石破氏、入閣要請受け入れ表明 安倍首相と会談
ほぼこうなると予想していましたけど。
石破氏、入閣要請受け入れ表明 安倍首相と会談(朝日新聞)安倍晋三首相は29日昼、自民党の石破茂幹事長と首相官邸で会談した。石破氏は会談後、記者団に「首相とは互いに国民のために全力でやろう、となった。組織人として首相の決定には従う」と述べ、首相の入閣要請を受け入れる考えを表明した。
石破氏は「首相との間で亀裂が走ったことなどは一切ない。政府を全力で支える」とも語ったが、首相が提示したとみられる具体的ポストなどは明らかにしなかった。会談で、石破氏は幹事長の続投を希望する一方、打診されていた安全保障法制担当相は、首相と考え方が異なるとして固辞した模様だ。このため、首相は新設する地方創生担当相などのポストを示したとみられる。
石破氏は入閣を拒むことで党内から政権を揺さぶったとの批判が高まり、孤立するのを避ける狙いがある。石破氏と29日に面会した国会議員の一人は「入閣すれば自由に発言できなくなり、総裁選に立候補しにくくなる。断って欲しかったが、仕方がない」と語った。…
実は、小選挙区制のもとでの、首相の交代は、政権の交代以外では基本的に、内閣ないし、執行部にいる人が後をつぐ形になっている。政権をはなれて、敵対的な位置にいるのではなく、政権のなかで発言力がないと、後継レースにのれないのだ。派閥が機能し、自民党のなかで、擬似的な政権交代がおこなわれていた時代ではなく、そういう政権構造になっているということなのだと思う。国民の側からみればきわめて選択肢のない状態でもあるのだろうが。だけどなあ、たしかに急激な支持率の低下と、混迷がないかぎりいまの政治の枠組みはかわらないのだけど、一方で、これが、自民党そのもののさけられない矛盾でもあるのだと思う。これが、いまの閉塞感でもあるのだろし。
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