女たちのシベリア抑留
沖縄に行っているときに、初日の夜、運転手との合流を街ながら、思わずホテルで見入った番組。
終戦後、旧満州などにいた日本人60万人がソ連に連行され強制労働を課されたシベリア抑留。その中に多くの女性も含まれていた。従軍看護婦や、逃避行を続けていた居留民などが、日本軍と一緒に拘束されたのである。女性たちの中には、戦犯とされ10年以上の抑留を強いられた人や、帰る場所がなくソ連国内で生涯を終える人もいた。今までほとんど語られることがなかった女性抑留者の存在。その苦難の歴史を証言でたどる。
地域で、抑留を経験した人から、長時間話をお聞きしたことがある。高杉さんの本だとか、白井さんの本だとか、いろいろな文献も読んだし、なったって『不毛地帯』がある。井上ひさしも『一週間』を書いた。これも、日本が体験した歴史だ。
だけど、女性という角度から考えたことはなかった。従軍看護婦を中心にたくさんの女性たちが経験したことなど、想像もしたことがなかった。読んだ文献には記述があったのかもしれないが。だから、ものすごく驚いたし、その過酷さに胸がつぶれる思いがした。と同時に、帰って来ない人がいた。差別と偏見という当時の日本社会の一面でもあるのだと思った。
言葉につくせぬ歴史の経験のうえに、いまがあるということなんだと、思った番組だった。
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コメント
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「終戦後、旧満州などにいた日本人60万人がソ連に連行され強制労働を課されたシベリア抑留。その中に多くの女性も含まれていた。」という事実だけならば、ある程度は想定していたことだし、日本人に限らず、たまたま満州で生活していた中国女性や韓国人女性の皆様も、シベリアに抑留され、こうした女性たちの中には、旧ソ連軍兵士の性奴隷として好き勝手に弄ばれたなんていう事実もあれば、大日本帝国軍性奴隷制度と同様の真実にも辿りついてしまえば、中国にしてみれば、まんまと騙されたふりをして、幾らでもロシアを揺さぶる外交カードにでも利用することにでもなれば、戦前の日本をナチスドイツに置き換えれば、フランスやイスラエルが、韓国や北朝鮮、ベトナムにでも置き換えれば、まんまと騙されたふりをして、幾らでもドイツをコケにするくらいのことをしたところで、反論の余地は何処にもないことは、日本にしても、ドイツにしても、全く同じことだし、ましてや、中国にしてみれば、ロシアにしても、戦前の日本と同様の前科もあれば、反論の余地は何処にもないことは、ロシアにしても、本質的には同じことでしかございませんよね。
だが、それにしても、このような事実が、これまでに全く明かされて来なかったことの方が、まともな日本人からすれば、怒りなんていうものを通り越して、聞いて呆れるばかりとしか言いようがありませんし、こうなれば、このような事実を隠して来たことには、何らかの後ろめたい思いがあり、これをなかったことにしようとしている、安部自民党のみならず、日本会議をはじめとする右翼連中に対して、むしろ、物凄い怒りというよりも、物凄い憤りというものを感じるとしか言いようがありませんね。
後は、このような真実を全て明らかにすることで、安部自民党なんか、もうどうなろうと関係ないし、日本会議をはじめとする右翼連中なんかどうなろうと関係ないし、靖国神社にしても、幾らでも冒涜されようが当然のことだし、誇りを持って、幾らでも無視をされ、そっと静かに衰退する道を自ら選択するのならば、天皇陛下と共に、そっと静かに暖かく見守ってあげながら、大切に供養するだけの施設に変えてしまうことで、これに対しては、幾らでも涙を流しながらも、深く感謝をして応えて頂くだけで、十分ですから、ということで、幾らでも誇りを持って、勝手に泣き寝入りをさせてしまうことで、歴史の闇の中に、そっと静かに葬り捨ててしまうように、心安らかにくたばらせてあげるしかございませんね。
これを乗り越えて、日本国なんか、国際社会からどう見られようが関係ないし、むしろ誇りを持って、ひっそりと没落させてしまう道を自ら選択して、日本の運命を大きく変えて行く道を自ら選択して、これまでとは全く異なる生き方を自ら選択して、成熟した大人の国として、誇りを持って、そっと静かに自立・自律をして名誉ある孤立化をして行くことで、「さらば暴政」、「さらば原発」というものに繋げて参りましょう。
投稿: asa | 2014/08/23 17:49