アベノミクス評価せず51% 自民の優勢続く、トレンド調査
いよいよ終盤戦。共同通信の世論調査によると…。
アベノミクス評価せず51% 自民の優勢続く、トレンド調査(共同通信)共同通信社は10、11両日、衆院選に向けた有権者の支持動向などを探る全国電話世論調査(トレンド調査)の3回目を実施した。比例代表の投票先は自民党が前回調査(11月28、29両日)と同じ28・0%で引き続き首位となった。民主党は1・5ポイント増の11・8%。3回の調査全てで自民党は民主党の2倍を超える大差をつけ、優勢が続いている。安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」について「評価しない」との回答は51・8%で過半数を占めた。「評価する」は37・1%だった。
内閣支持率は48・7%で不支持率41・1%を上回った。
不思議な感じがする。与党が選挙で選択をせまった経済政策・アベノミクスへの評価は低い。内閣支持率だって半数を切っている。だけど、選挙の結果は、自民党の圧勝という予想…。
こんな記事もあった。
投票率「50%割れ」予測も=組織政党に有利か【14衆院選】(時事通信)14日に投開票を迎える衆院選は、投票率の行方が一つの焦点だ。前回の2012年衆院選は過去最低の59.32%(小選挙区)を記録。今回も関心の低さが指摘されており、50%を割り込み最低記録を更新するとの見方も出ている。
投票率について、選挙に精通する自民党関係者は「48~52%」と予測する。投票率の低下は、企業・団体や強固な後援会組織を基盤とする自民党のような組織型政党に有利に働くとされる。
報道各社の世論調査では同党の優勢が伝えられており、別の関係者は「無党派層といわれる人たちは投票所に足を運ばない。組織がある分有利だ」と余裕を見せる。党内には投票率が低過ぎると、「『これで信任を得られたのか』と批判される」とのぜいたくな悩みまで出ている。
創価学会を支持母体とする公明党の幹部も「低投票率なら組織力が生かせる」と手応えを感じている様子だ。固い支持層を持つ共産党も議席を伸ばすとの予想がある。
一方、無党派層の動向に影響されやすい民主、維新両党などは低投票率を警戒している。政権選択が問われた前々回の09年は69.28%と、1996年に小選挙区比例代表並立制が導入されて以降最高で、結果は民主党が大勝、政権交代を実現した。しかし、今回、低投票率で無党派層を取り込めないと、議席が伸び悩むことも予想される。…
だけど、yahooビッグデータの分析によると、投票率があがると、自民党と共産党が増えるとしているのだけど。
いずれにしても、自民党の支持というのは極めて脆弱だが、受け皿がない。民主党や第三極への失望も多い。だけど、共産党はまだごく部分的な受け皿としかなっていないということか。その結果、投票率の低下が予想されると。そこには、選挙についてとりあげないメディアの役割も大きいのだけど。議席数は、そういう投票動向に、小選挙区制という選挙制度の歪みがくわわって、いっそう捻じ曲げられて、ああいう数字になるということか。
ならば、その自民党への懸念や不安を、批判に変え、新しい選択をしてもらえるような働きかけが、残された課題か。語らねばならない。
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