就職活動に対する保護者の意識調査
ちょっと、興味深い意識調査をクリップ。
たとえば
子供の就職活動との関わり方 ≫
■ 子供の就職に関心のある保護者は7割。母親中心にコミュニケーションを取り、役割によっては父親も協力。
子供の就職活動への関心がある保護者は71.7%(高い関心がある:25.4%+関心がある:46.3%)と、改めて関心の高さが示された。家族の中で就職活動について最も多く会話をするのは「母親」が73.9%と圧倒的に高い。
■ 子供より保護者の方が「支援している」という認識が高い。
子供とのやり取りについては、母親を中心に約6割の保護者が就職活動の進捗「エントリー・面接・内定先」について話を聞き、把握するよう努めていると回答している。一方で同じ設問を現役学生の回答と比較すると(学生の回答は「2015年卒マイナビ大学生のライフスタイル調査(2014年1月29日発表)」より、総じて子供の方が支援されたという認識が低い結果となった。就職先に対する願望 ≫
■ 「本人の能力・専門性を活かせる」「経営の安定」が上位に。
保護者の願望としてどのような企業に入って欲しいと思うか質問したところ、「本人の能力・専門性を活かせる会社」が45.2%でトップ、「経営が安定した会社」が44.9%で2番目となった。一方、同じ設問を現役学生の回答と比較すると、保護者が望む項目は学生では割合が低く、変わりに「社風や雰囲気の良い会社」がトップとなり、親と子供で企業選択基準が異なる事がわかった。
■ 「親と同じ職業について欲しい」割合は公務員中心に4割、海外就職は保護者の4割が「望まない」
「子供が希望するのであれば自分(もしくは世帯主)と同じ職業に就いてほしい」と考える割合は38.4%となった。「公務員」や「専門職(医師・看護師・弁護士など)」といった職業の場合は、「同じ職業を目指して欲しい」割合が6割を超えている。子供の就職活動費用について ≫
■ 地方大学進学者の子供を持つ保護者の方が金銭的な支援を行う意識が高い。
子供の就職活動に際し、いくら位までなら支援してよいかを聞いたところ、スーツ代では3万円以上5万円未満が36.0%と一番多く、交通費(宿泊費含む)では1万円以上5万円未満が52.2%(1万円以上3万円未満:25.9%+3万円以上5万円未満:26.3%)と半数を超え一番多かった。
子供が就職できなかった場合の進路 ≫
■ 既卒就業を容認する割合が7割
子供が就職できなかった場合の進路として「大学・大学院をそのまま卒業して、就職活動の継続を希望」する、いわゆる既卒就職に賛成(どちらかといえば+賛成)する割合は76.6%と、就職留年・進学・アルバイトなどの一時的な仕事につくという他の選択肢の中では肯定的な割合が最も高くなった。…
やっぱり、親を巻き込んだ、就職戦争とも言えるのかなあ。
重いなあ。
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