60年目の自衛隊 ~現場からの報告~
昨日のNスペ。
7月1日。政府は、これまでの憲法解釈を変更して、集団的自衛権の行使を容認することを閣議決定し、戦後日本の安全保障政策は大きな転換点を迎えた。同じ日、自衛隊は創設から60年を迎えた。自衛官は、発足以来、「日本国憲法及び法令を遵守し、政治的活動に関与せず、事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務め、もって国民の負託にこたえる」などとする任官時の宣誓のもと、訓練や任務に臨んできた。今後の議論次第では任務が大きく変わる可能性があるいま、隊員たちは、どのような思いでいるのか。番組では、国内外の訓練の現場などを取材。自衛隊がこれまで積み上げてきたものを明らかにするとともに、60年目の今の姿を伝えていく。
うーん。正直、見ての感想はといえば。戦争する軍隊に変貌する自衛隊、実際には、集団的自衛権行使が全体となる変貌がはじまっているのに、そこにはまったくと言っていいほどふれていない。そういうすりかえがあるというのが前提。
だけど、いまの自衛隊の戦争準備のある側面と、一方でここまでつくられてきた自衛隊の、それが、いわば「政府の憲法解釈」のもとでのありようであることが、わかるようなこともたくさんあった。いろいろ知らない一面も。
でも、実際に、自衛隊の活動を語るとき、いつのまにか、憲法は消えうせ、そして「政府の解釈」という法的な支配の側面もあいかいかされ、自衛隊の活動のあれこれは、ただ政治的判断にもとづくものであるというようななっていることに、いちばんおどろいた。たとえば、中国との対応。それがたとえ抑制的であろうとも。
だから、自衛隊の変容のいまは不安定であるが、またそれは歯止めのない恐ろしさも感じる。これって、どうなんだろう?疑問ばかりがふくらむ番組だったのだが。
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