8割超が指導者資格持たず 中学、高校の運動部顧問
かなり本格的な調査。
8割超が指導者資格持たず 中学、高校の運動部顧問(朝日新聞)日本体育協会は8日、全国の中学、高校の運動部顧問を対象にした初の大規模調査の結果を発表し、多くが指導者資格を持っていない実態を明らかにした。
調査は1、2月に行われ、無作為抽出した中学、高校1千校の顧問教員1万2355人のうち、639校8537人から有効回答を得た。日体協公認スポーツ指導者資格(保有者約42万人)を持っていない顧問は中学で9割、高校で8割。そのうち約3割が取得を希望していたが、約半数は「どうすれば取得できるかわからない」「校務との兼ね合いで講習会に参加できない」と答えた。日体協指導者育成専門委員の松尾哲矢・立教大教授は「出前での講習会を行うなどの対策が必要」と話した。
子どもの安全という点でも、技量の向上という点でも、教員の負担という点でも、部活の顧問の問題は解決しなければならない問題。事実、体罰の温床にもなっているわけだし。スポーツという接近とともに、学校教育の側も、実は、教員のやりがいの拠点になったりすることもあるだけに、この問題をどう考え、解決するのかを真剣に考えないといけないところにまできていると思うのだけど。結局、お金も、時間もかかりそうなことはどうしても後回しになってしまう。
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