シンポジウム 歴史教科書 いままでとこれから PART Ⅹ
今日は、午後から、表題のシンポ。久しぶりに参加。
まず、石山さんが、「最近の教育委員会制度改変と小学校教科書 (2015年度使用開始)をめぐる状況」を報告。遅れたので、半分ぐらいしか聞けなかった。ごめんなさい石山センセ。
続いて、「近年の歴史教科書記述の変動とその学問的ならびに社会的背景」。まず東京歴史科学研究会のメンバーが「日中戦争の全体像について」。南京虐殺や治安戦などとともに、銃後の国民まで、山川、実教、東書の教科書を経年的に比較する。最新の歴史学の知見との関係での議論もあって、勉強になる。と同時に歴史学と歴史教育という問題を考えさせられる。質疑応答もおもしろかった。
つぎに歴史教育者協議会の現場の中学の先生が「日本軍『慰安婦』について」の授業実践。こういう時代で、この授業は、そうとうの勇気とともに、信念というか、すごい頑固さというのも感じた。そうとう。だけど刺激的で、同時に、特殊な授業としてではなく、どう一般化というか、社会的合意を広げるか(K先生が発言していたかな)はやっぱり課題。
夕方、ちょっと用事があったので、少し早めに、会場を離脱。でも勉強と刺激になった。
« 本当は学びたい ~貧困と向き合う学習支援の現場から~ | トップページ | つぶやき、ぼやき??? »
「教育」カテゴリの記事
- 法案成立率98.3%=少数与党で修正急増―通常国会(2025.06.20)
- 誰が「問題児」を作るのか(2025.06.19)
- 舟を編む 〜私、辞書つくります〜(2025.06.17)
- 「研究力低下の要因」 無期転換ルール巡り、半数の国立大が回答(2025.06.16)
- 教員の働き方改革 「現場を無視した議論」 教育委員会が憤る理由(2025.06.11)
「平和」カテゴリの記事
- 法案成立率98.3%=少数与党で修正急増―通常国会(2025.06.20)
- ショッキングなニュースが続く(2025.06.18)
- 舟を編む 〜私、辞書つくります〜(2025.06.17)
- 全米各地でトランプ氏に抗議デモ 「王はいらない」大合唱(2025.06.15)
- 那覇市議、疎開記述に誤りがあると持論 対馬丸記念館の展示に 館長「間違っていない」(2025.06.12)
「政治」カテゴリの記事
- 法案成立率98.3%=少数与党で修正急増―通常国会(2025.06.20)
- 誰が「問題児」を作るのか(2025.06.19)
- ショッキングなニュースが続く(2025.06.18)
- 舟を編む 〜私、辞書つくります〜(2025.06.17)
- 「研究力低下の要因」 無期転換ルール巡り、半数の国立大が回答(2025.06.16)
「歴史」カテゴリの記事
- 那覇市議、疎開記述に誤りがあると持論 対馬丸記念館の展示に 館長「間違っていない」(2025.06.12)
- 前衛7月号ができています。(2025.06.09)
- 「取り残された遺骨 〜長生炭鉱 返還を目指す市民の活動〜」(2025.06.08)
- 「『慰安婦』問題と日本社会」(2025.06.07)
- 平和教育「とても有意義」「良かった」が過去最高88・1% 基地への抵抗感はやや薄れ アンケート と 自民・西田議員の「ひめゆり」発言、生徒の8割が知らず 沖縄県立豊見城高 平和学習講師「戦後史を学ぼう」(2025.06.06)
コメント