津波危険47校、避難場所に 南海トラフ、7県で 昨年2月調査
うーん。あまりにも課題が大きい。
津波危険47校、避難場所に 南海トラフ、7県で 昨年2月調査(朝日新聞)南海トラフ巨大地震で津波被害が予想される神奈川から高知までの7県で、海岸から1キロ以内など津波のリスクが高い小中学校50校のうち47校(94%)が、自治体の指定する住民の指定避難場所になっていたことが、日本教育学会の研究者グループの調査でわかった。屋上が、実際に上がれないなどで避難に使えない学校が50校中18校(36%)あった。
調査したのは、東北福祉大の数見隆生教授(学校保健学)ら。神奈川、静岡、愛知、三重、和歌山、徳島、高知の7県を取り出し、小中学校のうち、海岸線や河川から4キロ圏内の1436校に昨年2月、調査票を郵送。翌月までに815校(小520校、中295校)から回答を得た(回答率57%)。
研究グループはこのうち、(1)海岸から1キロ以内(2)標高5メートル以下(3)近くに避難できる高台などがない(4)ハザードマップで津波浸水想定区域に入っている――の4条件に当てはまる津波の「高リスク校」50校を分析した。
津波のリスクがどの程度と考えるかについて、「かなりある」と答えたのは44校(88%)、「多少ある」が6校(12%)で、全校が危険を認識していた。
住民の指定避難場所になっている47校中、避難場所が上層階や屋上ではなく、体育館や校庭のみなのは9校(19%)だった。…
記事を書いた氏岡さんによると、「全815校でみると、津波浸水想定区域に入っていたのは354校(43%)。津波リスクが「かなりある」「多少ある」は計600校(74%)。避難時に屋上が使えないのは421校(52%)、避難できる高台や裏山などがないのは317校(33%)」という。つまり、一部のハイリスクの学校だけでは決してないということ。
危険校は津波に対して涙ぐましい努力をしているそうだ。命綱、救命胴衣。子どもと地域、災害時は学校は、当然、まずは、子どもの避難だ。地域のための避難所となると市町村が運営すべきだが、阪神でも東日本大震災でも、多くの学校は、先生たちが運営…。
安全にかかわることが、なかなか対処されない。つまり重視されない。うーん。
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