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2014/05/03

全国憲法研究会 憲法記念講演会

20140503_162347_resized 今日は、午前中は新宿での憲法記念日の宣伝。45分ぐらいの宣伝で、署名が6だからまずまず。元気な吉良さんと、シャープな小池さんでしたけど。

 さて、憲法記念日でいろいろな行事がある。集団的自衛権の行使容認をめぐって山場にあるだけにいっそう。そのときに立憲主義ということがこれまで以上に注目をされている。それはそれで否定はしないけど、議論が立憲主義一色というのは、ちょっとね。やはり、9条にかかわってもっと本質的な議論もほしい。
 同時に、解釈改憲をめぐって、これまでの政府解釈を守れっていう議論、そこでの政府の解釈を評価する議論が前に出る。それはもちろん限定的な評価であるはずなのだけど、どうしても評価が前に立つ。でともすれば、政府の解釈が、憲法の理念そのもののように言い方をしてしまう人もいるわけで。ちょっとね。これはっていう発言などもたまに接するのだけどね。
 一点共闘の大事さと、原理的な議論の大事さと。ここはしっかり考えたとところだと今日もいろいろ考える。

 で、午後からは全国研の憲法集会。葬儀などがあって参加できなかったとき以外は、ここのところはずっと日比谷ではなく、こちらの集会。憲法を守る立場にたつ憲法学者の学会がどのような発信をするのかはやはり無視できないですから、仕事上。

 で、講演は、まず香山リカさんの「憲法を『精神分析』するー精神科医から見た意義と解釈」。つもながら意表をつかれる、刺激的な問題提起だけど。フロイト、ラカン、ジシェク…。安倍さんがいう自分が最高責任者的な言説を軸に、精神分析の手法で憲法議論を分析してみせる。自分史をたどる壁を乗り越えるための物語を理性と言論でつくる操作から言って、最高責任者発言の危険性は多くの人が気づくがだけどって、違う物語の可能性を指摘。閉塞が違う物語を求め、憲法を無能化すると。うーん。困った。

 続いて石川健治東京大学教授の「エンジン・ステアリング・コントロール ー クルマではなく憲法のはなし」。ご存じ、樋口陽一先生の愛弟子。そしていまは、立憲デモクラシーの会の事務局長的存在。名前は存じ上げていても、話は聞いたことがなかったので、こちらが今日の目的。話を聞いたことがないのも当然で、市民集会初デビューだそうで。堅い話をするのかなあと思ったけど、意外な話。東大教養主義みたいな感じもするけどね。表題の車の話は、何と、樋口さんの師匠は、清宮先生(ボクだって読んでいる清宮憲法!)で、その先生が、美濃部達吉で、その天皇機関説の源流は、ドイツの法学者のゲオルグ・イェリネックで、その弟が、エミール・イェリネックという実業家で、メルセデス・ベンツのメルセデスは、その娘の名前から来ているという話。
 そもそもの話の発端は、「痛車」。これは、戦闘美少女を描いた車のことで、最近はニコ超会議で自民党の宣伝カーがそうだった。あきらかに他者を意識しないもの。それをいまの憲法議論とひっかける。まあ言いたいことは、その古典的な車の構造を大事にすることと、立憲主義的な憲法理解がもつ古典的普遍性というものを重ね合わせるという仕掛け。
 結局、もっとも原理的な立憲主義の議論(東大立憲主義)と言えばいいのか。そのことをステアリングやコントロールという車の構造に引き寄せる。だけどね、エンジンの中身は問わないんだけどね。だけど、自身の立憲主義をあえて古典主義とまで言う。そして、時間的な限界があるともいう。そのあたりの自覚は、樋口さんも同じようなことを言っていたなあとも。石川さんの話は嫌いではないですけどね。

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コメント

「痛車」。これは、戦闘美少女を描いた車、ということを見ただけで、この「戦闘美少女」というのを、戦場で使い物にならない間抜け兵士の性奴隷とされてしまった従軍慰安婦問題の真実を裏付ける動かぬ証拠にほかならないと見破れば、これだけでも聞いて呆れるばかりとしか言いようがありませんね。
中国にしてみれば、これを「逆転の罠」として利用するならば、日本がドイツを見倣ってまんまと騙されたふりをして、レクサスを中国に売り飛ばすことで、エンジンだけは、トヨタのハイブリッドエンジンを搭載することにすれば、ドイツのメルセデス・ベンツと共同出資するかたちで、「メルセデス・レクサス」という寄せ集めの高級車ブランドにしてしまえば良いだけのことでは無いでしょうか。
これならば、日本でレクサスを乗りたければ、この「メルセデス・レクサス」というものを、中国から逆輸入をして、そっと静かに乗り回して下さい、ということで構わないのだし、日本からすれば、メルセデス・ベンツのような高級外車なんか誰一人として乗らなくなっても構わないのだし、どうせ日本の道路は狭いし、国土も狭いし、速く走れるところも無いのだし、それに、どうせ日本で乗り回したところで、周りから白い目で見られるだけのことですから、ということも誇りとして、これを「逆転の罠」として利用すれば、メルセデス・ベンツをはじめとする高級外車については、日本国内では買う人は少ないものと思われますので、どうぞ中国や韓国、アメリカなどに、廻して下さいます様、どうぞよろしくお願い申し上げます」ということで構わないのだし、これならば、日本国内で走る車というのは、低燃費の国産の中小型車やハイブリッド車ばかりになっるのは大いに結構なことだし、これにより原油や天然ガスなどの輸入量を減らしたところで、為替水準は幾らでも円高にすることで、原材料コストの削減に繋がるだけでも、ガソリンスタンドは、セルフスタンドにより、売上は減るものの、採算だけは十分に取れるだけでも、これ以上に失うものは何も無いのだし、経済規模は縮小し、株価は下落をし、企業全体としての売上が幾らでも落ち込む分、残業はせず、労働時間を減らし、付加価値の向上により利益に貢献することで、人件費に還元することにすれば、労働者のモチベーションの向上と生産性の向上は同時に実現することが出来て、経済成長率については幾らでも低下するものの、安定したプラス成長だけは維持することが可能になるだけでも、十分なことだし、地球規模での環境破壊を食い止めることに繋がり、廃棄物こそ幾らでも減らしてしまうことで、少子高齢化に伴う人口減少により、国内需要が幾らでも激減をして、日本経済なんか幾らでも衰退することになろうとも、大したことではないし、現役世代の負担は幾らでも重くなるのは、致し方ないものの、将来的に、自ら最低限度の老後生活を送るために必要な年金だけは確実に確保し、医療や介護などが必要な際には、無料で必要最低限のサービスだけは利用できるようになりさえすれば、これに伴う保険料負担には喜んで応じてあげることで、必要な人たちに、どうぞ廻して下さい、ということで、共に幸せに暮らすことが出来る社会となりさえすれば、これだけで十分なことでは無いでしょうか。

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