ソウォン/願い
今日は、お休みをもらった。夏休みと言えば、夏休みだけど、代休と言えば、8月は出張で、日曜日を休めていないから、代休だな。だけど、今朝は、ラジオ体操の当番で、6j時半前には、公園に集合。ねむーい。
さて、そんでもって、すぐさま、新宿の武蔵野館に向かう。ずっと前から、どうしても見たかった、表題の映画を見に行く。「雨の朝、一人で登校した8歳のソウォン(イ・レ)は男に呼び止められ、半死半生の暴行を受けた状態で発見される。病院に運び込まれたまな娘の惨状に、父親ドンフン(ソル・ギョング)も、母親ミヒ(オム・ジウォン)も泣き崩れる。その後、執拗(しつよう)なマスコミの取材攻勢や社会全体からの注目に対し、両親はソウォンを何とか守ろうとするも……。」(シネマトゥデイ)。
性暴力の被害は、ボクの想像以上に酷く、つらいもの。しかし、いまなお、広範に存在している。ましてや、子どもに対するそれは、まだまだあるものとして認識され、共通の認識になっているとは言い難い。と、同時に、その被害者や家族の受ける傷は大きい。そのことについて、正面から描いて話題になった映画だ。だけど、実際に、あった事件をセンセーショナルに描くのではなく、ただシンプルに、当事者とその家族の苦しみと、葛藤を、被害者に寄り添うことで描く。メディアのあまりにもの、無神経な接近は家族を追いつめる。捜査や裁判も、被害者の苦しみにはあまりにも無関心で暴力的だ。しかし、それでも、この映画は希望を描く。願いを描く。
父親は、人工肛門をつけることを余儀なくされた、娘のためを思ってのとっさの行為が、娘を傷つけ、拒否にある。その娘の心を開くための、行いの積み重ねがあまりにも切ない。友だちや、ママ友たちの思いと傷も切ない。揺れや葛藤のなかで、生きていく希望をさぐる。そんな映画だった。
監督のイ・ジュンシクは「王の男」の監督。さすがだなあ。ないよりも子役がすごい、そして、ソル・ギョングとオム・ジウォンが最高だな。勇気も愛も、いっぱいもらった映画。ああ、やっぱり、映画は見に行かなくっちゃってつくずくこういう映画を見に行くと思うんだよなあ。
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