私大生:経済効果は?仕送り過去最低、生活費1日937円
ボクの子どもの時代からもっと事態は深刻になる。たいへんな時代だ。
私大生:経済効果は?仕送り過去最低、生活費1日937円(毎日新聞)首都圏の私立大・短大に昨春入学した自宅外通学生の生活費は1日937円−−。東京地区私立大学教職員組合連合(東京私大教連)が4日、こんな調査結果を発表した。仕送り額は13年連続で減少し過去最低を更新。「アベノミクス」の経済効果が、1人暮らしの大学生を抱える家庭にまでは浸透していない実態が浮き彫りになった。
調査は早稲田大、明治大など首都圏の15私立大・短大の新入生の保護者を対象に昨年5〜7月に実施。5048人から回答を得た。このうち自宅外通学は約4割。仕送り額は月平均8万9000円で、1986年度の調査開始以来過去最低だった前年度より500円下がった。仕送り額から家賃を引いた生活費は1日平均937円。2年連続で1000円を切り、過去最高だった90年度(2460円)の半分以下だ。
同教連によると、不足分を補うためのアルバイトで疲れ切った学生も珍しくなく、生活費を節約するため安価な学生食堂さえ利用せず、昼食に弁当持参の学生も目立つという。
文部科学省は奨学金事業の改善を図るとして、今年度予算で、無利子奨学金の貸与人員を前年度より2万6000人増やし45万2000人(1人当たり平均年間68万円)とするなど対策を講じている。同教連は、返済の必要がない給付型奨学金の創設や希望者全員への無利子奨学金貸与を求めている。
毎年、紹介しているけど、これが調査結果の概要。
●「受験から入学までの費用」は211万円(自宅外通学者)
●自宅外通学者の「入学の年にかかる費用」は「税込収入」の32.6%を占める
●月平均の仕送り額は8万9000円で過去最低額を今年も更新 家賃を除いた1日あたりの生活費はわずか937円
●新入生の6割以上が奨学金を希望する 希望者のうち、実際の申請者は65%で過去最高
●17%の家庭が入学費用を「借入れ」(平均借入額169万円) 9割以上の家庭が入学費用の負担を「重い」と感じている
高学費、親の経済状況の悪化、そして、奨学金、しかし、それはローン…。
なんとかしないと!
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