欧州議会選 反EU政党が躍進 英は独立党、仏は極右
これはどう見ればいいのか?
欧州議会選 反EU政党が躍進 英は独立党、仏は極右(東京新聞)欧州連合(EU)加盟二十八カ国で二十二日から投票が実施されていた欧州議会選(定数七五一)は二十五日夜、開票が始まった。欧州債務危機による景気悪化や雇用不安を背景に、フランスの極右政党、国民戦線など反EUを掲げる勢力や「EU懐疑派」が躍進した。欧州議会全体では、中道右派の欧州人民民主党が退潮傾向ながら最大会派の座を守ったとみられる。
フランスの調査機関が実施した出口調査によると、国民戦線は約25%の得票率で与党社会党などを引き離した。現有の三議席から二十三~二十五議席に伸ばす歴史的な勝利が有力となっている。
英国ではEU離脱を唱える英独立党が躍進したとみられる。債務危機の震源地となったギリシャでは、EUの緊縮策に反対する急進左派連合が首位に立った。
欧州議会の暫定結果によると、欧州人民民主党は二百十二議席前後を獲得する見通しとなった。約六十議席減らしながらも最大会派の座を守ることで、次期欧州委員長の人選は、欧州人民民主党が推すルクセンブルクのユンケル前首相が軸になりそうだ。
投票率は43・1%で前回の43・0%を上回った。欧州議会は今回の選挙で、議席が七百六十六から七百五十一に削減された。
毎日新聞の報道によると、欧州連合(EU)からの離脱と移民受け入れの凍結を主張する英国独立党(UKIP)が、保守、労働の2大政党を抑え議席数トップに躍り出るのが確実となったという。小選挙区制の英下院ではまだ議席は無いが、近年は支持率を2ケタ台まで急拡大しているとも。26日午前5時半の時点で、得票率を27.5%と前回から10%超伸ばし、初の「第1党」が確実になったそうだ。同党の支持拡大の背景には、04年にEUに加盟した東欧8カ国からの移民流入で「職を奪われた」との労働者の不満があるとも報じている。UKIPの人気上昇に危機感を抱く保守党議員は政府への圧力を強めており、キャメロン首相は昨年1月、15年総選挙で勝利した場合、17年半ばまでにEU離脱の是非を問う国民投票を実施すると公約したそうだけど。
いろいろ、知りたいし考えたい欧州の状況。
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