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2014/06/10

九条の会発足10周年講演会  集団的自衛権と憲法9条

 ほんとうに閣議決定を強行するのか? 気が気でない日々が続くが、そういうなかで今日の夜は表題の記念講演会に行ってきた。そう、9条の会はもう10年になるのである。

1907712_718401298220618_72688455644 やっぱり10年たつと呼びかけ人の9人のうち、4人がなくなり、存命の方たちもすっかり年をとったと痛感する。まあ、ボクもその分年をとったわけでで…。参加者に高齢の方が多いのは以前とかわらないけれど、やはり、年配者の動員力にも限りがあるとも感じる。そういうなかでの講演会。
 まず、韓国の金泳鎬さんの連帯のあいさつ。韓国併合100年のおりに、いろいろ読んだことがある方。話を聞いていて、ボクがいちばん感じたのは、憲法9条は安保のもとでひじょうに限られた形でその規範性がたもたれてきたわけだけど、そういうアメリカの支配のもとでも、東アジアの一定の平和秩序をつくってきたわけで、そういう戦後の東アジアの平和秩序を壊しかねないことを安倍さんは進めようとしているということを考えさせられた。そして、金さんの話はとてもエネルギッシュで、いまなおかの国の市民のたたかいのエネルギッシュさは伝わる。ソウルの市長選挙や、教育長選挙のことなど、いろいろ知りたいなと思った。
 つづいて池田さん。解釈改憲のせこさなどへの言及とともに、積極的平和主義のことをproactive pacifismと訳されているという話。そして戦後秩序の形成との関係で、Good looserであれという話もさすがの文学者だなあと思った。
 阪田元法制局長官の話は、原則的な政府解釈の話。個別的自衛権についていっている必要最小限度という言葉の読み替えは、まったく質のちがう話であることがよくわかる。9条2項がまったく政府をしばらないものになるとの話。
 大江さんは、冒頭、自分の肩書きについて「9条の会の大江です」といった。渡辺一夫の話から、加藤周一、そして井上ひさしの話への。その話ぶりからは、自分の最後の人生をこの活動にささげるという思いが伝わってくる。
 奥平さんは、憲法学者らしく安倍さんが一貫してかかげる強い国ということについてや、96条改憲で問われた立憲主義の話、積極的平和主義について、proactive contribute for peaceとも言われていると紹介。そのまやかしについて話された。そして、集団的自衛権の行使容認の策動を打ち破れば、強い国でない日本の国の姿が見えてくるとよびかけられた。
 澤地さんは、ほんとうにほとばしる思いのたけを話されたという感じ。

 こういう年配者の思いをどううけとめてつないでいくのか。そのズレもふくめてどう考えていくのか。ボクにもなかなかわからないでいることが多い。だけど、思いはうけとめつないできなければならない。
 と、同時に、ほんとうに、豊かな論点も提示してくれる。緊急のたたかいであるが、ずっとつづくたたかいでもある。それだけに、しっかり考えるべき論点を、もっとじっくり勉強しなくてはなどとも思った。いくつかすぐによまないといけない本も出てきたんだけどなあ。

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