「辺野古は争点」 翁長那覇市長、官房長官に反論
沖縄の選挙は、基地が最大の争点になる。と、同時に、民主主義そのものが問われていると思う。
「辺野古は争点」 翁長那覇市長、官房長官に反論(東京新聞)十一月の沖縄県知事選に出馬する翁長雄志那覇市長は十日、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設問題が知事選の争点にならないとの考えを示した菅義偉(すがよしひで)官房長官に反論した。
翁長氏は辺野古移設に反対の立場。十日、辺野古移設について「(知事選で)争点になる。仲井真弘多知事の公約破棄に対する県民の意思が示される」と記者団に述べた。
翁長氏は、仲井真氏が二〇一〇年の知事選で普天間の県外移設を公約に掲げ当選したが、昨年末に公約を破って辺野古沿岸部の埋め立てを承認したと指摘。「(政府は)承認の後は問答無用でやっている」と批判した。
名護市の稲嶺進(いなみねすすむ)市長も「民主主義を無視している」と政府を非難。「県民があれだけ大きな反対行動を起こしている。知事選の一番大きな争点だ」と述べた。
仲井真氏は記者団に対し「まさに今、進行中の課題。(菅氏の発言は)もう終わったという意味ではないと思う。むしろこれからだ」と語った。
菅氏は十日の記者会見で辺野古移設に関し「(知事選で)争点にならない。この問題は、もう過去の問題と思っている」と述べた。理由として、仲井真知事による埋め立て承認を挙げた。知事選で反対派が勝っても工事を進めるとも強調した。…
公約を裏切ったのは、知事自身だ。そして総選挙でも、沖縄の自民党は何と言っていたのか。そのことを忘れて争点ではないとまで言い切る。こんな民意の無視はない。平和な、合法的な抗議行動までも、あらゆる手段で排除する。そして、暴力までつかって。
海保の暴力表面化 押さえ付け脅し、けが人も(琉球新報)米軍普天間飛行場の辺野古沖移設に反対する住民の海上抗議活動が活発化する中、海上保安庁(佐藤雄二長官)が警備活動中に暴力を振るっていることが明らかになった。9日には、抗議活動をする市民の首を押さえ付けながら怒鳴りつけたり、市民の腕を背中側にねじ上げたりする様子が確認された。一方、辺野古の海上警備が本格化して以降、報道機関の取材に応じない姿勢が目立つようになった。
海上保安庁は立ち入り制限区域を示す浮具(フロート)内へ入って抗議する住民の抗議活動を「犯罪」(海保幹部)と認識。第11管区海上保安本部は4日、県議会の要請に対し、フロートの内側に市民らが入った場合、「刑事特別法など法令励行の観点から対応する」との考えを示しており、市民排除の動きを緩める気配はない。さらに「個別の事案に関しては回答しない」と明言を避けている。
10日までに複数の住民が海上保安官によってけがを負わされたとして、医師の診断を受けたが、本庁の担当者はけが人の有無について一貫して「把握していない」と回答している。けが人の1人は那覇地検名護支部に告訴状を提出。地検は9日、告訴状を受理し捜査を始めた。
翁長さんの立候補表明から、菅長官の発言。いよいよ勝負だ!
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