ピースおおさか「侵略」消える 自虐批判受け展示改装(共同通信)

 4月にリニューアルする予定の戦争博物館「大阪国際平和センター」(ピースおおさか、大阪市中央区)の展示から「侵略」の表現が消えることが25日、ピースおおさか関係者への取材で分かった。展示内容を議論してきた内部の監修委員会が最終案を固めた。
 改装後には、日本の植民地支配や加害行為の展示もほぼなくなり、アジア諸国に「多大の危害を与えたことを忘れない」としてきた設置理念が骨抜きになりそうだ。
 ピースおおさかは大阪府市が共同出資する財団法人が運営。一部府議らが展示内容を「自虐的」と批判し、2013年4月に加害行為の大幅縮小が決定、改装に向け昨年9月に一時閉館した。

 この70年にどんな議論をするのか。一番考えるべきことだなあ。考える。

普天間移設「民意に従え」 美ら海の青で国会囲む

 ひろがれ、全国の連帯!

普天間移設「民意に従え」 美ら海の青で国会囲む(共同通信)

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対し、国会を取り囲む人たち=25日午後、東京・永田町
 「基地はいらない」「沖縄の民意に従え」。沖縄の海を表す青い色のスカーフなどを身に着けた市民らが25日、国会を取り囲み、安倍政権が進める米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設に反対の声を上げた。
 主催者によると約7千人が参加。「辺野古新基地建設NO!」「美ら海を守ろう」と書かれたプラカードを手に「ジュゴンを守れ」「埋め立てやめろ」と拳を突き上げた。
 軍事評論家の前田哲男さんは昨年の沖縄県知事選や衆院選で移設反対派が当選したことに触れ「県民の圧倒的多数がノーと言っている。明日からの国会で関連予算案を廃案にしよう」とあいさつ。

10941028_1074223589269795_168227861 赤嶺政賢衆院議員も参加し、新基地建設を強行する安倍政権に抗議し、国会で頑張る決意を述べたそう。いよいよ国会がはじまります。力強い論戦を期待! ボクは仕事で今日のとりくみには参加できなかったけど、気持ちは1つです。

観相師

140520964928426105228 いやはや、何とか見ました。だけど、正月に、ソウルで、韓国語バージョンをなんとなく見ていて。韓国語はぜんぜんわかんなかったけど、だいたいストーリーは追っていたのが不思議。だけど、たしかにこの手の映画はせりふは少ないんだよなあ。
 映画は、首陽大君の癸酉靖難が舞台。そうそう王女の男の世界だな。ただ、観相師を通して、というか観相師だからこそその目をとおして、権力のむごたらしさと、おろかさを描くということか。映像のすごさ、構成の見事さ、そして物語としての残酷さ。うーん、これもまた韓国映画の王道だなあ。

2015/01/24

かぐや姫の物語

20131129023311 とにかく去年、見逃した映画を必死で見るのが当面の目標。でもって、必死で見た。よかった。高畑さん、渾身の作品だな。物語はもちろん竹取物語がベース。だけど、それにとどまらないもの。
 もちろん、映像が美しい。アニメーションとは何かを問いかけるようなつくり。
 だけど、それよりも、ストーリーは生きるということを問いかける。人が育つということ、人が愛するということ。迷ったり、上昇志向にとらわれたり、本当の姿を忘れたり、そして悩んだり。苦しみや悔しさ。そういうことをとおりぬけて、生きるということが、そしてまわりの人が愛おしくなるそんな映画だ。見終わった後の思いは、愛おしさ。
 高畑さんの映画は、ほぼ見ている。大好きな「ゴーシュ」、子どもと何度も見た「ホルス」、ぽんぽこも、ほたるの墓もいいけれど、これがいいなあ。生きるということを抱きしめたい映画だもん。


2015/01/23

健二は敵ではない 解放して 2邦人殺害警告 後藤さん母会見

 なかなか情報がとれない問題だけに、発言もしにくい。だけど…。

健二は敵ではない 解放して 2邦人殺害警告 後藤さん母会見(東京新聞)

 イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」とみられるグループが日本人二人の殺害を予告し身代金を要求している事件で、拘束されているフリージャーナリストの後藤健二さん(47)=東京都港区=の母石堂順子さん(78)が二十三日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で記者会見し、グループに対し「中立な立場で戦争報道をしてきた健二は敵ではない。解放してほしい」と訴えた。日本政府は、要求されている身代金二億ドル(約二百三十五億円)の支払期限を同日午後としている。 
 「皆さまのお力で健二の命を救ってほしい」。石堂さんは涙を浮かべながら、声を詰まらせて話した。
 今回の渡航について、後藤さんからは事前に知らされていなかったといい、「この三日間、ただただ悲しかった」と話した。二十二日に後藤さんの妻からの電話で、二週間前に子供が生まれたばかりであることと、先に拘束されていた知人の湯川遥菜(はるな)さん(42)=千葉市花見川区=を「何が何でも助けるために」と言って後藤さんが渡航したことなどを知ったという。
 「健二は小さいころから心の優しい子だった。いつも戦地の子どもたちの命を救いたい、と言っていた。乳飲み子を置いてまで、捕らえられた同胞、友達を救おうと正義感を燃やしたのではないか」
 グループはビデオ声明で、安倍晋三首相がイスラム国対策で二億ドルの供与を表明したことを批判しているが、石堂さんはグループに向けて「日本は戦争をしないと憲法九条に誓った国。イスラム教諸国の敵ではなく、友好関係を保ってきた」と強調した。…

 お母さんの声明

 私は石堂順子と申します。ジャーナリスト後藤健二の実の母親です。多くの外国人記者の皆さんにお集まりいただき、感謝します。日本国民・日本政府の皆さん、諸外国の皆さんに健二が大変ご迷惑をおかけしていることに心よりおわびします。私はこの三日間、ただただ悲しくて、泣いていました。表現できません。健二は幼い頃から心の優しい子でした。健二はいつも「戦地の子どもたちの命を救いたい」と言っていました。中立な立場で戦争報道をしてきました。イスラム国の皆さん、健二はイスラム国の敵ではありません。解放してください。日本は戦争をしないと憲法九条に誓った国です。七十年間戦争をしていません。日本はイスラム教諸国の敵ではなく、友好関係を保ってきました。日本は唯一の被爆国です。アメリカによる広島と長崎への原爆投下で数十万人が亡くなりました。あと残された時間はわずかです。日本政府の皆さん、健二の命を救ってください。

 すごい勇気。もう言葉が出ない。ボクらには何ができるか? そう自問する。

辺野古移設費増「首相の対峙姿勢」英誌分析

 ある意味、安倍さんの好戦性と、住民無視は、世界からもよく見られているということなのでしょうけど。

辺野古移設費増「首相の対峙姿勢」英誌分析(沖縄タイムス)

 英誌エコノミスト(電子版)は19日、政府が沖縄振興費を5年ぶりに減額し、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設費を大幅に増加したことについて「安倍晋三首相が新基地建設反対に正面から対峙(たいじ)し、日本の結びつきを米国との同盟関係で補強するつもりだという兆候だ」と分析する記事を掲載した。
 同誌は、安倍内閣が離島奪還作戦で使用する水陸両用車30両や偵察用の無人機、最新鋭ステルス戦闘機F35などの調達を決めた点について「(安倍政権は)米海兵隊に似た機能を持つ兵力の増強に意欲を燃やしている」と指摘。3年連続で増加している防衛予算が2015年度は過去最高に達するなど、中国を念頭に置いた離島防衛力の強化姿勢が鮮明化している傾向を伝えた。
 そのなかで「(予算には)日本の領域内で中国大陸に最も近い与那国島へのレーダー施設の設備投資費も含まれている」と着目。与那国島で陸自配備の是非を問う住民投票が2月22日に予定されていることについて、「沖縄の年老いた平和主義者の最後のあえぎ、または安倍氏にとってより真剣な何かの始まりとなり得る」と分析した。

 とにかく、いま沖縄で行われていることは、異常だ。キャンプシュワブでは、名護の国立高専の近くになんとヘリパットが二つ、いつのまにかできていというし。基地のなかだから、沖縄防衛局は「米軍の維持管理上の問題」と言って、問い合わせもしないそうだ。昨日取材ヘリが上空を飛んで発見したという。高江ではN4で離着陸がくりかえされる。
 こんなニュースもある。米海兵隊の最新鋭ステルス戦闘機F35について、海兵隊が部隊展開計画の一環として、米本国の基地から日本への飛来を計画しているという。米海兵隊専門紙「マリンコー・タイムズ」電子版が21日付で伝えたという。F35は沖縄周辺での訓練の実施が明らかになっているわけだから、訓練が恒常化する可能性が濃厚だということ。沖縄の負担軽減などどこ吹く風だ。
 だけど、沖縄に説得も、話し合いも、そもそも沖縄の意見を聞くこともなくやることはこれ。

防衛相と米大使、辺野古移設の堅持確認(日経新聞)

 中谷元・防衛相は23日、防衛省でキャロライン・ケネディ駐日米大使と会談し、沖縄県宜野湾市の米軍普天間基地の同県名護市辺野古への移設について「早く実現できるよう全力で取り組みたい」と述べた。ケネディ大使も「このプロセスを加速したい」と応じ、移設反対を掲げる翁長雄志県知事のもとでも移設推進の立場を堅持することを確認した。
 ケネディ大使は、自衛隊と米軍の役割分担を定めた防衛協力指針(ガイドライン)の今年前半の再改定について「作業が好ましい形で前進していると聞いており、うれしく思う」と述べた。

 一体何なんでしょうね。この国の政府のやることというのは。

日露戦争と大韓帝国 日露開戦の「定説」をくつがえす

554 前作に続き、かなり刺激的な一冊だ。日露戦争は「祖国防衛戦争だった」という司馬史観的なものだけでなく、日本の日露戦争理解は、実は、軍がつくった戦史をもとにしたものが多い。近年、それをさまざまな資料が発見されて覆されているのだけれども、著者は、近年公開された『極秘明治三十七八年海戦史』ほかの膨大な新史料を綿密に読み込んで、その修正をはかっている。それがまたすごいのだ。
 明らかにされる日露開戦に向けた日本の戦争準備。日本では平和主義者のように見られている伊藤博文も含め、いかに開戦に肯定的で、前のめりであったかも明らかにされている。韓国政府が、日露間の中立を保つために、打った手立ても踏みにじり、開戦当初の軍事行動から、日露戦争が日本の韓国侵略の野心によって、日本によって引き起こされた侵略戦争であったことも見えてくる。開戦の発端、そこにいたる開戦誘導、その準備の周到さ…。だけど、おもしろいのが、開戦前後の作戦の中心になった海軍の通信戦略。当時のハイテクによる情報戦において、海軍が、開戦の一ヶ月も前から、本拠地である佐世保から韓国南岸に極秘裏に海底電線を敷設し、日本の最初の武力行使は、韓国の鎮海湾と電信局の占領であった。これにより、「日本海海戦」においては、無線と有線を組み合わせて朝鮮海峡の戦略的封鎖網を構築することができたという指摘。そのためにリヤンコ島を日本領に組み込むことを閣議決定し、名前を「竹島」としたなどなど。その後、対抗する軍事力を持てなかった大韓帝国が、国際法に則り日本の不法行為を国際社会に訴え続けていたわけであるが。結果として、韓国は日本の植民地となっていく。これが日露戦争だ。
 膨大な資料は、歴史の欠落を埋めていく。従来にない資料の解読が提起され、まさに日露戦争に対する見方を変えることを迫る一冊だけに、学問的なレベルでも、精緻で、活発な議論を望みたいところなのだけれども。なかなか、書評は見ないのが残念。議論はこれからと言うことなのかなあ。こうした問題への関心は薄いのかなあ?

2015/01/22

沖縄戦「鼻で感じて」=病院壕の臭い初再現-沖縄

 これはぜひ行きたいなあ。沖縄に行った時、辺野古に行けなかったら問い合わせてみようと思ってたけど、26日からかあ。

沖縄戦「鼻で感じて」=病院壕の臭い初再現-沖縄(時事通信)

 沖縄県南風原町は22日までに、太平洋戦争末期の沖縄戦の際、陸軍の病院壕(ごう)に充満していた臭いを再現した。こうした試みは全国初とみられる。町立南風原文化センターの上地克哉学芸員(47)は「戦後70年が経過した今、臭いを追体験し戦争を具体的に考えてほしい」と話している。
 陸軍病院は、米軍の艦砲射撃が始まった1945年3月、同町の国民学校校舎から人工壕に移転。10~70メートルの約30本の壕に1500人以上の傷病兵を収容し、撤退命令までの約2カ月間使われた。同町を含め、県内に16カ所の病院壕群がある。
 センターは、戦争学習の素材として病院壕の臭いの再現を企画。昨年8月から、元ひめゆり学徒隊の女性ら5人から記憶を聞き取り、埼玉県の民間企業が調合、3回の試作を経て完成した。
 血液やふん尿、腐敗臭など7種類の成分を混ぜ合わせた臭いがガラスのボトルに詰め込まれ、かぐとどんよりとすえた臭いが固体のように喉に居座る。
 上地学芸員は「戦争体験を語れる人は非常に少なくなったが、臭いも証言の一つ。記憶に残っている人たちがいる今だからこそ、より具体的に後世に残していく必要がある」と強調した。
 希望者は26日から、同町の「20号壕」入り口で、ボトルの臭いを体験できる

 南風原は、いろいろやるなあ。沖縄戦の企画を実現してぜひだなあ。

ザ・タワー 超高層ビル大火災

3 今日、WOWOWでやってた。半分は録画したものを見た。最初は、いわゆる災害ものの映画かなあ。いつものパターンかと思っていたけど。だけど、オールキャストで、それなり見ごたえがあるかと思って見始めた。後半は、号泣。たしかに物語は単純。善と悪がはっきりしていて、たぶんこういう描き方は日本ではできないよなあ。だけど、舞台は、9・11をダブらせ、明らかに、新自由主義の世界が背景。いちばん好きな俳優であるソル・ギョングはやっぱりいいなあ。こんな、状況下で、ボクなら、何をどう選択する?そんなことも迫られる。キム・サンギョンとアン・ソンギは光州5・18がダブってくるし。厳しい結末は韓国映画の王道だな。それも含めた、構成のうまさというのは、ホントにこれぞ韓国映画だ。観終わってみると、最後までしかけがなされていて、せつなさと悲しみが浮き上がってくる。こういうエンターテイメント映画も、なかなか侮れない。

抗議行動200日 辺野古のゲート前で議員総行動

 今日の辺野古の様子を、新報が伝えています。

抗議行動200日 辺野古のゲート前で議員総行動(琉球新報)

 米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設阻止を訴える市民らのキャンプ・シュワブのゲート前での抗議活動は22日で200日を迎えた。同日午前、県議会与党や国政野党の県出身国会議員、県内各地の市町村議員ら計約50人が座り込みを続ける市民らとともに集会に参加し、移設作業を強行する政府に抗議した。24日まで3日間、議員総行動と題し、各議員が集会に参加する。
 県議会与党の代表を務める仲宗根悟県議は「政府は、民意を一顧だにしない形で強行している。県が辺野古承認の検証を終えるまでは工事は止めるべきだ」と強調した。稲嶺進名護市長も集会に駆け付けた。
 一方、海上では、オイルフェンスや浮具(フロート)の設置などの目立った作業は見られていない。
 市民らのカヌー15挺と抗議船1隻がオイルフェンス沿いで新たな作業を警戒している。海上保安庁はオイルフェンスの内側にゴムボート約10挺、外側に2、3挺を配置。沖縄防衛局も周辺に船を出し「オイルフェンス付近は大変危険で、速やかに退去してください」と、市民らに対し現場海域からの退去を求めている。

 関連する記事。
辺野古 抗議の女性2人けが、油フェンス設置進む(琉球新報)
フェンス延長、大浦湾囲む 辺野古工事(沖縄タイムス)

2015/01/21

公正税制で格差是正を 反貧困活動の弁護士らが連絡会

 でもって、日本では、反貧困のグループの人たちが、こんなアクション!

公正税制で格差是正を 反貧困活動の弁護士らが連絡会(東京新聞)

 貧しい人が増える一方、富裕層が税で優遇され、貧富の格差が広がっているとして、弁護士や反貧困を訴える市民らが「公正な税制を求める市民連絡会(仮称)」を設立する。宇都宮健児弁護士らが二十日、会見し「税の決定過程や使われ方を監視し、税制改革を提言したい」と訴えた。準備会をつくってさまざまな団体や個人に参加を呼びかけ、その後に正式に発足させる。
 呼び掛け人は宇都宮弁護士のほか、新里(にいさと)宏二弁護士、水谷英二司法書士、反貧困ネットワーク世話人の赤石千衣子(ちえこ)さん、作家の雨宮処凛(あまみやかりん)さんの計五人。
 会見で宇都宮弁護士は「消費税は低所得者や中小企業ほど負担感が強く、格差をますます拡大する。消費税を上げるのに法人税を下げるのは納得がいかない」と話した。
 さらに「赤字を翌年以降に繰り越して法人税を大幅に軽くできたり、輸出企業は国から消費税の還付を受けられたりできる」と、主に大企業を対象にした優遇策を批判した。
 赤石さんは「経済成長といっても、(富を)持てる人がもっと持てるようになり、多くの人にはちっとも滴(したた)り落ちてこない。食べるものも十分でないという子どもが増えている」と指摘。
 「所得の高い人が税を多く負担し、持たざる者に再分配するという機能が弱体化している。税の仕組みは難しく、お上が決めることに口出しできないというのではまずい時代。多様な意見を議論する場をつくりたい」と訴えた。…

 2月15日午後2時から、「税金を払わない巨大企業」と題したシンポジウムを開くそうだ。場所は四ツ谷の主婦会館プラザエフ。富岡幸雄・中央大名誉教授が講演する。
 とりわけ、富裕層と大企業への税制優遇がすすんで、財政の再分配機能がこわれているだけに、こうした議論はとっても望まれるなあ。

わずか1%の最富裕層、世界中の富の48%保有

 ピケティが大ブームだけど、そりゃそうだわな。こんなことが続いて、社会が維持できるは思えない。

わずか1%の最富裕層、世界中の富の48%保有(読売新聞)

 貧困撲滅などに取り組む国際民間活動団体(NGO)「オックスファム」(本部・英国)は19日、世界の最富裕層1%が保有する資産が世界中の富の48%に上るとの調査報告書を発表した。
 調査は、昨年の米経済誌フォーブスの世界長者番付などを基に行った。最富裕層1%の資産は、2009年の44%から5年間で4ポイント上昇した。来年には50%を超える見通しという。

 これが調査報告のブリーフィング。

 このニュースは世界を駆けまわっている。CNNも大きく報道。
 今更ながら、We aer 99 というスローガンの持つ意味を痛感させられるなあ。それが、社会を揺り動かしているわけでもある。

工事用車両が次々シュワブ内へ 辺野古新基地建設

 辺野古は緊迫している。ついに警察も牙をむく。工事資材の搬入を強行した。公道を封鎖までして。

工事用車両が次々シュワブ内へ 辺野古新基地建設(琉球新報)

 普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、トレーラーや大型トラックなど工事用車両数台が21日午前8時50分、キャンプ・シュワブのゲートから次々と基地内に入った。ゲート前では県警機動隊が一時道路を封鎖し、抗議する住民らの反対行動を阻止して車両を基地内に入れた。海上では午前9時ごろから作業が始まっている。
 工事用車両のゲートは数日前から県警が鉄柵を設置していたが、8時50分ごろに鉄柵の封鎖が一時解かれ、基地内から出てきた機動隊数十人が国道に横一列に並んで人や車の往来を一時封鎖した。直後に国道329号を北側から走行してきた大型トラックやトレーラーなど数台を基地内に入れた。
 ゲート前で抗議活動をしていた市民からは「警察も防衛局を手伝うのか」「恥を知れ」などの怒号が飛び交い、一時騒然とした。午前11時現在、基地建設に反対する住民らは工事用車両が入ったゲート前で横断幕を広げたり、鉄柵を移動させるなどして、断続的に機動隊とのもみ合いが続いている。…

 地元二紙には緊迫を伝える記事が並ぶ。

辺野古沖のフロート 昨年の3倍規模 市民排除で拡大へ(琉球新報)
オイルフェンス、辺野古の海分断 海保職員、市民に馬乗り(琉球新報)
辺野古新基地:オイルフェンス延長 海保、市民の船を制止(沖縄タイムス)
辺野古新基地:警官隊が国道一時封鎖 工事車両3台を搬入(沖縄タイムス)

 海保や警察を動員して、抗議をする市民の非暴力のたたかいを抑圧する。かなり強硬だ。だけど、それは、選挙で何度も審判をうけたため、既成事実を積み重ねて、辺野古は決まったこととするしかない、政府の行き詰まりを示しているにほかならない。埋め立て承認の見直しをめぐる問題など、知事も、市長も立場ははっきりしている。
 だけど、それだけに凶暴だ。彼らのやり方に対抗する力は、県民の団結と国民世論だ。それを辺野古に、動員という形で示す。それが、知事や市長、そして議員の議会での奮闘と結びつけば、必ず勝てる。その条件はある。
 がんばれ、辺野古!

2015/01/20

除染不安 生活再建余儀なく 原発避難者、移住急増 本紙調査

 先々週、現地に行き、戻れないという思いの広がりはほんとうによく分かった。少なくない人が、一次帰宅で、この4年間、何度も戻っている。だけど、変わらない実態。その危険。不安とあきらめが、帰りたいという思いと交錯する…。

除染不安 生活再建余儀なく 原発避難者、移住急増 本紙調査(東京新聞)

 東京電力福島第一原発事故の避難住民のうち、福島県内や首都圏などで土地や住宅を買い、移住を決める人が急増していることが、本紙の調査で分かった。二〇一三年度から購入が増え、一四年度は既に前年度を上回った。購入件数は累計で三千八百近くになる。政府は除染して住民を帰還させることを施策の中心にするが、早く生活再建したい住民の心情がうかがえる。
 損害賠償の支払いに悪影響が出るとの懸念から、移住しても住民票を移さないケースが多い。本紙は実情を探るため、福島県や避難者数の多い十一都県の担当者に、避難指示区域の住民が移住先の不動産を買うと不動産取得税が軽減される特例の適用件数(購入件数)を取材した。その結果、一一年度は計七十三件だったのが、一二年度は七百三十六件、一三年度は千四百八十四件に達し、本年度は昨年十一月前後の段階での集計で既に約千五百件に上る。この四年間の累計は三千七百八十九件だった。
 大半の約三千二百件は福島県内への移住だが、隣接する新潟、栃木、茨城の三県は百件を超え、宮城県が五十八件、群馬、埼玉、千葉各県への移住も三十件を超えていた。
 こうした状況について、福島県の担当者は「基本的にはみんな帰りたい。しかし避難が長引き、放射能汚染の心配がなくならない。元の家や土地への賠償が本格化したのを受け、代わりの家を買う選択をした人が増えたのだろう」と分析している。…

 だけど、実際の、避難者への支援制度は大きくは、帰還が前提となっている。避難指示が解除されれば、十分な支援が受けられない可能性もある。東電の賠償も指示が解除されると、その一年後をめどに打ち切られる見通しだし。
 長期避難者の上にのしかかる、さまざまな矛盾と困難。だけど、それに追いつかない、国の政策。それが4年目を迎えようとしている福島の現実ということでもあろう。

辺野古埋め立て検証委 今週、メンバー発表 結果4月にも

 辺野古の現地では、緊張感が高まっている。なんとしても、工事を許さないというたたかいが広がっている。一方、県政の現場では、埋め立て承認の取り消し、撤回をめぐって、大きな山場に差し掛かっている。

辺野古埋め立て検証委 今週、メンバー発表 結果4月にも(琉球新報)

 県は、米軍普天間飛行場の辺野古移設に関する前知事の埋め立て承認を検証するため、外部有識者でつくる専門家チーム「第三者委員会」の構成メンバーを23日にも発表する方向で調整に入った。初会合は1月下旬から2月上旬をめどに予定している。
翁長雄志知事は19日、県議会与党会派の代表らと会談し、設置方針などについて伝えた。複数の県議によると、知事は早ければ4月にも検証結果をまとめるよう作業を進める考えを示した。
 県は7月上旬をめどに第三者委員会から検証結果の報告を受ける日程を想定していたが、政府が移設に向けた動きを加速させる中、県議会与党から検証作業の前倒しを求める意見が上がっていた。
 委員会は(1)公有水面埋立法に基づいて行った審査の手続き(2)同法の基準に適合しているとした県の判断―の2点に関し、法律的な瑕疵(かし)がなかったかどうか検証することが目的だ。翁長知事の私的諮問機関として位置付け、知事の意思決定のための参考意見を述べる役割を担う。月2回程度会合を開く。
 県は5人程度に委員就任を要請する方針。環境分野から桜井国俊沖縄大名誉教授ら、法律分野から大城浩弁護士らを起用する方針で、19日に一部の委員から就任の承諾書を得た。
 翁長知事は仲井真弘多前知事の埋め立て承認を検証する考えを示し、今月中旬をめどに検証チームを発足させる考えを示していた。今週中をめどに委員を最終決定し発表する見通し。…

 知事は検証の結果、法律的な瑕疵があれば埋め立て承認を取り消す方針だ。もし瑕疵がない場合であっても、辺野古移設阻止を掲げて当選した民意を踏まえ、埋め立て承認の撤回を検討するとも言っている。
 新基地を許さない県民の総意ははっきりしている。だからこそ、安倍さんは、知事と会うのを拒み、決して、県民に語り掛けないのだと思う。
 それだけに、県政の現場でも、辺野古の現場でも、そういう県民の総意を結集し、動員するたたかいこそが重要な局面になっている。明らかに、大義も、正義も、民意も、どちらにあるのかがはっきりしているたたかいである。そのことは、必ず不可能を可能にする!

政党交付金、10党が申請…総額は320億円超

 まあ、ちょっとね。退廃も来るとこまできたという感じでしょうか。

政党交付金、10党が申請…総額は320億円超(読売新聞)

 総務省は19日、2015年分政党交付金について、16日の期限までに10党が受け取りを申請したと発表した。
 総額は320億1400万円。昨年12月の試算から、新たに3党が政党要件を満たしたため、配分予定額に変更があった。共産党は毎年、申請していない。
 ▽自民党170億4900万円▽民主党76億6800万円▽公明党29億5200万円▽維新の党26億6400万円▽次世代の党5億6100万円▽社民党4億7000万円▽※生活の党と山本太郎となかまたち3億3100万円▽※日本を元気にする会1億1900万円▽新党改革1億400万円▽※太陽の党9300万円
 (読売新聞社試算。100万円未満切り捨て。※は新たに要件を満たした政党)

 これまでも、政党助成金目当ての政党の離合集散は続いてきて、おどろくほどの数の政党がつくられては、消えていったけど。政党としての体裁だとか、だんだんそういうものがなくなってきて、今回は、ちょっと、常軌を逸している感じ。やたらと、名前だけが長い組織などは、あからさまだし。一方で、すでに実態のなかった休眠政党をつかって、それが2%政党要件をギリギリ前の選挙でクリアできるという、”裏ワザ”に近い方法を使って、しかも、今後、その政党のメンバーが変わることも前提とされているとも言われているわけで。
 日本の政党政治、議会制民主主義をここまで蝕んでいる実態があるだけに、この制度そのものについて、ほんとうに問われなければいけない状態にあるのは、誰もが思っているのではないかと思うけどなあ。

2015/01/19

日本海大海戦

Maxresdefault 昨日、仕事をしながらチラチラ眺めていた。69年の映画だから、たぶんみたことはないはずだな。東宝の独特のスペクタクルというか。映画的には、特撮は注目される。円谷さんの最後の映画だそうだけど、なるほど、いまでも見せられる。
 史実的には、どうか。最近では、戦争に消極的で、平和主義者扱いされる伊藤博文なども含め、当初から、戦争に前のめりだった姿が描かれているのは、興味深い。当時は、そういう歴史のすり替えよりも、どーんと、満州や朝鮮をロシアにとられたら、日本が危ない論だけで勝負って感じ。軍事史的には、たぶん軍の歴史の描き方がそのまま再現され、ロシアの好戦性が戦争に向かうことになったとして、それに対抗して勝利した日本の戦略や戦術が賛美されるという形。だけど、全体としては、膨大な人が死んでいくシーンも含め、淡々と描かれ、そういうものを乗り越えて、勝利に導く、東郷が英雄視される。これも、軍の軍事史的な見方か。当時の映画作りが何が目的なのか、ざっと見るだけではなかなか読み取れないが。だけど、こうしたものがベースと言うのも、どう言えばいいのか。日本の戦争をめぐる国民意識の形成の経過も、戦後史的に跡づけるのも結構、興味深いかもしれないなあ。文化史的にもね。という興味深さも感じた。映画としては、特撮以外は、そんなに注目するほどでもないとは思うけどなあ。だけど、日露戦争が、この時点で、こういうふうに描かれたのかということは、ちょっと興味深かった。ただし、途中で離脱。


自衛隊、ジブチの拠点強化 防衛省、有事にも使用検討

 朝刊で見たとき、何をいまさらとも思ったけど、さらに強化するための予算の枠もとられ、いよいよ拠点となっていく。これでも派兵ではないそうだけど…。

自衛隊、ジブチの拠点強化 防衛省、有事にも使用検討(朝日新聞)

 アフリカ東部のジブチに海賊対策で設けた自衛隊拠点について、防衛省が中東有事での哨戒機派遣や緊急時の邦人救出など、多目的に使えるよう施設の強化を検討していることが防衛省関係者への取材でわかった。長期間の使用が前提で、中東・アフリカの活動拠点として新たに位置付ける。安全保障法制の審議と並行して検討を進め、2016年度予算に施設建設などに向けた必要経費を計上することを目標にする。
 事実上の「海外基地」(防衛省関係者)で、安倍政権下で進む安保法制の転換によって自衛隊の海外任務が拡大することを見越した動きだ。
 拠点は、ジブチ国際空港に隣接する12ヘクタールをジブチ政府から賃借。約47億円かけて司令部庁舎や隊舎、P3C哨戒機3機分の駐機場と1機分の格納庫などを建設し、11年6月に開設した。…

 もちろん、日本はジプチと地位協定をむすんでいる。それは日本がアメリカに押し付けられているそれと、ほぼ同じものだとも聞く。それは酷い。
 戦争をする国はここまできているということは、直視したほうがいい。

2015/01/18

ビブリア古書堂の事件手帖6 ~栞子さんと巡るさだめ~

Detail_201412_01 読み始めたときは、ちょっとこのシリーズもマンネリかなって、思ったけど。何でいま太宰かなあとも。だけど、結局、読み通して、読み通すとやっぱり面白い。微妙な、人間関係がね。つい読んじゃうなあ。


ピケティ入門  『21世紀の資本』の読み方

4 竹信さんの本。おろしろなあ、竹信さんらしい。前半はピケティの本の解説。だけど、後半は独自に日本の現状を分析。だからいろいろ考えさせられる。ピケティの分析は、お金の流れそのものの分析。それはボクらのいう経済学とは違うのだけど。竹信さんは、雇用や労働そのものを分析する。ここをどうむすびつけるかが問題。一方で、ボクらは、ピケティ流の、ああいう格差の拡大の理不尽さとというものをくり返し感じ、それをどう考えるかを考えてきたし、いまもその現実に直面している。だから面白いし、いろいろ考えさせられる。だからこそ、ピケティの議論にはちょっとひかれる。やっぱり、時間をつくって、そのものを読まないとなあ。


辺野古移設、実行力を注視 米議会報告書

 まだ、ウェブでは見つからないなあ。

辺野古移設、実行力を注視 米議会報告書(沖縄タイムス)

 米議会調査局は15日に発表した日米関係に関する報告書で、米軍普天間飛行場の辺野古移設計画は、埋め立て承認で最大の課題を克服したものの、昨年の主要選挙でいずれも反対を唱えた候補者らが勝利したと指摘した。強硬姿勢を鮮明にする安倍政権の実行力を米側が注視している点にも言及している。
 報告書は、昨年の名護市長選、知事選、衆院選で、辺野古を容認した自民党系候補者らが敗北した主要因について「安倍政権の普天間移設をめぐる強硬姿勢」と指摘し、「選挙結果は、東京が移設計画を効果的に実行できるかどうかという早急な課題に直面していることを示している」と分析。
 その上で、埋め立て承認後も「沖縄のほとんどは政治的、環境的、生活の質などの理由で新基地建設に反対している」と反対が強まっている現状を説明した。
 一方で、移設反対を公約に掲げている翁長雄志知事が計画を阻止する法的権限について、専門家らの「知事と市長が持つ権限は計画を中止するには及ばないが、両者による抵抗は進行を遅らせ、強力な政治的シグナルを発することも可能」との見方も伝えた。

 アメリカの方がリアルに現状認識をしているなあ。

1月17日 辺野古

10429413_833538110040269_493745960910408630_833531403374273_627815149610896959_833526946708052_282940441520150117_15165520150117_154714 今年はじめての沖縄に取材で。取材後、若手研究者のAさんにお願いして、辺野古に足をのばした。緊迫度をます時期だけに、どうしても行っておきたかった。Aさんには感謝。名護市辺野古への米軍新基地建設に向けた作業を、土曜日にもかかわらず続けている。基地建設に反対する市民らは、海上と米軍キャンプ・シュワブのゲート前で引き続き抗議行動をしている。防衛局はこの日、抗議行動を排除するため、浮具(フロート)を辺野古崎から長島の近くまで広げ、海上保安庁のゴムボートや巡視船が多数警戒にあたり、抗議の声を封鎖する動きを強めている。昨日は、共産党の県議も駆けつけていた。
 緊迫感はまし、重大な事態になっている。何としても阻止をするための正念場。だけど同時に、市長選挙から市議選、知事選、県議補選、そして総選挙と選挙での度重なる勝利で、阻止のための政治的条件を大きく切り拓いただけに、夏に訪れたときとちがって悲壮感はない。そのぐらい自信にみちあふれている。そしてそれだけに条件はある。つまり追い込まれているのは政府だ。これだけ強硬な態度を政府が取っているのも、そのせいだ。辺野古では見慣れた顔もありました。


1546017_833063736754373_2356650328610303797_833063713421042_3570847569 前日には、不屈館に行ってきた。内村館長ともおしゃべり。県民の要求に基づく統一。それがセナガが訴えたことでもある。


2015/01/15

暮らし抑え 防衛重視 安倍政権 予算案決定

 いざ、予算が出てくるとなあ。恐ろしいなあ。

暮らし抑え 防衛重視 安倍政権 予算案決定(東京新聞)

 政府は十四日、歳出総額が九十六兆三千四百二十億円と過去最高を更新する二〇一五年度予算案を閣議決定した。予算案は集団的自衛権の行使容認を踏まえて防衛予算を三年連続増の過去最高額とし、外交予算も約二百億円増額するなど、安倍晋三首相の意向を色濃く反映。政権が掲げる地域活性化策の「地方創生」の事業にも計三兆円をつけた。半面、政府の安全保障政策に反対する沖縄県の振興予算は減らし、生活保護費を一部で減額するなど暮らしを支える経費は抑制した。
 防衛予算は前年度比2・0%増の四兆九千八百一億円。ステルス戦闘機F35などの攻撃型の武器に加え、海上警備のための新型哨戒機「P1」を二十機購入するため三千五百四億円を計上するなどした。政府はP1について「機体を長期契約(七年間)でまとめ買いすることで経費を抑えた」と説明するが、長期契約によって次年度以降も予算を計上し続ける必要が生じ、防衛費が膨らみ続ける要因になる。
 外交関係の予算では、戦後七十年になることなどを踏まえて海外への日本に関する情報の発信を強化。海外で対日世論調査を行うほか、安倍首相の外国訪問関係費を約四億円増の十三億円とした。
 一方で、沖縄振興予算は前年度から百六十二億円減らし三千三百三十九億円とした。政権の基地政策に反対する翁長雄志(おながたけし)知事が当選した影響とみられる。
 「アベノミクス」の流れを地方に広げようという地方創生関連には約三兆円を投じる。このうち約一兆円は人口減対策や人材育成などに自治体が取り組む事業に使うが、地方へのばらまきに終わる懸念もある。
 生活保護費では、賃貸住宅の家賃補助などにあたる「住宅扶助費」と、暖房費にあたる「冬季加算」を減額。介護報酬の2・27%引き下げや、健康保険組合がない企業に勤める人が加入する「全国健康保険協会(協会けんぽ)」への国庫補助の削減にも踏み切り、社会保障の自然増を約四千百億円圧縮した。
 政府予算案に対し安倍首相は十四日、「社会保障の充実に最大限取り組んだ」と自己評価した。だが、暮らしや弱者への予算配分は先細りの一途をたどっている。

 これがその予算案。

 何というか、安倍さんの発言は、もうその視線の先にあるものが違うんだ。きっと、普通の人の暮らしなどは見ていない。でないと社会保障の充実など言えるはずがない。実態は、社会保障改悪など負担の追い打ちをかける一方で、大企業減税や軍拡をさらにおしすすめるもの。社会保障の削減は、全面的だ。マクロ経済スライドの発動による年金削減をはじめ、高齢者医療の窓口負担増、介護の利用料引き上げ、介護報酬の大幅削減、生活保護では生活扶助費に続いて住宅扶助や冬季加算の削減まで盛り込む…。その一方で、大型開発の公共事業には重点的に予算を配分、原発推進予算を温存、雇用対策や中小企業、農業、教育予算などは十分な予算をつけることには無関心なのに。そして、円安で史上最高の利益を上げている大企業には、法人実効税率を2年間で3・29%引き下げ、1・6兆円もの減税を実施する。軍事費は4兆9801億円と史上最高!、14年度補正予算を合わせれば5兆円超。ステルス戦闘機F35、イージス艦、オスプレイなど、「戦争する国づくり」をいっそう強力に推進するものとなっている。辺野古新基地建設を強行するために工事費を前年の80倍以上計上。
 いってみればで、暮らしを犠牲にし、格差をいっそう拡大する。国のあり方そのものが、国民の暮らしを支えるというところからかなり遠くにあるということ。

【電子号外】浮桟橋を再設置 辺野古新基地 民意無視し強行

Img54b72f99143ec ほんとに悔しく、腹が立つ。だけど、負けてられない。琉球新報は号外が出た。

【電子号外】浮桟橋を再設置 辺野古新基地 民意無視し強行(琉球新報)

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画で沖縄防衛局は15日午前11時までに油防止膜を辺野古沖に設置し、浮桟橋の設置作業を始めた。浮桟橋の土台を海上に並べている。昨年11月22日に衆院選を考慮し浮桟橋などが撤去されて以来の海上作業が再開した。複数カ所でクレーン車を使い油防止膜を砂浜に下ろし、船を使い沖に広げた。浮桟橋再設置は終日かかる見込み。
 昨年11月の県知事選や12月の衆院選沖縄選挙区で辺野古移設に反対する候補が当選し、県民の新基地建設ノーの民意が重ねて示された。それにも関わらず、政府は市民の抗議行動を強制排除しながら海上作業を再開。強引に移設作業を進める姿勢を鮮明にしている。
 工事再開海域には新基地建設に反対する市民の船4隻とカヌー25挺が集結し作業をやめるように抗議。立ち入り禁止区域に進入しているとして午前10時半現在、約20人が海上保安庁のゴムボートに確保され、現場は緊迫している。
 一方、米軍キャンプ・シュワブのゲート前では未明から100人超の県民らが抗議集会や道路への座り込みを行い、県警との衝突が繰り返された。その間、80代女性が転倒して頭部を強打し、午前8時10分ごろに救急車で病院に搬送された。

 号外のファイルはここ。

 さて、辺野古に行くことはできるのか?

「独居死」20年で1000人超 阪神大震災 仮設・復興住宅

 いよいよ20年めを迎える。

「独居死」20年で1000人超 阪神大震災 仮設・復興住宅(東京新聞)

 阪神大震災を受け兵庫県内に建てられた災害復興住宅で、一人暮らしのまま誰にもみとられずに亡くなった「独居死」が、2014年の1年間で40人だったことが分かった。データの残る00年以降では計864人。同年に解消された仮設住宅でも233人が確認されており、この20年間で両住宅での独居死者数は少なくとも1097人に上っている。
 兵庫県警の検視結果などを基に、神戸新聞社がまとめた。仮設から復興住宅への転居が進んだ一九九八、九九年は復興住宅での独居死者数のデータがないため、総数はもっと多い可能性が高い。
 独居死は九五年三月、尼崎市内の仮設住宅で六十三歳の男性が病死から二日後に発見されたのが最初。長引く仮設暮らしや失業などが被災者の負担となり、自殺も相次いだ。仮設住宅の解消後は〇二年の七十七人が最多。一一年にいったん三十六人まで減ったが、入居者の高齢化に対応した見守り態勢強化が課題となっている。
 昨年一年間に確認された四十人(男性二十七人、女性十三人)は四十二~九十三歳で平均七四・七歳。死因は病死が最多の三十人で、自殺が四人、浴槽でおぼれた事故死が二人などだった。神戸市中央区の男性(87)は死亡から約七十日後に部屋からの異臭で見つかるなど、発見までに一カ月以上かかった人が二人いた。
 近年は復興住宅に一般の居住者も住んでおり、独居死とされた人の全てが被災者とは限らないとみられる。

 だけど、これはきっと日本の縮図なんだろうな。日本で進行している問題が、震災で、経済的、社会的な支えをなくすことで、いっそう顕著になっているということなんだろうなあ。東北でも、そういう激しいことがおこっているのだろうと思う。

2015/01/14

辺野古新基地建設工事 あす再開

 緊迫化してきている。

辺野古新基地建設工事 あす再開(沖縄タイムス)

 沖縄防衛局は、名護市辺野古の新基地建設に向けた海上作業を15日に再開する準備を進めている。昨年11月の知事選、同12月の衆院選沖縄選挙区で建設反対の民意が示されてから本格的な作業は初めて。キャンプ・シュワブのゲート前では13日も、抗議活動が繰り返された。
 翁長雄志知事は13日、辺野古沿岸の埋め立てを仲井真弘多前知事が承認した経緯を検証する専門家チームについて「人選を含め、9合目まで来た」と今月中旬に発足させる考えをあらためて示した。与党県議などは検証終了までの作業中止を訴えており、海上作業が始まれば反発は強まる。
 防衛局は15日以降、海上保安庁のゴムボートが利用する浮桟橋や、工事区域を明示するフロート(浮具)の設置、300メートル規模の仮設岸壁の建設工事などに入る。…

 緊張を伝える記事が並ぶ。

辺野古沖に防衛局警戒船30隻 掘削調査再開へ海上緊迫(琉球新報)

 一方で、米軍は傍若無人
通告なくオスプレイ トリイへ2機、3度飛来(琉球新報)
オスプレイ深夜飛行に「眠れない」「宜野湾は無法地帯か」(沖縄タイムス)

 県民ぐるみの沖縄のたたかいは続く。
基地重圧、国連訴えへ 島ぐるみ会議、県政と連携(琉球新報)

2015/01/13

ヘイトスピーチを問う  ~戦後70年 いま何が~

 これはNHKはよく頑張ったと言うべきなのだろうな。

Photo35981 特定の人種や民族に対して差別や憎しみをあおるヘイトスピーチ。京都市の朝鮮学校に対して行われた街宣活動について「違法な人種差別にあたる」とする判決が、先月、確定した。去年8月には、国連の人種差別撤廃委員会が日本政府に法規制を勧告するなど、日本がヘイトスピーチとどう向き合っていくのか問われる事態に発展している。番組では、ヨーロッパの法規制をめぐる動きや歴史的な事例なども盛り込みながら、ヘイトスピーチが照射する現代社会の姿を見つめていく。

 問題をずらさずに、また括弧付きのバランスをとることもしないで、正面から議論していた。これはNHKとしては画期的だろうなあ。
 ただ、ヘイトスピーチが人権を侵害するものとしての問題性にしても、当事者の声をなんらかの形でももう少し深くひろいあげて、その課題のもつ意味を深めてほしいという感じがする。
 と同時に、日本の表現の自由がこれだけ深刻な問題にさらされているとき、ヨーロッパの今の動きのように日本の社会に抵抗力があるのか? へとスピーチ規制にとって、切実となっている問題、論点についてももう少しなあ。

 あまりにも教科書的につくられている感じ。なぜ、いまこの番組かと言われると、ちょっとね。みなさん、ほめているけど。難しいなかでの番組ということになれてしまってはね。やっぱり、こういう番組は迫ってほしい。
 それでも、画期的な内容ではあるにだとは思うけどね。

仏370万人 歴史的行進 テロ追悼「パリ解放」超す

 いろいろ考えさせられる。

仏370万人 歴史的行進 テロ追悼「パリ解放」超す(東京新聞)

 AFP通信によると、フランスの風刺週刊紙シャルリエブドなどへの連続銃撃テロ事件の犠牲者を追悼するため、十一日に全土で実施された大行進の参加者は、少なくとも計三百七十万人に達した。内務省が発表した。参加者はパリだけでも百二十万人から百六十万人に上ったという。 
 仏メディアは、第二次世界大戦中の一九四四年八月、ナチス・ドイツの占領時代が終わった「パリ解放」を超えるような規模だったとし、全土で国民が繰り広げた「歴史的行進」を伝えている。AFPによると、パリでは、一九九八年のサッカー・ワールドカップでフランスが優勝した際に約百五十万人が繰り出した記録を超える見通し。フィガロ紙によると、行進はパリ以外でもリヨンで三十万人、ボルドーで十四万人が参加するなど、全土で行われた。
 歴史的行進を翌日の仏各紙は大きく伝えた。フィガロ紙は、人であふれるレピュブリック(共和国)広場の写真に「フランスは立ち上がる」との大見出しを掲載。パリジャン紙は「自由の行進」と、人々が行進中に口にした言葉を掲げた。
 パリの大行進にはオランド大統領のほか、英キャメロン首相、独メルケル首相ら欧州主要国の首脳らも参加。出発地の共和国広場からナシオン広場まで人の波が切れることなく続いた。…

 いくら路上の文化なるものがあるとはいえ、この数はすごいなあ。こうした自由への感度はやっぱりすごい。
 だけど、同時に難しい問題もある。モロッコ外相が「(デモの現場に)イスラム教の預言者を冒涜(ぼうとく)する風刺画がある」としてデモへの参加を取りやめたという。、「反イスラム感情にノー」、「宗教や肌の色にかかわらず、平和に共存できる」という主張もあったのもまたすごいなあ。

 ドイツでは、次のような動きもある。

仏テロ後初の反イスラムデモ=寛容訴える集会には10万人-独(時事通信)

 急増する中東からの移民や難民の受け入れ阻止などを訴える「反イスラム」デモが12日夜、フランスの連続テロ事件後初めてドイツ東部ドレスデンで行われた。デモは昨年10月から続いており、マース法相は今回の中止を求めていたが、主催者は決行。過去最高の2万5000人が集まった。
 現地からの報道によると、主催者は「パリの残虐行為はこの行動の必要性を示す新たな証拠だ」と強調した。首都ベルリンや南部ミュンヘンでもデモがあったが、これに対抗して「寛容な社会」を呼び掛ける集会も各地で開かれた。DPA通信によると、この集会の参加者は全国で約10万人に膨れ上がった。…

 こうした動きに、メルケル首相は、イスラム教徒はドイツの一部だとして、「ドイツはイスラム教徒や他の宗教の人々と平和的に共存したい」と言ったそうだけど。
 日本でも同じ問題が問われているのだからなあ。

2015/01/12

介護報酬2.27%下げ 社会保障抑制 生活保護も縮小

 社会保障、社会福祉への全面的な攻撃としかいいようがないよなあ。これは。

介護報酬2.27%下げ 社会保障抑制 生活保護も縮小(東京新聞)

 政府は十一日、二〇一五年度予算案の社会保障費の内容を決めた。介護報酬の2・27%引き下げや入院患者の食事代負担の段階的な引き上げ、生活保護で家賃に当たる住宅扶助の引き下げなどの負担増が盛り込まれた。麻生太郎財務相と塩崎恭久厚生労働相による閣僚折衝で合意した。 
 介護報酬に関し、財務省は予算編成協議で特別養護老人ホームなどで「過剰な内部留保がある」などとして、4%程度の引き下げを主張。介護保険事業者らの「サービスの低下につながる」という反発を受け、厚労省は引き下げ幅の縮小を求めていた。
 報酬の引き下げは九年ぶり。介護保険法の改正の一環で、〇五~〇六年の二回に分けて計2・4%引き下げ、過去最大となった下げ幅に迫っている。
 入院中の食事代について一般病床の患者は現行で一食(六百四十円)につき二百六十円の患者負担を、一六年度と一八年度に百円ずつ増額し、最終的に四百六十円にする。
 生活保護では住宅扶助にかかる費用を一四年度より約三十億円削減。今後新たに申請する人の分を含め、一八年度に一四年度比で約百九十億円減らす。冬場の暖房費に充てる冬季加算も引き下げ、一五年度に約三十億円削減する方針。
 中小企業の従業員らが加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)への国庫補助率は現行の16・4%を維持する。医師など加入者の所得水準が高い同業者でつくる国民健康保険組合への国庫補助も縮小する。

 介護保険はその軸か、これがたぶん障害者福祉にも連動させられる。医療保険そして、最後のセイフティネット=生活保護と。
 たたかいは正念場。

チョコレートドーナツ

Choco やっぱり無理してでも見ておくべき映画だった。ゲイのカップルと、ダウン症の子どもの物語。映画そのものは、単純なストーリで、登場人物も善と悪に大別される。だけど、そうした設定をつつみくもだけの愛情が、差別と偏見を前にした葛藤を超えようとする。だけど、結末は、あまりにも悲しい。世界はあまりにも、悲しみに包まれている。それでも、差別と偏見にたたかう主人公たちは、悲しみに打ちひしがれながら、希望をわすれない。これだけ、無心に、人を思い、愛し、そして、明日をあきらめない、そんな生き方がボクもできればいいのだけれどもなあ。

2015/01/11

辺野古抗議で初の逮捕者 シュワブにミキサー車入る

 沖縄では、たいへんな展開になっている。

辺野古抗議で初の逮捕者 シュワブにミキサー車入る(琉球新報)

 米軍普天間飛行場の返還に伴う名護市辺野古への新基地建設の作業再開を前に、10日夜から11日未明にかけて、辺野古の米軍キャンプ・シュワブにミキサー車など15台以上が入った。シュワブのゲート前では抗議する市民が約30人集まり、そのうちの男性1人が警備員への暴行容疑で名護署に逮捕された。昨年7月に始まったシュワブゲート前での反対運動で逮捕者が出たのは初めて。
 11日午前8時現在、辺野古沿岸部では海上作業に向けた動きは確認されていない。ゲート前でも新たな資材や工事車両の搬入は確認されていない。
 関係者によると、逮捕された男性はシュワブの旧ゲート前の山形鉄板に座り込もうとして警備員に制止された際、持っていたペットボトルが警備員の顔に当たったという。男性は「当たっていないと思うが、当たっていたなら謝罪する」と話しているという。
 シュワブのゲート前では11日午前3時前まで市民が抗議活動を展開。同7時前から再び活動を再開しており市民約10人が抗議の声を上げている。
 10日夜から11日未明に掛けてのミキサー車や工事用重機などの搬入は10日午後7時すぎまでゲート前で座り込みをしていた市民らが解散した後、午後9時前から始まった。午後10時すぎ、状況を聞いてゲート前に再度集結した市民らの抗議行動を警官が排除する中、午前3時までに次々とにミキサー車などがシュワブ内に入った。

 知事には会わず、一方で、工事を強行する。どうも13日から工事がはじまるという話も。
 さらに、そのうえで、こんなこともおこなわれている。

また夜間制限超え オスプレイ2機が飛行(琉球新報)

 米軍普天間飛行場に10日午後11時34分と同53分ごろ、米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ2機が相次いで着陸した。日米間の航空機騒音規制措置で運用が制限される午後10時を大幅に超え飛行した。着陸前には那覇市上空を通過した。今月7、8日も午後10時以降の米軍機の飛行があり、夜間の飛行訓練が激化している。
 普天間飛行場で午後11時を超える飛行が確認されたのは約4カ月ぶり。

 こんなことを許してはダメだ。

2015/01/10

シリーズ日本新生 ニッポン"空き家列島"の衝撃 ~どうする?これからの家と土地~

 今日のNスペ。なんなんだろう、これ。まるで脅しだな。

Img_01_2 年末年始に多くの人々が帰省し、くつろいだであろう実家。しかし近い将来、その実家の処分に頭を悩ます時代が来るかもしれない。人口減少が進む中、売ることも貸すこともできず、税金を払い続けるだけの「負の遺産」になりかねない。すでに空き家の問題は、全国で深刻化し始めている。今や7~8軒に1軒は空き家、今後も急増すると予測されている。また、都市部でも中古住宅より“新築住宅”を優遇し続けてきた結果、住宅の増加には歯止めがかからず、さらに空き家を増やす要因ともなっている。一方で、水道などインフラの維持費用の負担の増大から、コンパクトシティを目指す動きが加速しているが、先行きは見えないまま。
根幹が揺らぎ始めている日本の住宅政策、そして国土利用。空き家問題を入り口に、人口減少時代に向けた対策を考える。

 こういう地域の問題は包括的、多角的な視点で考えるべきなのに、限られた視点からの地域崩壊の脅し。増田流消滅都市の流れを組む。だから、粘り強いとりくみの姿が見えない。
 そもそも、残るも移動して集まるも、多様な選択を保障するのが行政の役割であるはず。その困難に向き合って、知恵をしぼるべきなのに。結局は、効率の土俵の上のせまい議論。これは、福島の復興の問題にも妙に重なるなあ。

福島 浜通り

F1F2F3F4F5F6F7F8F9F10F11F12 福島への出張のついでに、FB友達の宮城のHさんにお願いして、福島の浜通りを案内してもらった。福島市の仮設住宅(すぐとなりに仮置き場)からスタートして、飯舘から南相馬にぬけ、小高地区、浪江、大熊、楢葉、富岡と。だんだん言葉を失う。まもなく4年がたとうというのに…。だれもいない飯舘や小高地区、そして国道以外は入ることすらできない浪江や大熊。いまだ傷の言えない、制限された富岡。
 帰還がはじまったり、解除がはじまろうとしている地域がある。だけど、戻るにしても、戻らないにしても、生活のめどはたたない。その選択肢、復興支援のメニューの少なさ。だけど、個人でも、地元の行政の力でもどうしようもない。そして、その困難は、30キロ地域を大きくこえている。この事故から、この国は何を学んだんだろうか。
 最後は、もう言葉もでなかった。悔しい思い、悲しい思い。それでも生きている人たち。そこで働いている人たち。なんとも言えない。


2015/01/09

パリ白熱教室

興味深く、テレビを見る。格差に注目し、それを歴史的に見る議論は興味深い。歴史に注目するのは卓越した議論だなあ。だけど、格差を生み出す運動法則は、やっぱり表面的な運動の捉え方。分配にこだわるからか?資本そのものの内的な運動の力を見ないのがマルクスとのちがいか。ハーヴェイが批判したいのはよくわかる。結論はきっと夢想的。だけど過激でもある。
だけど、おもしろい論点がすごくありそう。時間をつくって読む価値はありそう。と同時に、社会のある面を捉えているのだろうし。資産が生み出す格差という論点はどうかな。その規制は。しかもそれを歴史的に議論する。そこで累進課税。刺激的だね。これがどのように議論されて行くのかも興味深い深いもの。
このテレビの講義はわかりやすかったね。

教科書の「慰安婦」「強制連行」削除…数研出版

 うーん。何ということだ。

教科書の「慰安婦」「強制連行」削除…数研出版(読売新聞)

 教科書会社「数研出版」(東京都)が、現行の高校公民科の教科書3点から「従軍慰安婦」と「強制連行」が含まれる記述を削除する訂正申請を文部科学省に行い、認められたことが分かった。
 新年度から使われる教科書で反映される。同社は訂正の理由を「客観的事情の変更等」としている。
 記述が削除されたのは、「現代社会」2点と「政治・経済」1点の計3点の計4か所。いずれも文科省は昨年11月20日に訂正申請を受け付け、12月11日に承認した。
 文科省によると、訂正により、3点の教科書とも、「従軍慰安婦」、「強制連行」の言葉がなくなったという。3点の学校現場でのシェア(占有率)は、今年度で1・8~8・7%。
 教科書の歴史や領土に関する記述を巡っては、文科省が昨年1月、小中学校の社会科、高校の地理歴史、公民科の検定基準を改正。近現代史で通説的な見解がない場合、その旨を示すことや、政府の統一的見解や確定した判例があれば取り上げることなどを明記した。
 適用は現在検定を行っている中学校教科書からだが、教科書会社は、誤りや事実関係の変化があった場合などに現行教科書の訂正を申請できる。…

 政権を担う政治勢力と、右派メディアが、こういう雰囲気を醸し出して、それが圧力となって、教科書会社が「自粛」する。だけど、「慰安婦」問題、「強制連行」問題も、その存在そのものは決して政府も否定できないし、司法でもその存在を認めている。なのに、なぜ訂正なのか?
 ちょっとなあ。これは。負けてはいけない。

知事招かず 自民冷遇 沖縄振興予算の審査

 まったく聞く耳をもたない異様さ。凄まじいなあ。

知事招かず 自民冷遇 沖縄振興予算の審査(東京新聞)

 自民党は8日、2015年度の沖縄振興予算を審査する党会合に、上京中の翁長雄志(おながたけし)沖縄県知事を招かなかった。翁長氏は昨年末、安倍晋三首相や菅義偉(すがよしひで)官房長官への面会を求めたが、会えなかった。米軍普天間(ふてんま)飛行場(同県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古(へのこ)への移設反対を訴える翁長氏に対して、政府・自民党の冷たい対応が続いている。
 自民党は政権復帰した直後の二〇一二年十二月に開いた沖縄振興予算についての党会合に、当時の仲井真弘多(なかいまひろかず)沖縄県知事を招いた。県によると、今回は知事に出席要請はなく、県側から出席する必要があるか問い合わせると「党内の話し合いなので必要ない」と回答されたという。
 翁長氏は昨年十一月の知事選で、辺野古移設を容認して自民党から推薦を受けた仲井真氏を破り当選した。
 沖縄県が地元の自民党衆院議員は「知事はまず党県連との関係を何とかしないといけない」と指摘。政権幹部は「立場をわきまえろという話だ」と述べた。…

 沖縄振興予算は削減し、一方で、新基地建設費として1000億円以上を計上する。さまざまな要望は聞く耳はもたない。「立場をわきまえろ」どころではない。問答無用であり、「黙って従え」である。知事の背後には県民の世論がある。その世論を敵視する。それが政権の正体ということではあるのだけど。
 負けるな翁長知事!

2015/01/08

都内の公立保育園 職員の半数近くが非正規

 ほんとに、この事態は…!

都内の公立保育園 職員の半数近くが非正規(NHKニュース)

 東京都内の公立保育園で働く保育士などの職員は、半数近くが非正規雇用で、一部では正規雇用の職員と同じような働き方をしているのに給与などの待遇に格差があることが、専門家の調査で分かりました。
子どもの特性など仕事に必要な情報を十分に伝えられていないケースも多く、専門家は「非正規職員の職場環境の改善が必要だ」と指摘しています。
 この調査は、東京都日野市の明星大学が、自治体職員で作る労働組合の1つ「東京自治労連」と協力して行ったもので、都内の自治体と公立保育園にアンケートを配布し、このうち31の自治体と非正規雇用の職員3600人余りから回答を得ました。
 それによりますと、公立保育園で働く保育士などの職員のうち、臨時や非常勤などの非正規雇用の割合は平均でおよそ45%で、自治体によっては70%を超えているところもあります。
 待遇面では、非正規雇用のおよそ15%の人が正規雇用とほぼ同じような時間で働いているうえ、全体では月給が15万円未満の人がおよそ58%に上り、複数の仕事を掛け持ちして生計を立てている人もおよそ20%いました。
また、公立保育園の非正規職員は雇用期間が原則1年未満に限られていますが、契約の更新を繰り返して昇給などがほぼないまま10年以上働いている人が25%いるなど、待遇に格差があることが分かりました。
 さらに、保育園の職員会議などに参加できている人は少なく、全体の80%余りの人が、子どもの特性や家庭環境など仕事に必要な情報が非正規の職員にまで十分伝えられていないと答えています。…

 現場の非正規を含めた保育士さんたちのがんばりにまず頭がさがる。と、同時に、これで子どもたちの成長や安全は大丈夫か?と率直に思う。非正規の拡大はここまできたのか。そして、現場がかかえる困難はいったいどこまできているのか? 待機児の問題も依然深刻だけど、それにとどまらない問題がある。と、同時に、私立の園の状況もなかなか深刻だ。うーん。

 そう感じながら、保育園と同じ規模で非正規化がすすんでいる分野に、大学というところがある。少なくない私立大学では、教員の半数が非常勤によってになわれている。しかも、専任という名でも、常勤でないケースも増えているというよくわけのわからない事態も広がっている。任期つきも多い。ユニバーサル時代に若者の成長がこれで支えられるのか?もちろん非常勤の先生方もがんばっているけど。
 この国は人を育てるということに、あまりにもお金をかけなさすぎる。

集団的自衛権行使容認とその先にあるもの

06709 『法学セミナー』の1月号で、骨太の特集。「7・1閣議決定とその先にあるもの ――安倍路線のゆくえ」森 英樹、「閣議決定の内容と手法」浦田一郎、「『日米防衛協力のための指針』(ガイドライン)の再改定と『憲法の規範的規制力』」倉持孝司、「軍事法制の展開と憲法9条2項の現在的意義」本秀紀。長谷川門下生が並ぶ。『法律時評』は立憲主義派が中心になった観もあるので、セミナーでこんな特集がなされるのかなあ。
 森先生の、森節に膝を打ち、浦田先生の論文は、すでに一度このブログでふれたかな。浦田さんの議論は、これを読むと、いままで書いていたものがよくわかったりした。倉持さんと本さんのものは、この間のこの問題の議論では、あまり憲法の研究書では論じられていない視点でもある。倉持さんのものは、日米同盟の視点から、そして、本さんのものは、9条とくに2項のそもそもの原点から、対立軸が集団的自衛権VS個別的自衛権ではなく、9条2項VSその破壊にあるということを明らかにし、そこ根底には積み重ねられてきた解釈改憲があることを喝破する。こういう議論はやっぱり必要だと思う。ぜひ、こういう角度からの議論も、活発になされてほしいと思う。

ナンシー関のいた17年

1 昨日、何となく、この再放送を見てしまった。ちょっと、ジンとくる。ナンシー関なんと、リアルタイムでは、そんなに読んでいたわけではない。もちろん、どんなことを言っているか、全く知らなかったということでもないけど。だけど、そもそも、見るテレビ番組などもちがっていただろうしなあ。それでも、業界からは一線を置きつつ、見る側の立場で、テレビを批評し続けた、彼女の書くものが面白いのはわかる。豊富な知識をバックボーンにしたその言説は、1つの形をつくったのでもあると思う。
 時代は、80年代後半から2000年代初頭。ある意味で、ボク的には、テレビがどんどん面白くなくなり、活気もなくなっていった時代でもあろう。その時代は、同時に、社会が大きく変容する時代でもある。生活が個人化し、嗜好や主張は多様化する。そういう時代に、個人の目線で、発言し続けたということか。「私は『顔面至上主義』を謳う。見えるものしか見ない。しかし目を皿のようにして見る。そして見破る。それが『顔面至上主義』なのだ」。一つのテレビの時代である。
 そして、テレビが行きついた先は…。彼女が生きていたら。これは誰もが感じることなんだろうけどなあ。まあ、陳腐な感想で申し訳ないけど。

NHK 新版 ―危機に立つ公共放送

4315210 松田さんが、前著を全面改訂して出した、岩波新書を大急ぎで読んだ。おもしろかった。総選挙での自民党によるテレビへの介入が注目されているが、そもそもこの間、安倍政権は、露骨にNHKへの介入をすすめてきた。ああ、安倍さんのこうしたメディアへの介入は、やはり、ETV2001の事件が一つの画期になっているのだろうなって感じてきた。それで、まず、この本を読んでみた。
 なぜ、NHKは、政府の介入に屈したのか。それを歴史的な経過をふり返りながら見る。そのそも独立委員会をもたない制度的、法的な問題点、そのうえで、予算を政権党の事前審査をうける形で、密室でのやりとりがおこなわれてきた。などなど、メディアをとりまく環境が多きく変容し、「改革」が叫ばれるなかで、どのようなことがおこなわれてきたのか。政府サイドの「改革」がすすめるなかでの、市民の側の対抗。そこにNHKの未来、公共性の復活の展望を見る。
 なにより松田さんは、85歳。いっしょに仕事をさせていただいたこともあるが、まだまだお元気だ。マスメディアのジャーナリズムとしての再生への強い著者の思いが伝わってくるのである。


誰も少年を助けなかった 祖父母殺害し強盗、懲役15年

 こんな記事を読むと、ただただ悲しく、胸がしめつけられる。

誰も少年を助けなかった 祖父母殺害し強盗、懲役15年(朝日新聞)

 祖父母を殺害し金品を奪ったとして、強盗殺人などの罪に問われた少年(18)が昨年暮れ、さいたま地裁で懲役15年の判決を受けた。法廷で明らかにされたのは、少年の「無援の日々」だった。裁判長は問うた。大人は救いの手を差し伸べられなかったのですか。
 事件があったのは、昨年3月26日正午ごろ。少年は埼玉県川口市のアパートに暮らす祖父母の背中を包丁で刺すなどして殺害し、母親(42)=強盗罪などで服役中=と共謀して現金約8万円やキャッシュカードなどを奪った――とされる。
 昨年12月に6回開かれた裁判員裁判で、検察と弁護側の冒頭陳述や少年、母親の証言で明らかにされた事件までの経緯はこうだ。
 小学4年。
 生活が大きく変わった。別居を続けていた母親と父親が離婚。少年を引き取った母親は知人男性から金銭的な支援を受けるかたわら、ホストクラブ通いを続けた。1カ月帰宅しないこともあった。「捨てられたかと思った」。少年は弁護人から問われて答えた。
 5年生になると、母親が交際する別の男性と3人で静岡県内へ。学校に通ったのは2カ月間。その後、住民票を静岡に残したまま埼玉県内などを転々とし、自治体も居場所を把握できなくなった。
 金があるときはホテルに泊まり、ないときは公園で野宿をする生活。男性からは理由もわからないまま、暴行を受けた。「(母親は)様子を見て笑っていた」と少年は言った。
 中学校にも行かなかった。この間に13歳年下の妹ができた。母親は少年に親戚に金を無心するよう強く求めるようになった。「中学で野球部に入って道具が必要なんだ」。少年は、うそを重ね、実父のおばから現金400万~500万円を借りた。
 男性が失踪すると、母親は少年への依存を強めた。
 16歳だった少年は母親と2歳の妹を養うために塗装会社に就職し、会社の寮に家族で住み込んだ。ゲームセンターなどで浪費する母親からせがまれて給料の前借りを始めると、「(相手を)殺してでも金を持ってこい」と母親にたびたび言われるようになった。給料の全てが前借りの穴埋めに充てられるようになった。
 そして事件当日。…

 裁判長は、次のような語り掛けたという。「君のことを思う人と一緒に、社会に帰ってくるのを我々も待っていようと思う」と。
 うーん。言葉を失う。

2015/01/07

障害者福祉、事業者向け報酬を減額へ 1%前後で調整

 なんかここまでやるのかって感じだ。

障害者福祉、事業者向け報酬を減額へ 1%前後で調整(朝日新聞)

 政府は、障害者への福祉サービスを提供する事業者に対し、おもに税金から支払う報酬を2015年度から引き下げる方向で最終調整に入った。介護事業者に支払う「介護報酬」を引き下げるのに合わせ、増え続ける社会保障費の伸びを抑えるねらい。福祉の現場で働く人の賃金にあてる報酬は引き上げる方針だ。
 障害者施設でのサービスや、障害者の自宅でのサービスにかかる費用は、国が定める公定価格の「障害福祉サービス等報酬」に基づき、国や地方自治体が事業者にお金を支払う。所得に応じてサービス利用者が一部を負担する場合もある。
 14年度の国の負担は約9千億円。利用者数は08年の約40万人から14年は70万人近くに増えており、15年度は国の負担も約1兆円に増える見通しだ。財務省や厚生労働省などは事業者向けを1%前後引き下げる方向で調整している。…

 政権の目指す方向があまりにも露骨なんだもの。大企業がグローバル競争に勝っていくための政策の推進、そのために予算を集中する。と、同時に戦争する国づくり。そういう経済競争と戦争に役に立たないものは切り捨てていく。ほんとうにかつて来た道を歩んでいるのかとも思えてくる。少なくとも、戦後、運動がつくりあげてきた人権を内実化するような政策がどんどん削られていく、ふみにじられていく。なんとしてもそれを許さないたたかいをしていかなければいけない。

プロメテウスの罠7 8

40540607814054061818 引き続き、プロメテウスの罠の7、8巻をパラパラと。やっぱり、ここで、暮らす人の直面する問題のところに関心が行く。放射能の問題、生業の問題、教育の問題。ときがたつにつれ、問題は難しくなる。判断も難しくなる。意見も分かれる。中高一貫校の問題などは、ほんとうに思いと、すすんでいることはどうなのかなどとも考えさせられてしまう。それだけに、ていねいに被災者の声を聴くことが必要なんだろうなあ。だけど、あらためて、政治に無責任、東電の無責任を痛感させられる。どんなにひどい対応をしてきたのか。そして、そのもとで、住民はどんな困難と苦しみをかかえてきたのか。だけど、どんどん政治がそのことから離れているよなあ。

集団的自衛権 武力攻撃事態法軸に 安保法制政府方針 恒久法は明示せず

 うーん。ないじゃいなこれは!

集団的自衛権 武力攻撃事態法軸に 安保法制政府方針 恒久法は明示せず(産経新聞)

 政府が4月の統一地方選後に国会提出を目指す安全保障法制に関する基本方針が6日、判明した。同日開かれた政府・自民党の非公式協議で政府側が提示した。集団的自衛権の行使が必要となる事態を「存立事態」とし、武力攻撃事態対処法や自衛隊法を改正する案を軸に検討する。ただ、自衛隊の海外派遣を随時可能にする恒久法に関しては、消極的な公明党に配慮して明示しなかった。
 非公式協議には中谷元(げん)防衛相や自民党の防衛相経験者らが出席。恒久法制定が明示されていなかったことに対し、自民党側から「恒久法制定は自民党の基本方針だ」などと反発する声が上がった。
 基本方針では、(1)武力攻撃に至らない「グレーゾーン」事態(2)国際平和協力活動(PKO)など(3)集団的自衛権の行使-の3つの事態に対処するため、主に自衛隊法や周辺事態法など9本の法律について改廃の必要性を精査するとした。
 昨年7月に閣議決定された武力行使の新3要件では「わが国の存立が脅かされ、国民の生命、自由および幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある」場合に集団的自衛権の行使を可能としており、こうした事態を「存立事態」と定義する方向で検討を進めている。…

 「存立事態」かあ。いかにも法制局っぽい? 新しい言葉を使うことで、これまで、いろいろ定義をして、憲法の制約との関係で、なんとか繕ってきたことを、さらに曖昧にするという手法だよなあ。
 だけど、同時に、戦争できる国づくりは、すでに法制化を待つまでもなく、着々と進行していることに注意が必要だよなあ。大軍拡予算もそうだけど、こんなニュースもあった。
政府 国家安全保障局の体制強化を検討(NHK)
 うーん、うーん。

2015/01/06

旧日本軍の偽札用紙見つかる 民間巻き込んだ製造裏付け

 登戸研究所の偽札づくりの話は聞いたことはあるけど、その実態がこれだけ赤裸々に明らかになるとは…。

旧日本軍の偽札用紙見つかる 民間巻き込んだ製造裏付け(朝日新聞)

 静岡市の製紙工場で、孫文などのすかしが入った特殊な用紙が見つかった。明治大学の研究者が確認し、旧陸軍登戸研究所の発注で中華民国の紙幣を偽造するために作った用紙と判断した。戦前に特殊兵器を開発していた同研究所では偽札も作っていたという証言があり、民間企業を巻き込んで偽札が製造されていた実態が浮かび上がった。
 明治大学平和教育登戸研究所資料館(川崎市多摩区)が昨年7月、「巴川(ともえがわ)製紙所」(本社・東京)の静岡市駿河区にある工場で確認。約30センチ四方279枚がつづられていた。
 資料館によると、用紙には中華民国建国の父・孫文の横顔のすかしがあり、絹の繊維がすき込まれていた。当時の中華民国で広く流通していた5円札の特徴だった。北京の歴史的建造物「天壇」のすかしが入った紙もつづられており、これも当時の別の5円札の特徴という。すかしの出来や絹の繊維の密度などを点検した形跡もあった。
 記されていた文字から、用紙は1940年8月~41年7月に作られたと資料館はみている。偽札作りの責任者だった将校は、戦後に出した本で「偽札作りは39年に始まり、40億円分作った」と記していた。…

 軍による、特殊戦というもののすざまじさというものが。だけど、こういうことって、すでに隠ぺいされ、戦争末期のどさくさで、焼却されていると思っていただけに、これはすごいなあ。その規模もまた、大きなものであったということ。登戸の活動の規模も実は、ボクらが感じていたものより大きなものであったのかもしれないなあ。
 今度、ちゃんと聞きにいかなくっちゃいけないなあ。山田先生をつかまえにいかなくっちゃいけないし(笑)。

シリーズ 戦後70年 第1回 障害者はどう生きてきたか “当時者”たちの地道な訴えが 日本の福祉を切り拓いてきた

 昨日の、ハートネットTV。こちらは一転、当事者のたたかいを中心に描かれる。

9d753cdfc6cd0662cf8b33404b0fd922 戦後70年を迎えようとしている今、日本の福祉は激動の転換期を迎えています。障害者への差別を禁止する「障害者権利条約」を批准したものの、その多くが貧困にあえぐ障害者たち。超高齢社会に直面する医療や介護の現場…。数々の課題にぶつかる日本の福祉の出発点は、第二次世界大戦の終戦にあります。以来70年、福祉の課題はどのように生まれ、どう解決をはかられてきたのか。「ハートネットTV」では、福祉番組のアーカイブスや当事者の証言を通して今に至る道を見つめ直し、未来への提言につなげる年間企画「シリーズ 戦後70年」を立ち上げます。
 1月は、障害者福祉と高齢化問題について、2本シリーズで伝えるオープニング企画。第1回は、日本の障害者運動を牽引してきた藤井克徳さんをゲストに迎え、戦時中「ごくつぶし」「非国民」と言われた障害者たちが、教育や働く場などの権利をどのように獲得してきたのかを振り返り、今ぶつかる課題をどう乗り越えたらいいのか、ひもときます。

 当事者の運動が軸にすわっているというのは共感できる。戦前のとりくみからはじまって、傷痍軍人から、作業所の運動、権利条約の時代に!
 あまりにも駆け足だから、やっぱり触れられないことが多すぎだねどね。今後に期待。発達保障の問題など、ふれられるのだろうか?

戦後70年 ニッポンの肖像 プロローグ 私たちはどう生きてきたか

 1日のNスぺ。戻ってきてから見たけど、何とも言えない気持ち悪さ。

Img_02 戦後70年の節目の年を迎える2015年。
これからの日本や日本人に何が必要なのかを考えるために、戦後日本人の70年間の歩みを振り返る。
 1945年8月、終戦の1週間後に生まれ、今年70歳になるタモリさん、高度経済成長期に生まれた堺雅人さんなど、各世代を代表するゲストをスタジオに招き、戦後復興から高度成長、バブル崩壊、そして現在に至るまで、NHKの豊富な映像や全国3600人に行った世論調査の結果をもとに日本人の生き様についてじっくりと語る。

 この気持ち悪さの正体は何かのかということをいろいろ考える。あまりにも表面をさらっとなぞる70年。そこには、葛藤だとか、試行錯誤が見えないというか、国民的ないろいろな対立が見えないのだよなあ。まあ、安保などをのぞけば、たたかいの姿が見えないのはねえ。そういう葛藤が見えないということは、うらをかえせば、世界的な視野から、日本がどう模索してのかということも見えてこないということになる。こんな、単純なプロローグで、いったいどんな戦後史をこのシリーズでは見せようというのかなあ。戦後70年の議論の仕方も、よくよく考えないとなあ。

経団連、8年ぶり政策提言…女性らの活用掲げる

 1日のニュースから。正月にチェックできなかったものを、いろいろチェックする。

経団連、8年ぶり政策提言…女性らの活用掲げる(読売新聞)

 経団連は、2030年までの日本の将来像を示す政策提言「『豊かで活力ある日本』の再生」(榊原ビジョン)を発表した。
 名目国内総生産(GDP)を13年度の483兆円から30年度には1・7倍の833兆円に拡大させることを目標に置き、経済成長を通じて「世界から信頼され、尊敬される国」を目指すとしている。
 経団連の会長が総合的な政策提言を打ち出すのは、07年の御手洗冨士夫会長以来、8年ぶりになる。
 ビジョンでは、人工知能・ロボット、バイオテクノロジー、海洋資源開発、航空・宇宙など6分野を将来の成長領域と位置づけ、産業界が政府とともに研究開発や連携を進めていく方針を示した。
 労働力不足対策として、女性や高齢者、外国人の積極的な活用を掲げた。定年後の継続雇用などにより、働く60歳以上の人の比率を引き上げていく。外国人の人材についても、少なくとも現在の倍となる400万人まで増やす。

 これがその提言。「豊かで活力ある日本」の再生
 100Pを超える膨大な提言だし、今回も印刷できないように細工がしてあるし、そんなにすぎに読みこなせそうにないなあ。本田由紀さんは、あるブログ氏の経団連が8年ぶりに総合的な政策提言書を作成。かくしてその中身は?「アベノミクスを追認するだけとなってしまった今回の提言は、日本経済における主導権を失いつつある財界の現状を素直に反映したものと理解すべき…」という指摘を紹介している。
 たしかに、経団連と、安倍政権はほんとうに一体化してきた感がある。ほぼ、政権のアベノミクスと同方向か。と、同時に、そこでめざされているものは、いわば、総資本というか、財界丸ごとというものを目指すのではなく、グローバル競争時代に、生き残れる企業を生き残らせて、その企業に国際競争を乗り切って、アジアを制覇させるというような路線という感じがする。もちろん、そんなにうまく進められない、矛盾はあるわけで、なんだこの自己矛盾はと言っくなるような箇所はいっぱいあるけど、やはりそういう冷徹な方向というのは見える。そして、そこには、国民の暮らしはおろか、国民経済というような発想はほとんどなくなっていく。なかなか、なあ。

新聞(全国紙)の新年社説

 帰ってきて、慌ただしく全国紙の新聞社説なども読む。仕事だし…。

朝日
グローバル時代の歴史 「自虐」や「自尊」を超えて
日本人と戦後70年 忘れてはならないこと
危機に立つ世界秩序 国際法支配の確立めざせ
日本経済の課題 暮らしを守る脱デフレに

読売
日本の活路を切り開く年に 成長力強化で人口減に挑もう
戦後70年 未来志向で歴史と平和語ろう
流動化する世界 秩序維持へ国際協調が急務だ
日本経済再生 アベノミクスの真価問われる

毎日
戦後70年 日本とアジア 脱・序列思考のすすめ
戦後70年・ピケティ現象 希望求め議論始めよう
戦後70年・歴史と政治 自分史に閉じこもるな
戦後70年・家族と社会 多様な暮らしの実現を

日経
戦後70年の統治のかたちづくりを
世界経済の変化を見据えて改革を
イノベーション加速が成長のカギだ
外国人の受け入れへ一段の工夫を

産経
少子化問題 国民の機運高める年に 子供育てる喜びの再確認を
安全保障 同盟強化と自力防衛を 中国抑止へ予算と人員増図れ
経済再生 日本型成長の再確立急げ 財政再建との両立が基盤だ

東京
年のはじめに考える 戦後70年のルネサンス
年のはじめに考える 多様な学びの場に未来
年のはじめに考える 真の強者は弱者に優しい
年のはじめに考える 「悲しみ」分かち合う時

 戦後70年ということで、歴史認識にかかわる問題をとりあげている新聞が多い。何となく、新聞は大きくわかれているように見える。それはそうで、そういう側面はある。だけど、ボクが気になったのはそもそもの世界の見方という点。つまりアメリカが衰退して、中国が台頭し、ロシアが覇権主義的傾向を強め、世界が不安定化している中で、どう世界の秩序をつくるのかという見方。だけど、それは、表層を見ているだけのようにも思える。そもそも、戦後の世界は、国連憲章などを契機に、何を確認し、そしてそのうえで、世界はどう変化してきているのか。大国の支配しない、さまざまな国が対等な関係をつくっていくことの意味みたいなものをとらえないのが特徴か。力の均衡という視点の延長線上で、アメリカを見て、そして現在も中国を見る。そこから抜け出せないという点では、全国紙はほとんど差がない感じがする。それは、経済政策でも同じで、財政危機や、グローバル競争ということにとらわれている点は、各紙は同じではないのか。そういう意味では、全国紙は均一化している面も見逃せない。そういうものを乗り越えていくような、言論・理論活動みたいなことが必要なんだろうなって思ったりもする。

2015/01/05

韓国旅行 ナヌムの家

10885501_824349900959090_109102899110393777_824349920959088_761083078415904_824349940959086_6321353727891Dscn0639210686_824443984283015_458880227269710882090_824452560948824_6094993811 2日目の夜にソウルに戻って、3日目は、広州までバスで移動し、ナヌムの家を訪問した。いまだから、どうしても訪問したかったし、やっと
行けた。歴史館が改装中だったので、DVDを見せてもらった。それが「15のときは戻らない」という、吉川春子さんたちのグループがつくったやつだった(笑い)。
 それから、少し敷地内を歩いて、それからハルモニたちとおしゃべり。柳喜男さんと朴玉善さんのお二人と、話をする。安倍政権にたいする強い失望を、何度も話された。お二人とも、日本語も少し話される。
 ハルモニたちの話は、いろいろこれまでもお聞きしていたけど、だけど、今回、いちばんショックをうけたのが、やはり高齢化ということ。ナヌムの家でいちばん若い人でも88歳だ。これはあたりまえのことだけど、ほんとうに解決に残された時間はない。そのことを本当に痛感させられたし、戦後70年を迎える今年をどんな年にするのかは、ほんとうに大きな仕事だと考えさせられた。
 日本軍「慰安婦」の問題をめぐっては、朝日の問題と、その後の報告書の問題をはじめ、『帝国の慰安婦』のような議論も出ている。共通するのは、「善意」の仮面をかぶりながら、論点をすりかえていることか。こうした議論にたいしても、しっかりした問題提起をしていく必要があるよなあ。

 歴史館がお休みだったこともあり、広州観光はやめにして、そのままソウルに戻って、戦争と女性の人権博物館に行ってきた。ここもよくできた場所。さすがに被害者によりそってきた挺対協の運営する博物館だけに、被害者の心情によりそいながらつくられている。証言を聞き取るとはどういうことか、そんなことも考えさせられる。そのことも、いま重要かもしれない、と。

2015/01/04

韓国旅行 光州

10292545_823529224374491_198949255410898242_823529237707823_101793818710882180_823536337707113_805201417610885310_823536414373772_69763263_2988964_823551194372294_8088378337_210891840_823551257705621_74916368_210367695_823563671037713_578870454610882184_823563691037711_896737797610891869_823563727704374_1270390624 正月は、雪の韓国へ旅行。とても寒い韓国へ。案内してくれる友人の都合で、光州へ行くことになった。光州民主化運動は、映画やドラマの見てきた。光州5・18(華麗なる休日)はもちろん、ドラマのモレシゲだとか、やっぱり映画のペパーミントキャンディかな。その事件の現地を直接訪れて、やっぱり胸がいっぱいになる。そして、この地の人は、こうしたたたかいがあったことを誇りに思っている。案内で乗ったタクシーの運転手は、事件の当時、バスの運転手をしていたそうだ。世界記憶遺産であるのもわかる。とっても感激した。
 だけど、同時に、そうした誇りたかいたたかいを、いまの政権も利用しているというのも感じる。犠牲が、神話かされ、顕彰を通じて、国民を動員するというのは、為政者のやり方でもある。
 だかた、ボクらはいつも歴史をきちんと正面から見なきゃならない、しっかり向き合わないと。そのうえで受け継ぐべきものをしっかり学ばなければならないとも思った。


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