代ゼミ、校舎7割閉鎖へ 7校に集約 従業員400人退職募る
労働問題としても、これは重大な問題だけど、ちょっと違う関心もある。むかし、ある意味では、この業界にかかわる運動にかかわっていたものでもあるのでねえ。
代ゼミ、校舎7割閉鎖へ 7校に集約 従業員400人退職募る(朝日新聞)大手予備校の代々木ゼミナール(学校法人・高宮学園)が、17都道府県で展開する29の校舎のうち7割にあたる約20校舎を来春にも閉鎖する方針を固めた。閉鎖する校舎では来春以降の生徒を募集しない。少子化による受験生の減少や競争の激化で、かつての「3大予備校」の一角が大規模なリストラを迫られた。
代ゼミ関係者への取材でわかった。関係者によると、閉鎖に伴い、40歳以上を対象に400人規模で希望退職を募り、人員面でのリストラを進めることも検討している。20日に法人の各部署で高宮英郎理事長名で方針が伝えられたという。
閉鎖対象は仙台、大宮、横浜、京都、神戸、小倉、熊本など。東京の本部校、札幌、新潟、名古屋、大阪南、福岡の各校と芸術大受験専門の造形学校(東京)は残す。代ゼミ広報企画部は取材に対し、「校舎の集約は決めたが、希望退職の対象年齢などは不確定だ」と説明している。
代ゼミは1957年に創立され、2008年には本部がある東京・代々木に26階建ての「代ゼミタワー」を建設。09~10年に中学受験などで実績のあるSAPIXの小学部と中学部をグループ化した。
ただ、少子化や東進ハイスクールなどの新規参入組の攻勢もあり、生徒数は減少した。
かつて、この業界は、地方の老舗の学校がたくさんあった。たとえば京都では、関西文理学院とかね。だけど、80年代に、大手によって寡占化され、全国チェーンかするわけだよねえ。2000年代に入ると、大手の駿台が一度倒産の危機を迎えるようになったりね。
新興勢力の台頭とか、少子化とかもあるけれど、感じとして、浪人ということが絶対的に減っている感じがするけどなあ。高学費というのがいちばん大きな問題だと思うけど、そういう選択がしにくくなっている感じもする。そもそも、若者の進路選択というもののありようが、かなり変わっている感じもするなあ。このあたり、ちゃんとデータがほしいなあ。調べたい感じ。若者がいろいろ未来を模索する、そういう選択肢の、しんどさみたいなことがこいうところにもあらわれているのかも知れないしなあ。そういうところからも考えたい。
予備校の、学び直しっていう実践も、かつてはあったわけでねえ。ちょっと、いろいろ考えるなあ。
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