辺野古「新たな政治投資に」米議会調査局
恒例の米議会調査局の日米関係の報告書。今度も話題がてんこ盛りか。数日前から新聞をにぎわせているけど。タイムスはタイムスらしく平安名純代さんの記事。
辺野古「新たな政治投資に」米議会調査局(沖縄タイムス)米議会調査局は5日までに日米関係の最新動向を9月にまとめた報告書を公表した。米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設問題について、県民の大半が反対しており、安倍政権は工事の大幅な遅れを防ぐために、さらなる政治資本の投資に迫られる可能性があるなどと今後の展開を予測している。
報告書は、昨年12月の辺野古埋め立て承認を「日米両政府にとって重要な政治的ハードルだった」と位置付けた上で、「仲井真知事の承認にもかかわらず、県民の大半は政治的、あるいは環境や生活の質などの多様な理由から新基地建設に反対している」などと現状を説明。
辺野古における市民の抗議行動は「現状では警察当局が対応しているように見受けられる」ものの、市民団体などが建設阻止へ向けた「極端な手法を取る可能性がある」と予測した。
その上で「安倍政権は仲井真知事の承認に必要な条件を満たすために巨額の投資や時間を費やしたが、工事に大幅な遅延を生じさせず、沖縄の市民を阻害することなく進めるには、さらなる政治的資本の投資が必要となるだろう」と先行きを困難視した。
報告書については、全国紙では、安倍首相の靖国神社参拝や従軍慰安婦問題への対応など一連の歴史認識に対する姿勢によって、日本が中国と「一触即発」にあり、この問題に取り組むことを指摘、この歴史問題が、韓国と建設的な関係を構築することを妨げ、東アジアで米国の国益も危険にさらしている、と指摘していることに注目が集まっているのだけど。
まあ、集団的自衛権の行使容認などについて、「日米はより対等で能力の高い防衛パートナーになる」と評価しているなどは、まことにアメリカらしい。
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