スーパーグローバル大学:世界の大学目指せ! 37校選定
おいおいって感じ。
スーパーグローバル大学:世界の大学目指せ! 37校選定(毎日新聞)文部科学省は26日、世界トップレベルの教育・研究を目指す「スーパーグローバル大学」37校を選定し、公表した。1大学当たり毎年1億〜4億円の資金を国が10年間投入して国際競争力を強化し、大学の世界ランキングでトップ100入りなどを目指す。グローバル化が進む中、世界の大学が有能な人材の争奪戦を繰り広げ、日本が取り残されかねないとの危機感が背景にある。
近年、大学の世界ランキングで100位内の日本の大学は東京大、京都大など数校にとどまっており、日本への留学者数、日本人の海外留学者数はともに減少傾向にある。選ばれた大学の学生・教員数は計約63万人で、国内全大学の2割を占める規模。同省は「グローバル化を一気に加速させていく」としている。
スーパーグローバル大学は「トップ型」(A)と「グローバル化けん引型」(B)の2種類に分かれる。Aは世界の大学トップ100入り、Bは日本社会のグローバル化を推進する大学を目指す。補助金は各大学のグローバル化事業を支援するのが狙いで、有能な研究者を招いたり、施設を充実させたりする費用に使われる見通し。
今年春に公募し、Aには16大学、Bには93大学が申請した。この中から、学生・教員の外国人比率の向上▽入試改革▽留学生と日本人学生が一緒に住める環境の整備−−など41項目の観点で評価し、各大学の構想内容も踏まえて審査した。
Aには東京大や京都大、名古屋大など旧帝大7校全てが選ばれた。私立では早稲田大と慶応大の2校が入った。Bには国立10校、公立2校、私立12校の計24大学が選ばれた。東京芸術大や京都工芸繊維大など特定分野に強みを持つ国立大のほか、福島県の会津大や秋田県の国際教養大などの地方公立大も名を連ねる。…
だけどね。この大学のグローバル化というのは、そんなにうまくいっている感じはしない。そもそも、いろいろ拠点大学をつくろうとしてきたけど、全然、いまくいってないわけだしねえ。こんどのやつも、高校のほうが先にいっている感じはするなあ。
そういえば、誰かさんも紹介していたけど、こういうのもある。
平成26年度「地(知)の拠点整備事業」の選定状況について
だけど、地方大学や公立大学はそもそも、「大学等が自治体を中心に地域社会と連携し、全学的に地域を志向した教育・研究・社会貢献を進める大学」だし、そういうことを掲げている私立大学も少なくはない。ならば、この事業の目的はなんなんだろう?
どうも、文科省の高教教育改革というものがずれている。というか、「改革」という名前を追い求める病気のような状況になっている感じ。
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