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2014/05/09

国民投票法改正案、今国会で成立へ…衆院を通過

 結局、本会議討論がおこなわれ、採決は今日となった。いろいろ考えるなあ。

国民投票法改正案、今国会で成立へ…衆院を通過(読売新聞)

 憲法改正の手続きを定めた国民投票法改正案は9日の衆院本会議で、与野党7党などの賛成多数で可決され、参院に送付された。
 14日にも参院憲法審査会で審議入りし、6月22日までの今国会中に成立することが確実になった。
 菅官房長官は9日の記者会見で、「憲法改正の環境が整ってきている。各党が憲法改正の議論をしっかり行い、国民世論を盛り上げていくことが大事だ」と歓迎した。
 改正案は、自民、民主、日本維新の会、公明、みんな、結い、生活の7党が衆院に共同提出した。国民投票の投票年齢を当面は「20歳以上」とし、改正法施行から4年後に「18歳以上」に引き下げることが柱だ。公職選挙法の定める選挙権年齢や成人年齢についても、「18歳以上」に引き下げるように、「速やかに必要な法制上の措置を講じる」と法案の付則に明記した。法改正後に7党に新党改革を加えた8党でプロジェクトチームを設置し、2年以内の実現を目指す。
 憲法改正に反対の共産、社民両党は改正案に反対した。

 うん、案外、ものすごい脆弱性を感じる。そもそも改憲は、自民党政権の年来の念願である。これにはいろいろな側面があって、90年代以降のアメリカの戦略のもとでの日米同盟の再定義のなかでの軍事一体化による念願という面。対米追随の政治の帰結だという面がある。これそのものが、日本の安全などとは無関係な文脈の中で、世界とアジアでの覇権、とりわけ近年では、中国の抑え込み(もちろんアメリカはいまは中国との良好な関係のもとでのという面が強いわけだけど)という文脈のものだけに、かならず改憲が前にでると国民とのあいだにさまざまな矛盾が見えてくるのだ。だからこそ、こうした議論では自民党はもたもたするし、与党内部での矛盾が拡大する。
 と同時に、これはもともとの自民党の改憲が、戦前と切れない歴史性をもっていたりする関係があり、しかも安倍さんがそういう側面を強くもっている政治家だけにおこる、独自の問題も生じる。極端な反動性というか、好戦性というか、軍事傾斜で力による対抗を前に出し、しかも復古的な議論をする。中国との経済利権での対抗意識も強く前に出す。そこでの改憲は、そのものが国民とのわかちがたい矛盾を露呈するし、しかも従来の保守改憲路線とも衝突するという側面も深くもつ。このあたりで、いまの安倍さんの改憲路線は、強気でいけいけなようにも見えるけれども深い矛盾をもっている。そもそも解釈改憲も、それはそれだけではすまない本質的な矛盾と限界をもつから、明文の改憲も同時にすすめようとするわけだから。そういう、彼らのもつ本質的な矛盾もよく見ておく必要があるのではと思った次第。

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