イカイノ物語
猪飼野という土地は、ボクが生まれ育った土地に近い。この付近には、親戚の家もあったし、友だちも住んでた。ちょっと懐かしい、だけど、いろいろ騒がしい?場所だった。古代天皇制の時代に渡来人が住んだところからこの地の名がある。そして、「在日」の街だ。いまではコリアンタウンとしてあまりにも有名。そして、ボクが大阪を離れる少し前、この名前は地図から消えたのだった。その猪飼野の地を舞台にした、マルセ太郎原作の芝居を相方と二人で観てきた。
イカイノは女の街。
オモニが動かす機械の音、酔ったアボジの怒鳴り声。
イカイノは、今はないこの地名。
そこに生きた、ある家族の物語。
なくてもある街。イカイノ
70年代に生きる在日の家族の、その戦争から戦後への歴史を踏まえつつ、必死で生きる家族のおかしな物語。愛すべき次男の勝治は、口が悪いが純粋で、思いやりも強い。長男はマルセ自身。その兄たちをしたう妹。それを一人で育てたオモニ。とりまく、親戚たちに、そして、見守るチョッパリのマスター。チョッパリって久しぶりに聞いた言葉。
40年前の、あの大阪の臭いがした。
いっぱい笑ったけど、いっぱい泣いた。勇気と、元気とをもらった。
コメディ オン ザ ボード 芸達者の役者さんたち。なかなかやるなあ。
ほんとに面白かった。
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