スマホ使用、長いほど成績低く 児童生徒アンケートで浮き彫り
まだ、ここだけに注目が集まってもねえ、とはまず思うけど。そもそもの学力テストの問題について考えたいものだけど。
スマホ使用、長いほど成績低く 児童生徒アンケートで浮き彫り(産経新聞) 2014.8.25 21:38文部科学省が全国学力テストとともに行った児童生徒アンケートで、平日に携帯電話やスマートフォンで1時間以上、通話やメール、インターネットをするのは小6で15・1%、中3では47・6%に上ることが分かった。テスト結果と比べると、使用時間が長いほど、成績が低い傾向が出た。
文科省は、回答のうち「携帯やスマホを持っていない」を除いて使用時間と成績を詳細に比較。中3で4時間以上使う生徒は10・8%で、数学Aの平均正答率は55・7%だったが、使用時間30分未満の15・9%の生徒の平均正答率は72・7%だった。
小6でも4時間以上使う生徒の算数Aの平均正答率は66・6%で、30分未満の正答率79・8%とは差が大きく開いた。
また平日に1時間以上テレビゲーム(携帯電話やスマホなどを含む)をしているのは、小6が54・4%で、中3が55・9%。4時間以上に限っても小中ともに10%前後に上る。
年々ゲームの時間が増加しており、ゲームの時間が長いほど平均正答率は低かった。…
スマホの問題っていろいろ考えるべき問題はあるとは思うけど、きちんとした分析が必要だと思う。
第一、この調査だと、原因と結果の関係がそもそもわからないし。
でもって、次に、テストで計ることができる狭い「学力」っていう問題に限って、いろいろいうことがどこまで意味があるのかという問題もある。子どもとスマホなどの世界との関係はもっと、密着しているわけで。そういう世界に生きている子どもにとって、生きるために必要なことって、また違う能力? 関係性?などなども求められるわけで、もうちょっと、全面的に、かつ慎重に考えていきたい感じがするけどねえ。文科省は「携帯電話の使用やゲームは、けじめをもってすることが大切。家庭で考えるきっかけにしてほしい」としているそうだけど、そもそも、これで、子どもをどうにかするというのも、ちょっと考えものでもあるけどなあ。
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