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2014/05/10

若手の研究者「不足」 不安定な雇用増加 文科省調査

 とりあえずニュースと資料をクリップ。

若手の研究者「不足」 不安定な雇用増加 文科省調査(朝日新聞)

 国内の大学や研究機関の若手研究者は不足しており、一時的な外部資金で雇われている不安定な任期付きポストも増えた――。こんな傾向が、文部科学省の科学技術・学術政策研究所がまとめた研究者への意識調査で分かった。
 調査は、昨年9~12月に108大学・公的研究機関の研究者ら1473人を対象に実施し、1242人から回答を得た。
 40歳未満の博士研究員(ポスドク)や助教、准教授の若手研究者の数について、「不十分」と答えた研究者は80・1%。2005年ごろの状況と比較すると66・1%が安定雇用の若手研究者が「減っている」と答え、国の科学研究費補助金や大型研究プロジェクトなどの資金で雇われた任期付き研究者は51・8%が「増えている」と回答した。東京大や京都大など科学系の論文数が多い大学で、この傾向が強かった。
 若手や中堅の研究者が独立した研究に取り組めない要因を尋ねたところ、「短期間の成果が求められ、自ら発案した研究テーマに挑戦することができない」「大型プロジェクトによる任期付き雇用のため、研究テーマを自由に設定できない」などが挙げられた。
 若手研究者に対しては「研究遂行能力は高いが独立して研究室を運営できるマネジメント力に課題がある」との意見もあった。

 こんな定点調査があったんだ。理系っぽいですけどね。
 これがそのデータ。

概要は
1. NISTEP 定点調査 2011 から状況が良くなっているとされた質問
 NISTEP 定点調査 2011(調査開始時点)から最も指数が上昇しているのは、科研費における研究費の使いやすさについての質問でした。リサーチ・アドミニストレーターの育成 ・確保についても指数が上昇しています。指数の上昇がみられる質問の多くで、具体的な施策の名前が挙げられています。
 イノベーション政策の質問で充分度を上げた理由として、現政権において議論されている各種施策(規制緩和、国家戦略特区、海外展開)への期待を述べる意見が多く見られました。

2. NISTEP 定点調査 2011 から状況が悪くなっているとされた質問
 NISTEP 定点調査 2011(調査開始時点)から指数が最も下降しているのは、博士課程後期を目指す人材についての質問でした。これに研究施設 ・設備の状況、基盤的経費の状況が続いています。

3. 科学技術状況指数
 科学技術の状況を総合的に示す科学技術状況指数の変化をみると、大学グループ別の第 1 グループにおいて、NISTEP 定点調査 2011 から指数が 0.5 ポイント近く減少しています。 第 1 グループでは、研究人材と基礎研究について、不充分との認識が増えています。研究人材については、若手研究者数1と女性研究者数が充分でないとの認識が高まっています。基礎研究については、多様性および独創性が充分ではないとの認識が、2012~13 年度にかけて高まりました。
 第 3 グループについては、特に産学官連携の状況が良くなっているとの認識が増えています。第 3 グループの大学は産学連携や地域への貢献で個性を発揮しつつあると思われます。

4. 2005 年頃と比べた若手研究者数の変化についての認識
 全ての大学グループおよび公的研究機関において任期無で雇用されている若手研究者2が減少しているとの認識が示されています。他方、外部資金で雇用されている任期付若手研究者については、2005 年頃と比べて増加しているとの認識が示されています。
 外部資金で雇用されている若手研究者数が増えているとの認識は第 1 グループにおいて最も高く、これに第 2 グループ、第 3 グループが続いています。自己資金で雇用されている任期付の若手研究者数については、2005 年頃と比べて大きな変化は見られませんが、公的研究機関において減少しているとの認識がやや高くなっています。

5. 若手・中堅研究者が独立した研究を実施する際に障害となること
 若手 ・中堅研究者が独立した研究を実施する際に障害となることとして、いずれの属性においても、「短期間の成果が求められるため、自ら発案した研究テーマに挑戦することができない」の障害度が 1 番高くなっています。また、「安定的な研究資金の確保が出来ず、研究を発展させることが難しい」「雇用が不安定であるため、自ら発案した研究テーマに挑戦することができない」についても多くの属性で、2 番目、3 番目に障害度が高くなっています。
 全般的な傾向に注目すると、大学グループ別の第 1 グループや第 2 グループおよび公的研究機関では、研究テーマ設定に課題があるとの認識(○印の質問)が高く、第 3 グループや第4 グループでは、研究資金や研究環境(※印の質問)に課題があるとの認識が高くなっています。

 かなり前提的な問題でも、後継者をつくることが相当困難になっているということなのだと思う。

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