【世論調査】 「辺野古中止」80% 移設強行、反発広がる
ものすごい沖縄の世論調査の結果。ほんとうに沖縄はいま怒りの島となっていると言っていい。
【世論調査】 「辺野古中止」80% 移設強行、反発広がる(琉球新報)琉球新報社は沖縄テレビ放送(OTV)と合同で23、24の両日、政府が米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた海底ボーリング調査を開始したことに関する県内電話世論調査を実施した。「移設作業は中止すべきだ」との回答が80・2%に上り、「そのまま進めるべきだ」の19・8%を大きく上回った。安倍政権の姿勢を支持するとの回答は18・6%にとどまり、不支持が81・5%に達した。地元名護市などが反対する中、移設作業を強行する安倍政権に対する反発の広がりが浮き彫りとなった。
仲井真弘多知事がどう対応すべきかに関しては「埋め立て承認判断を取り消し、計画そのものをやめさせるべきだ」の回答が53・8%と5割を超えた。「作業に協力すべきでなく、少なくとも中断を求めるべきだ」との合計は74・0%で、知事の埋め立て承認に対する批判の強さをうかがわせた。
普天間問題の解決策では、県外・国外移設や無条件閉鎖・撤去を求める意見の合計が79・7%に達した。辺野古移設の支持は10・0%、辺野古以外の県内移設は4・6%にとどまった。
一方、11月16日の県知事選の候補者を選ぶ際に最も重視する政策は、「普天間の移設・返還などの基地問題」との回答が34・3%で最多となった。次いで「経済振興や雇用対策」が24・4%、「医療・福祉、教育問題」が19・3%だった。
ボーリング調査を「中止すべきだ」との回答は60代が87・7%となるなど、特に中高年で高い。20代も72・9%が中止を求めたが、若年層で作業を支持する割合が比較的高い。
女性は中止を求める意見が85・3%、男性は73・9%だった。職業別では「中止すべきだ」は専業主婦では90・4%となったほか、パート・アルバイト、自由業などで高く、「そのまま進めるべきだ」は公務員や現業職、農林水産業で3割弱と比較的高かった。…
作業の強行が怒りに火をつけている。強権的なやりかたが火に油をそそいでいる。工事を強行した安倍政権への不支持が81・5%に達しているという。女性や、中高年の怒りが強いのは、沖縄の歴史の帰結でもある。若者はそうではないというような表現だが、だけど若者のあいだでも、反対の声が強いのははっきりしている。体験の継承という課題を内包しつつ、それでも怒りは若者にも広がっているということなのだと思う。この流れをどう知事選にむすびつけていくのか。
政府はただ、「政府の方針として(工事を)粛々と進める」「政府は法治国家であり、仲井真(弘多)知事の承認をいただいた。沖縄のみなさんの、普天間の危険除去への強い訴えや抑止力などの中で18年前に決着した」ということで、強権的にすすめるというつもりか? だけど、多数に包囲されてそううまくいくのだろうか? 沖縄はあきらめない。だからこそ、県民がかならず勝利するということなのだと思う。深く、連帯!
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