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2014/04/09

下村文科相「村山談話は閣議決定」 国会答弁を訂正

 下村さんもあいかわらず、人騒がせである。

下村文科相「村山談話は閣議決定」 国会答弁を訂正(朝日新聞)

 下村博文文部科学相は8日の記者会見で、「村山談話、河野談話自体は閣議決定されていない」と述べた3月26日の自らの国会答弁について、「事実誤認だった。村山首相談話は閣議決定の上で発表された」と述べて訂正した。
 アジア諸国に対する「植民地支配と侵略」への反省とおわびを表明した村山談話は1995年8月15日、村山内閣が閣議決定した。
 一方、慰安婦問題をめぐる河野談話については、閣議決定はされていないが、93年8月4日に宮沢内閣の河野洋平官房長官が記者会見で発表。河野談話の作成に関わった石原信雄・元官房副長官は今月2日の国会で「閣議決定したものではないが、内閣全体の気持ちを代弁したものだ」と述べている。
 下村氏は3月の答弁で、1月改定の教科書検定基準で小中高校の社会科(地理歴史科)教科書について「閣議決定その他の方法で示された政府の統一的な見解がある場合、それに基づく記述」をするよう定めたことを踏まえ、両談話について「閣議決定されたものではない」「検定基準における『政府の統一的な見解』にはあたらない」と答弁していた。

 本日の衆院文部科学委員会で答弁訂正と陳謝の発言をしている。
 「当委員会における2月21日の菊田真紀子委員のご質問、および3月26日の宮本岳志委員のご質問に対する答弁において、教科書検定基準において規定する、内閣決定その他の方法により示された政府の統一的見解に関し、村山内閣総理大臣談話は閣議決定されていない旨の発言をしましたが、同談話は平成7年8月15日に、閣議決定の上、発表されたものでした。ここに、先の発言を訂正し、お詫び申し上げます。」
 「河野官房長官談話」についても、「慰安婦問題についての政府の基本的立場は歴代内閣と同じ。安倍内閣として河野談話を継承している旨を明らかにしている。質問主意書の答弁書においてもそのように答えている。この答弁書は教科書検定基準に該当する。」との答弁まではせざるを得なくなっている。そう河野談話は形式的にも、閣議で追認されている。

 しかし、本音としてはこの人、どこまで反省しているのか。

 昨日、「教育ニ関スル勅語」(教育勅語)の原本が発見されたことについて、「(教育勅語には)至極まっとうなことが書かれており、当時、英語などに翻訳されて他国が参考にした事例もある。ただしその後、軍国主義教育の推進の象徴のように使われたことが問題だ」と述べているわけで。天皇のために死ねという勅語。どこがまっとうなのか?しっかり、追いつめなければなりませんねえ。

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