ゴジラ 60周年記念デジタルリマスター版
60年と言えば、もう歴史である。ボクがゴジラを映画で見たのは、初期シリーズのモスラや、史上最大の決戦、南海の大決闘あたりだと思う。そして、自分の子どもといっしょに見たのは、平成ゴジラの後半かなあ。最近のゴジラは知らない。
そして、この第一作も、実は見た記憶はなかった。
54年だから、戦争が「終わ」ってまだ、ほとんど間もない時期である。描写は日本の戦争のそれである。だから、強い厭戦感、戦争に巻き込まれることに対する恐怖感というもがとても強いという印象。水爆実験により恐竜がよみがえるというストーリーから、核問題への強くメッセージ性も押し出される。同時に、それは、厭戦感をベースにしたものという、当時の国民感情が反映しているのだろうなと感じさせる。
ともあれ、この時代に、こうした映画をつくった日本映画の力量の高さもあらためて驚かされる。恐怖感のリアリティーはすごいもの。はたして、その後の作品は、この作品を超えたのか?ということも考えさせられる。
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