諫干・高裁判決期限切れ1年 開門求め長崎で集会
ほんとうに、政府のサボタージュはひどい!
諫干・高裁判決期限切れ1年 開門求め長崎で集会(佐賀新聞)諫早湾の潮受け堤防排水門の開門を命じた福岡高裁確定判決を国が履行しないまま丸1年が過ぎた21日、開門を求める「よみがえれ!有明訴訟」の原告・弁護団などは長崎市内で「抗議全国集会in長崎」を開いた。判決の履行と、農漁業と防災が成り立つ準備工事に着手するよう訴えた。
国は開門を差し止める長崎地裁仮処分決定を主な理由に門を開けていない。
馬奈木昭雄弁護団長は「国は漁業被害をほったらかしにしている」と批判し、開門問題に触れない前提で有明海再生を話し合う国と沿岸4県の協議は「ごまかし協議」と切り捨てた。開門するまで原告漁業者に制裁金を国が支払う間接強制決定は「最高裁でも認められる」と自信を見せ、「税金の無駄遣いは許されない」と指摘した。
雲仙市の瑞穂漁協の石田徳春組合長(77)はアサリの水揚げ量減少に触れ「漁業の後継者もいなくなる」と懸念を表明した。諫早市小長井町の漁業者松永秀則さん(61)は「1年たっても開けないのは、漁業被害は干拓の影響だと国が認めたに等しい」と主張した。…
政府は、ある意味で出来レースみたいな仮処分を利用して、「開門せよ・開門するなの二つの義務がある」とごまかして、開門しない。徹底したサボタージュだ。しかし、「被害を防ぐという点で意見は一致する」はずだ。まやかしの4県協議ではなく、裁判所での協議が必要なはず。現実には、深刻な漁業被害がある、その改善には、開門しかない。いよいよ政府を追いつめなければならない。
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