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2014/07/27

つながりを煽られる子どもたち ―― ネット依存といじめ問題を考える ――

2709030 うーん。土井さんの新著。なるほど、土井さんらしい鋭い調査と分析。いつものごとく、たくさん考えさせられる。そして、生きづらさ。
 ネット依存、LINEなどにより人間関係の常時接続化。つながり依存と新しいいじめのかたちから話がはじまり、「つながり過剰症候群」とよぶ。そのメカニズムをつくる社会的背景新自由主義とリスク化の時代でのコミュニケーション能力過剰とももいわれる社会のあり方を分析する。そこで生まれる過剰な承認願望。それは、ボクら大人の創造もこえた羅針盤としての友だち関係であり、承認の耐えられない軽さでもあると。そしてそこから。つながりの質的転換への模索する。
 想像を超えたつながり過剰と承認願望。たぶん大人にはより想像力が求められる。だけど、どう組み合えていくのかは答えが簡単にあるわけではない。そのとき、いろいろ考える。その外側にある、消費世界や、政治世界。それをとりこんでいく若者の社会や世界認識の過程という問題もある。そういうときにつながりの転換は、きっと民主主義の問題でもある。それがまた、やっかいでもあるのだろうけど。
 いろいろ考えないといけないと。やっかいな課題だな。

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