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2014/08/22

学生の生活把握、84% 朝日新聞・河合塾共同調査

 とっても関心の引かれる記事。

(ひらく 日本の大学)学生の生活把握、84% 朝日新聞・河合塾共同調査(朝日新聞)

 朝日新聞社と河合塾が国公私立すべての745大学(短大と通信制、大学院大学を除く)を対象に実施した「ひらく 日本の大学」調査で、大学の抱える課題や現状が浮かび上がった。結果を2回に分けて紹介する。1回目は学生の生活や学習態度を把握し指導に活用する取り組みと、入学者選びに悩む大学の姿を取り上げる。
■個別カルテ作成の大学も
 お盆休みが明けたばかりの18日、岐阜女子大(岐阜市)の演習室で、学生4人が9月の国家試験に向けて勉強していた。旅行業務取扱管理者の取得をめざす学生のための夏季対策講座だ。
 練習問題は、担当する吉水淑雄教授が作問した。赤ペンを片手に学生一人ひとりの解答を採点して回る。進み具合が遅ければ個別に補講をする。欠席する場合は課題を出して次回添削する。無断欠席した学生には連絡して、出席を促す。吉水教授は「きめ細かい教育が、うちの大学の特徴です」と話す。
 学生の日々の生活状況や学習の進み具合を把握し指導する。そんな大学が増えていることが、朝日新聞と河合塾の共同調査「ひらく 日本の大学」でわかった。大学全体、または学部ごとに学生の生活状況を把握している大学は計84%にのぼった。面倒見の良さを売りに受験生を集め、退学者を減らすためだという。
 どんな生活状況を把握(一部把握を含む)しているのか。最多は、「就職活動の状況」(93%)だった。次いで「サークル・クラブ活動への参加状況」(90%)、授業への出席率(87%)と続いた。…

 先日、この調査について、「早ければ2021年度入試から大学入試のセンター試験が変わる。知識量よりも考える力を重視する。各大学の個別試験も、学習意欲や、どんな高校生活を送ったかなど、能力を総合的に評価することが求められていく。だが、大学の7割がそうした評価が困難だと考えていることが、…分かった」という記事があったけど、調査そのものはもっと広いものという感じだな。
 ユニバーサル時代の大学は、若者の、さまざまに直面する問題、成長の課題にていねいに向き合うことが求められているし、学力の点でも、学ぶことそのものにいろいろ傷や挫折をもって大学にくる層も増え、いわば学び直しということも求められる。そういう大学教育の変容に直面しているということは、もう避けて通ることができない問題だと、ボクも思う。だからこそ、新しい大学像や、大学のあり方、教育実践が求められているとつくずく思うのだけどなあ。

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