真夏の方程式
テレビでやっていたので、見た。まだ見ていなかったので。前作の「容疑者Xの献身」は、すごくおもしろかったし、また、現代社会に生きる人の心象をとらえているような感じだったけど。さすがに東野圭吾なんだけど。
だけど、そもそも、この作品は、謎解きというものを重視をしたものよりも、登場人物の人間関係を紐解くというもの。全体として、抑え気味の演技のなかで、そういう人間関係の背景にある葛藤というものが、伝わってこず、ちょっと入り込めない感じがした。もっとも、DVDとは違い、TV放映のぶつぎれのものを見たので、いっそうそう感じたのか。
それに、前作と違い、今回は福山自身が前面に出る作品。前作は、堤真一と松雪の映画と言っていいぐらいだったけど、今回は福山自身が語り、前に出るだけに、湯川のいやらしさが逆に鼻につく。吉高のハチャメチャさが生かされていないし、2人のすれ違いがあるわけでもなく。
という感じかなあ。海は美しかったなあ。伊豆かなあ。
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